塾の広告は募集時期のチラシだけでは埋まらない|5つの選択肢の費用相場と依頼先4分岐|HolyTech
塾の広告を、チラシ/塾の比較・ポータルサイト/リスティング広告/SNS広告/SNS運用(ショート動画)の5つで比較。費用の形・効く時期・届く相手・導線と、依頼先4分岐、合格実績表示と子どもの写り込みの注意、依頼前に聞く質問5つを整理。運用を任せる選択肢はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)で確認できます。
結論から言います。塾の広告は「募集時期にチラシを撒く」だけでは席が埋まりません。入塾を決めるのは保護者で、比べられるのは「授業の様子」と「先生の人柄」だからです。普段から授業風景と講師の解説を短尺動画で積み、新学期・夏期講習・冬期講習の募集時期の広告は、その受け皿へ流す。この順番で5つの選択肢と依頼先を選びます。
生徒の取り合いは強まっています。経済産業省「特定サービス産業動態統計」(調査対象企業ベース)では、2024年の学習塾の売上高は5,933億円で前年比2.1%増、一方で受講生数(月ごとの延べ)は1,441万人から1,415万人へ1.8%減りました。売上高を延べ受講生数で割ると、1人1か月あたり約4.2万円(前年約4.0万円)です(記事で算出)。生徒は減り、保護者は1校ずつ慎重に比べます。
本記事は塾名・広告会社名のランキングを作らず、SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、1〜数教室の個人塾・中小の学習塾向けに整理します。
本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。
塾の広告5つの選択肢|費用の形×効く時期×届く相手×導線の比較表
| 選択肢 | 費用の形(公開相場・幅) | 効く時期 | 届く相手 | 問い合わせまでの導線 | 向く塾 |
|---|---|---|---|---|---|
| 新聞折込・ポスティングのチラシ | ポスティング1枚6〜7円前後(配布+印刷・デザイン込みで10〜11円)、新聞折込はA4・B4で1枚3.3〜5.6円 | 春・夏・冬の講習前の告知 | 教室周辺の保護者 | チラシ→電話・QRコード→体験授業 | 教室から徒歩・自転車圏の世帯に配れる塾 |
| 塾の比較・ポータルサイト | 問い合わせ・応募1件ごとの課金、入塾1名ごとの成果報酬(3万〜5万円台の例)、年額の定額型。非公開の媒体も多い | 年中。保護者が比較を始めた時 | 保護者 | サイト内の比較→問い合わせ・体験予約 | 口コミと掲載情報を更新し続けられる塾 |
| リスティング(検索)広告 | 問い合わせ1件5,000円〜4万円(出典で幅)。外注時は運用手数料が別途 | 検索が増える1〜3月・7月・12月前後 | 「地域名+塾」で探している保護者 | 検索→LP・公式サイト→問い合わせ | 地域名で検索される数があり、LPを用意できる塾 |
| SNS広告(Meta・LINEヤフー) | Instagram・Facebook広告で問い合わせ1件1万〜2.5万円の公開例 | 講習の募集期間 | 地域・年齢で絞った保護者、高校生本人 | 広告→LP・公式LINE→体験予約 | 講習の締切があり、LP・LINEの受け皿がある塾 |
| SNS運用(ショート動画・保護者向け発信) | 外注は月額や本数単価(弊社はショート動画1本7,500円(税込)×月10本以上・初期費用0円) | 半年〜1年かけて積み上がる。募集時期の比較材料になる | 保護者と生徒本人 | 動画→プロフィール→公式LINE→体験授業 | 授業や講師を見せられる塾、教室長が話せる塾 |
数字は出典で揺れます。リスティング広告の問い合わせ単価は、2026年3月公開の解説記事が「5,000〜15,000円」、2026年7月更新の解説記事が「2万円前後なら非常にうまくいっている。上限4万円(電話の問い合わせを除く)」としています。問い合わせ・体験申込・入塾のどれで数えるかで、単価は数倍変わります。見積もりは分母をそろえて比べます。課金方式はSNS広告の費用を媒体別に比較とインスタ広告の費用は1日いくら?で整理しました。
LINE広告は、2026年4月1日に「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」へ統合され、旧LINE広告は2026年10月下旬頃に配信を停止すると公式に発表されています。冬期講習の広告をLINEで出す塾は、移行を先に済ませてください(LINE広告の費用、LINE広告代理店の選び方)。
「募集時期にチラシを撒けばよい」は誤り|保護者が比べるのは授業の様子と先生の人柄
→ 各塾とも似た紙面が並ぶ
→ 短尺動画で普段から積む
本記事の訂正ポイントです。「塾の広告は募集時期にチラシを撒けばよい」は誤りです。入塾を決めるのは保護者で、比べられるのは「授業の様子」と「先生の人柄」。募集時期だけ広告を出しても、比較材料が無ければ体験授業に来ません。普段から授業風景・講師の解説を短尺で積み、募集時期の広告はその受け皿に流します。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・髪質改善・縮毛矯正の例:「嘘偽りなしで乾かしただけで綺麗にします✨ 美髪矯正したら人生変わります♪ 🌟予約」(@ryu_hair.care)
https://www.tiktok.com/@ryu_hair.care/video/7584323677416705288
・リンパマッサージの例:「眉間も筋肉ほぐすと結構変わりますよ! でも実は眉間だけのケアは あまり変わりませ」(@inouekonomi)
https://www.tiktok.com/@inouekonomi/video/7617786260152651015

募集時期の山は統計にも出ています。2024年の学習塾の売上高を四半期で見ると、夏期講習を含む7〜9月が1,646億円で最大、4〜6月が1,292億円で最小でした(約1.27倍)。山の前に各塾が一斉に広告を出し、保護者の手元には「合格実績」「個別指導」「料金」を書いた似た紙面が並びます。違いが出る教室の空気と先生の話し方は、紙1枚では伝わりません。費用の目安はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)でも公開しています。
実例:保護者に「安心材料」を見せて平均再生が約6倍になった上場保育事業者 広報部4名で内製していた上場保育事業者では、保育士の目線で1日を見せる動画に切り替え、平均再生回数が約5,000回から約30,000回(約6倍)に、冒頭3秒継続率は49%になりました。保護者への引き継ぎの丁寧さなど、保護者が知りたい「中の様子」を映したことが効きました。子どもを預ける保護者の見方は塾選びにも当てはまります(業種・商圏で差があります)。
実例:ライト層に「体験」を見せて最大44万回再生した古武術の道場 敷居の高い習い事だった古武術の道場では、師範の実演を見せる動画に絞り、YouTubeショートは初月で最大44万回再生。ショート動画→ピン留め動画→体験申込の導線を3媒体で統一しました。習い事は「体験に来る前に体験させる」と申込の壁が下がる。塾なら、講師の1問解説や授業の冒頭5分がこれに当たります。
弊社がAIの投稿作成ツールを導入した学習塾でも、単元の解説をXの長文で投稿し、1万インプレッションを超えました。合格実績ではなく「この先生の説明は分かりやすい」を先に見せるのが、比較される業種の基本です。弊社のショート動画170本の実測でも、誰が話すかで再生数に2〜5倍の差が出ました(台本は「誰が話すか」で決まる)。
塾の広告の依頼先4分岐|塾専門の代理店・総合代理店・運用代行・自社運用
・教室長が授業と面談で手一杯で、広告の数字を確認する時間が無い
・授業風景や講師の解説を撮れる環境はあるが、企画と編集の手が無い
・教室長が自分で発信を続けられ、問い合わせ数も数えられている
・生徒・保護者の撮影同意を取る運用を誰も担えない(同意のない映像は出さない)
| 依頼先 | 主に任せられること | 費用の考え方 | 向いている塾 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 塾専門の広告代理店 | チラシ・ポータル掲載・講習期の広告。募集時期と保護者の言葉に慣れている | 制作費+配布費、広告費+手数料 | 募集時期の広告を毎年まとめて任せたい塾 | 合格実績・料金比較の表示ルールを塾側でも確認する |
| 総合広告代理店 | 新聞・交通・Web広告を横断した大型出稿 | 出稿額が大きいほど成り立つ料金体系 | 複数エリアに教室を持つ中規模以上の塾 | 1〜数教室の予算では優先度が下がりやすい |
| 運用代行(Web広告・SNS) | リスティング・SNS広告の運用、ショート動画の企画〜投稿 | 広告運用は広告費の一定割合(弊社は20%)、SNS運用は月額か本数単価 | 授業の様子を動画で見せたい塾、LPとLINEの受け皿を作りたい塾 | 体験申込・入塾まで数えるか確認する |
| 自社運用 | 教室長・講師が自分で投稿、検索広告を少額で出す | 広告費+社内の作業時間 | 教室長が週に数時間を確保できる塾 | 講習期に手が止まり、比較材料が育たない |
広告運用の手数料の考え方はSNS広告代行の手数料相場は広告費の20%で、インハウスとの分岐点も含めて整理しています。
広告を外注すべき塾
- 新教室を開く、講習で定員を一気に埋めたいなど、期限のある募集がある
- 教室長が授業と面談で手一杯で、広告の数字を確認する時間が無い
- 授業風景や講師の解説を撮れる環境はあるが、企画と編集の手が無い
外注しなくてよい塾
- 紹介と口コミで定員が埋まり、待ちの生徒がいる
- 教室長が自分で発信を続けられ、問い合わせ数も数えられている(まずはインスタ集客のやり方7ステップで十分です)
- 生徒・保護者の撮影同意を取る運用を誰も担えない。同意のない映像は出すべきではありません
合格実績・料金比較・子どもの写り込み|塾の広告で守る表示ルール
問題になりやすいのは「数字の見せ方」と「子どもが映る場面」です。消費者庁の公表事例をもとに一般論で整理します(個別の判断は専門家へ)。
| 論点 | 公的なルール・公表事例 | 広告・動画での段取り |
|---|---|---|
| 合格実績 | 実際より著しく優良と示す表示は景品表示法の優良誤認(第5条第1号)。消費者庁は、大学合格実績を実際より多く表示した大学入試講座(2011年)や、合格率を任意に設定した受験対策の役務(2012年)を違反事例として公表している | 数えた範囲(在籍生のみか、講習・模試だけの受講生を含むか、何年度か)を明記 |
| 他塾との料金比較 | 条件の違う他塾の月謝と比べて「安い」と示した個別指導塾の比較表に、2023年3月2日に措置命令(第5条第2号の有利誤認) | 比べるなら同じ条件(学年・回数・時間)で。1時間あたりの料金は実際の計算どおりに書く |
| 「No.1」「満足度◯%」 | 合理的な根拠が無い表示は優良誤認になり得る | 調査の主体・時期・対象を確認できない表示は使わない |
| 子ども(未成年)の写り込み | 顔や名札、制服、答案の氏名は個人の特定につながる | 撮影前に保護者の同意を書面で取り、使う媒体・期間・広告利用の有無を伝える。顔なし・手元のみで撮る選択肢を用意する |
| 合格体験談・保護者の声 | 対価を渡して投稿を依頼すると広告になる。2023年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法の規制対象 | 謝礼や割引を渡す場合は広告であることを明示する。個人の結果には「個人の成果です」と添える |
弊社の撮影現場でも、未成年の出演は撮影前に保護者の許可を確認してから進めます。教室の撮影は、生徒がいない時間帯か講師だけが映る画角で始めると同意の負担が小さくなります。
塾の広告の依頼先に聞く質問5つ
1. 「問い合わせ・体験申込・入塾のどこまで数えて報告しますか」 良い答えは媒体ごとの体験申込数と入塾数まで追う。表示回数とクリック数だけの報告は要注意です。 2. 「新学期・夏期講習・冬期講習の何か月前から、何を始めますか」 講習の2〜3か月前から比較材料(授業・講師の動画、LP)を作り、直前に広告を強める段取りがあるか。直前に広告費だけ上げる提案は受け皿が空のままです。 3. 「保護者と生徒本人、どちらに向けた表現を分けていますか」 小中学生は保護者、高校生は本人が先に探すこともあります。 4. 「合格実績・料金比較の表示を、どう確認しますか」 数えた範囲の書き方と、比較の条件をそろえる手順を答えられるか。 5. 「生徒が映る撮影の同意書と、削除依頼の手順はありますか」 同意書の雛形と、卒塾・退塾後に非公開にする手順があるか。
契約前の確認はSNS運用代行の契約書の確認10項目も参考にしてください。
まとめ:塾の広告は「比較材料を積んでから、募集時期に流す」
- 選択肢は5つ。費用の形も、単価の数え方(問い合わせ・体験・入塾)も違う
- 入塾を決めるのは保護者。比べられるのは授業の様子と先生の人柄で、募集時期の広告だけでは比較材料が足りない
- 依頼先は4分岐。期限のある募集は外注、発信を続けられる塾は自社運用
- 合格実績の数えた範囲、料金比較の条件、子どもの写り込みと保護者同意、ステマの4点を広告前に確認する
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弊社のショート動画運用代行は、企画・台本・撮影ディレクション・編集・投稿・分析を動画1本あたり7,500円(税込)で一気通貫にし、初期費用0円キャンペーンを実施中です。契約は月10本以上・4ヶ月以上、発注側の作業は「撮影素材の提供・確認・承認」の3点のみ。撮影は教室のスマホで、台本と撮影チェックリスト(保護者同意の確認を含む)は弊社が用意します。講習期の広告運用を併せる場合、運用手数料は広告費の20%です。質問5つへの答えは、営業資料ではなくショート動画1本の無料お試しで確かめてください(成果は業種・商圏で差があります)。ご相談は公式LINEまたはオンライン相談の予約から承ります。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 個人塾の広告費は、月いくらから始めればよいですか? 一律の正解はありません。チラシは1枚数円から、リスティング広告は問い合わせ1件5,000円〜4万円と幅があります。少額で1か月出し、体験申込1件あたりの費用を自塾で測ってから増やしてください。
Q2. チラシはもう効かないのですか? 教室の近くに講習を告知するには今も有効です。ただし、チラシを見た保護者は塾名を検索し、SNSや口コミで授業の様子を確かめます。そこに比較材料が無いと体験授業に来ません。
Q3. 合格実績は広告に載せてよいですか? 載せてかまいませんが、数えた範囲(在籍生のみか、何年度か等)を明記してください。消費者庁は、合格者数を実際より多く表示した事例を景品表示法違反として公表しています。
Q4. 生徒を動画に出すとき、何に気をつければよいですか? 撮影前に保護者から書面で同意を取り、使う媒体・期間・広告利用の有無・削除依頼の窓口を伝えます。顔なしや講師だけの画角で撮る選択肢も用意してください。個別の判断は専門家に確認してください。
Q5. SNS運用は、どのくらいで入塾につながりますか? 期間は塾と商圏で差があります。比較材料が効くのは募集時期なので、講習の2〜3か月前から動画を積み始めるのが目安です。再生数ではなく、プロフィール遷移・LINE登録・体験申込で判断してください。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




