純広告は「古い広告」ではない|運用型との違い・費用の幅と測って買う手順|HolyTech
純広告は媒体の枠を期間や表示回数で買う広告です。運用型広告との違いを費用の決まり方・途中変更・効果測定の3軸で比較し、バナー・記事広告・メールマガジン広告の公開料金の幅、失敗しない測り方、ステマ規制の表示ルールを2026年10月時点の公式情報で整理します。弊社の料金体系はショート動画運用代行の詳細(初期費用0円・1本無料お試し)にまとめています。
結論から言います。純広告は「古い広告」ではありません。失敗するのは、期間で買ったあと1件あたりいくらで顧客が取れたかを測らないからです。純広告は媒体の枠を「期間」や「表示回数」で買う広告で、読者がはっきり決まっている媒体で、決まった期間に確実に露出したいときには今も有効です。逆に「とりあえず1か月載せてみる」買い方をすると、結果に合わせて直せないぶん、運用型広告より損をしやすくなります。
Webメディアや業界誌、ポータルサイトから「掲載枠」の提案を受けても、運用型広告と比べる物差しがないまま判断している中小企業は少なくありません。
SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、運用型との違い、費用の幅、測り方、記事広告の「広告」表示までを、発注を検討している経営者・マーケ担当の方向けに整理します。
本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。
純広告と運用型広告の違い|「枠を買う」か「結果に合わせて変える」か
電通「2025年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」(2026年3月発表)は、取引手法を次のように定義しています。
- 予約型広告:純広告やタイアップ広告として、代理店・メディアレップ経由、もしくは直接広告主に販売されたもの、および固定価格で取引されるもの
- 運用型広告:検索連動型広告、およびプラットフォームやアドネットワークを通じて入札方式で取引されるもの
- 成果報酬型広告:広告を見た人があらかじめ決めた行動をしたときに報酬が支払われるもの
つまり純広告は「予約型」に入り、値段が先に決まっていて、枠を押さえる広告です。違いを4つの軸で並べます。
| 比較軸 | 純広告(予約型) | 運用型広告 |
|---|---|---|
| 費用の決まり方 | 期間保証・インプレッション(表示回数)保証・PV保証・掲載保証など。契約時に総額が決まる | クリック課金・表示課金など。入札で単価が動き、日予算で上限を決める |
| 途中で変えられるか | 原則として期間中の出稿量・ターゲットは変えにくい。原稿の差し替えは媒体ごとの規定による | 配信先・予算・クリエイティブを日単位で変更できる |
| 効果測定 | 媒体から表示回数・クリック数・PVの報告。問い合わせ・来店は自社で計測する必要がある | 管理画面でクリック・コンバージョンまで確認できる |
| 向く目的 | 読者が決まった媒体での認知、新商品の発売日・イベント日など「その日に確実に出したい」露出 | 問い合わせ・予約・購入など、1件あたりの費用を下げ続けたい獲得 |
市場の規模で見ると、2025年のインターネット広告媒体費3兆3,093億円のうち、運用型は2兆9,352億円(構成比88.7%)、予約型は3,042億円でした(同調査)。予約型は1割弱ですが前年比109.1%で伸びており、なくなる広告ではありません。インターネット広告費全体は4兆459億円で、総広告費8兆623億円に占める比率は50.2%と初めて過半数に達しています(電通「2025年 日本の広告費」)。費用の目安はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)でも公開しています。
「インプレッション保証」と「インプレッション課金」は別物です。前者は表示回数を先に約束する純広告の方式、後者は表示回数に応じて払う運用型の方式です。また期間保証型の媒体資料に載っている「想定表示回数」は目安で、表示回数そのものを約束するものではありません。見積もりはどの方式の数字かを確認してください。
純広告の費用|バナー・記事広告・メールマガジン広告の公開料金の幅
純広告の料金は媒体ごとの「媒体資料(メディアガイド)」に載っています。公開されている料金表や解説記事から読み取れる幅は次のとおりです(媒体名は記載しません。媒体規模・期間で大きく変わります)。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・snsマーケティングの例:「引用元:karocrafts 今回は女性は絵画や洋服を自分でデザインし販売してい」(@hiroto_marketinglab)
https://www.tiktok.com/@hiroto_marketinglab/video/7484408032634342676
・プロと素人の比較の例:「プロと素人の比較動画を提示、その違いを視聴者に見せて権威付けしつつ、 何が違うの」(@takamatsu_cookingteacher)
https://www.tiktok.com/@takamatsu_cookingteacher/video/7467128173650644231

| 種類 | 主な課金方式 | 公開されている料金の幅 | 向く目的 | 測り方の要点 |
|---|---|---|---|---|
| Webメディアのバナー広告 | 期間保証・インプレッション保証 | 期間保証型で1週間あたり数十万〜数百万円とする解説がある | 特定の読者層への認知 | 専用のURLパラメータを付け、流入後の問い合わせまで追う |
| 記事広告(タイアップ広告) | PV保証・期間掲載(制作費込みが多い) | 業界専門メディアの数万円台から、大手ニュース・経済系メディアのPV保証型で数百万〜1,000万円超まで | 比較検討中の読者に商品の理由を説明する | 保証PVだけでなく、記事からの遷移数・問い合わせ数を報告してもらう |
| メールマガジン広告 | 配信課金・クリック課金 | 配信課金で1通5〜100円、クリック課金で1クリック300〜800円とする解説がある | 会員・購読者が明確な層への告知 | 配信日ごとに専用URLを分け、開封後の行動を比べる |
| 業界ポータル・予約ポータルの掲載 | 月額の掲載課金(プラン制) | 媒体・プラン・地域で異なる(下の自社商談の例を参照) | 比較サイトで探している人への露出 | 月額÷新規客数で「1人あたりの掲載費」を出す |
記事広告は制作費と掲載費がセットの料金表が多く見られます。事例を読むときの注意点はタイアップ広告の事例は「誰と組んだか」で読まないで整理しています。
運用型広告は、検索連動型で1クリック1円〜数百円とする解説があり、少額から始められます。仕組みはリスティング広告とは?仕組み・費用相場と自社に向くかの判断軸にまとめています。
純広告が失敗するのは「期間で買って測らない」から|1件単価で比べる手順
本記事の訂正ポイントです。「純広告は効果が測れないから運用型に劣る」は誤りです。 測れないのではなく、買う前に測る物差しを決めていないだけです。純広告の料金を「1件あたりの費用」に換算すれば、運用型広告と同じ土俵で比べられます。
弊社の商談で出た実例を2つ紹介します(店舗名は記載しません)。
- ある美容整体サロン:予約ポータルの掲載プランに月44,000円。ポータル経由の新規客は月2〜5人で、経営者自身が「44,000円で2人なら、1人あたり2万円程度に収まれば良い」と、掲載費を1人あたりの単価に置き換えて判断していました。2人なら1人22,000円、5人なら8,800円と、同じ掲載費でも月によって単価が2.5倍動きます。さらにクーポン利用客は継続しにくく、2回で終わる客が多いという課題がありました
- あるリラクゼーションサロン(多店舗):ネット予約の約8割が予約ポータル経由で、掲載費は店舗ごとに月6万〜8万円程度。2回目来店につながる割合は30%ほどとのことで、「コストが高いので最終的にはやめたい」と話していました
どちらも期間で枠を買う出稿で、差は1人あたりの単価を把握しているかどうかでした。買う前に、次の手順で物差しを決めてください。
1. 上限の1件単価を決める:1件の問い合わせ・新規客から見込める粗利から、払ってよい上限額を出す(例:上の美容整体サロンは1人2万円) 2. 媒体資料で「保証されている数字」を確認する:期間・表示回数・PVのどれが保証で、どれが想定値かを分けて書き出す 3. 専用の計測導線を用意する:媒体ごとに別のURL(パラメータ付き)、専用クーポンコード、専用の電話番号やLINE友だち追加の経路などを分ける 4. 掲載終了後に割り算する:掲載料(制作費込み)÷問い合わせ・新規客数で1件単価を出し、運用型広告の獲得単価と並べる 5. 2回目以降まで追う:初回の単価が安くても、継続しない客ばかりなら実質の単価は上がる。初回から2回目への移行率まで記録する
成果の数値は業種・商圏・媒体で差があります。同じ物差しで2〜3回比べてから継続か撤退かを決めてください。運用型広告で目的ごとに測る指標を分ける考え方は、建設業の運用型広告は「受注」から始めないでも扱っています。
記事広告はステマ規制の対象|「広告」「PR」表示で確認する4点
| 確認点 | 校了前に確認すること | 運用基準で不明瞭とされる例 |
|---|---|---|
| 1. 表示位置 | 記事の冒頭(タイトル周辺)に「広告」「PR」などの表示があるか | 視認しにくい末尾にだけ表示する |
| 2. 見やすさ | 本文と同等以上の大きさ・色で、スマホでも見えるか | 周囲より小さい文字や薄い色で表示する/大量のハッシュタグなどに紛れ込ませる/動画で認識できないほど短い時間だけ表示する |
| 3. 書き方 | 「編集部の独自取材」など、第三者の記事と誤認させる書き方をしていないか | 冒頭に「広告」と書きながら、文中で「第三者としての感想」と分かりにくくする |
| 4. 転載時 | 広告主のSNSやLPに転載するときも、同じ表示が残っているか | 転載先でも1〜3と同じ基準で確認する |
2023年10月1日から、ステルスマーケティング(広告であるのに広告と分からない表示)は景品表示法の不当表示として規制されています。消費者庁は、SNSやレビューだけでなく、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌の表示も対象になると説明しています。規制の対象は広告主(商品・サービスを供給する事業者)で、記事広告を出す側の責任になります。
消費者庁の運用基準では、事業者の表示であることが明瞭と認められる例として、「広告」「宣伝」「プロモーション」「PR」といった文言による表示や、「A社から商品の提供を受けて投稿している」といった文章による表示が挙げられています。一方、文言を使っていても表示内容全体から明瞭と認められない場合もあるとされ、不明瞭な例として次のようなものが示されています。
- 冒頭に「広告」と書きながら、文中で「第三者としての感想」と分かりにくくする
- 視認しにくい末尾にだけ表示する、周囲より小さい文字や薄い色で表示する
- 大量のハッシュタグなど他の情報に紛れ込ませる
- 動画で、認識できないほど短い時間だけ表示する
記事広告を発注するときは、校了前に次の4点を確認してください。
1. 記事の冒頭(タイトル周辺)に「広告」「PR」などの表示があるか 2. その表示が本文と同等以上の大きさ・色で、スマホでも見えるか 3. 本文中で「編集部の独自取材」など、第三者の記事と誤認させる書き方をしていないか 4. 記事を広告主のSNSやLPに転載するときも、同じ表示が残っているか
個別の表示が規制に該当するおそれがあるかどうかは、消費者庁の公式資料(運用基準)で確認するか、専門家に相談してください。
純広告が向く会社・向かない会社と、運用型広告との併用
- 読者が自社の顧客層とほぼ重なる媒体(業界誌・業界ポータル)がある
- 展示会・発売日・キャンペーン開始日など、確実に露出したい日が決まっている
- 1件単価の上限が決まっていて、掲載後に割り算できる計測導線を用意できる
- 1件単価の上限が決まっていない、または計測導線を用意できない
- 月の広告費が少なく、1回の掲載で予算の大半が消える
- 原稿や訴求をテストしながら当たりを探したい段階(運用型のほうが少額で検証できる)
純広告が向く会社
- 業界誌・業界ポータルなど、読者が自社の顧客層とほぼ重なる媒体がある
- 展示会・新商品の発売日・キャンペーン開始日など、その期間に確実に露出したい日が決まっている
- 1件単価の上限が決まっていて、掲載後に割り算できる計測導線を用意できる
純広告が向かない会社
- 1件単価の上限が決まっていない、または計測導線を用意できない
- 月の広告費が少なく、1回の掲載で予算の大半が消える
- 原稿や訴求をテストしながら当たりを探したい段階にある(運用型広告のほうが少額で検証できる)
併用するなら「純広告で認知→運用型で再接触」
純広告で自社を知ってもらい、サイトを訪れた人に運用型広告(リターゲティング)で再接触すると、両方の長所を使えます。純広告の流入に専用URLを付ければ、どの媒体から来た人が問い合わせたかまで追えます。運用型広告を代理店に任せる場合は、手数料率とアカウントの名義を最初に確認してください。弊社の広告運用手数料は広告費の20%です。代理店の選び方はインターネット広告代理店は「大手ほど成果が出る」は誤りで比較しています。
媒体から純広告の提案を受けたら、次の5つを聞いてください。
1. 料金のうち、保証されている数字(期間・表示回数・PV)はどれですか。想定値はどれですか 2. 読者・会員の属性(業種・役職・地域・年齢)の内訳を見せてもらえますか 3. 掲載後の報告に、表示回数・クリック数のほか、記事からの遷移数は含まれますか 4. 期間中に原稿やバナーを差し替えられますか。回数と追加費用はいくらですか 5. 記事広告の場合、「広告」「PR」の表示位置と大きさはどうなりますか
まとめ:純広告は「測って買えば」今も使える
- 純広告は媒体の枠を期間・表示回数・PVで買う予約型の広告。運用型広告は入札で結果に合わせて変える広告
- 2025年のインターネット広告媒体費のうち運用型は88.7%。予約型は1割弱だが前年比109.1%で伸びている
- 公開料金はバナーで1週間数十万〜数百万円、記事広告で数万円台〜1,000万円超と幅が大きい
- 失敗の原因は「期間で買って測らない」こと。掲載料÷新規客数で1件単価を出せば運用型と比べられる
- 記事広告はステマ規制の対象。「広告」「PR」を冒頭に、見える大きさで表示する
純広告の1件単価と比べるなら、ショート動画1本の無料お試しから
純広告で認知を取ったあとに「この会社に頼みたい」と決めてもらう材料として、ショート動画は掲載期間が終わっても自社の資産として残ります。弊社のショート動画運用代行は、企画・台本・撮影ディレクション・編集・投稿・分析を動画1本あたり7,500円(税込)で一気通貫にお任せいただけます(月10本以上・4ヶ月以上)。初期費用0円キャンペーンを実施中で、ショート動画1本の無料お試しも可能です。発注側の作業は「撮影時のご協力・納品物の確認・月1回のMTG参加」の3点のみ。広告運用もあわせてご依頼いただく場合、運用手数料は広告費の20%です。どの動画・広告から何件の問い合わせにつながったかを毎月報告します(成果は業種・商圏で差があります)。ご相談は公式LINEまたは無料相談の予約から承ります。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 純広告とディスプレイ広告は何が違いますか? ディスプレイ広告はWebサイトやアプリの広告枠に出る画像・動画広告の総称で、取引の仕方によって純広告(予約型・固定価格)と運用型(入札)に分かれます。同じバナーでも、枠を期間で買えば純広告、入札で配信すれば運用型です。
Q2. 純広告は少額から出せますか? 媒体によります。業界専門メディアでは数万円台の料金表もありますが、大手メディアは数十万円以上が中心です。予算が少ないうちは、運用型広告で訴求を検証してから純広告を検討するほうが損をしにくくなります。
Q3. 記事広告に「PR」と書けばステマ規制は問題ありませんか? 消費者庁の運用基準では「広告」「PR」等の文言は明瞭な表示の例とされていますが、文言を使っていても表示内容全体から明瞭と認められない場合もあるとされています。冒頭に見える大きさで表示し、本文で第三者の記事と誤認させないことまで確認してください。
Q4. 純広告の効果はどう測ればよいですか? 媒体の報告(表示回数・クリック数・PV)だけでは足りません。媒体ごとに専用URLやクーポンコードを分け、掲載料(制作費込み)を問い合わせ・新規客数で割った1件単価を、運用型広告の獲得単価と並べて比べてください。
Q5. 予約ポータルの掲載料も純広告と考えてよいですか? 費用が先に決まり結果で変わらない点で、純広告と同じ考え方で管理できます。月額÷新規客数の1人あたり掲載費と、2回目来店への移行率を毎月記録してください。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




