TikTok広告の費用は最低予算で決めない|種類・課金・始め方と試す本数で逆算する予算|HolyTech
目次
- TikTok広告の費用の仕組み|課金方式・最低予算・推奨予算(2026年10月時点)
- TikTok広告の種類|運用型・Spark Ads・予約型を費用感×目的×素材で比べる
- 予算の前に「試す本数」を決める|170本実測で見る訂正ポイント
- TikTok広告の始め方|アカウント開設からピクセル設定・審査・配信まで7手順
- 審査で止まりやすい理由(公式の「広告審査に関するよくある質問」より)
- 自社運用か代行か|手数料は広告費の20%で判断する
- 自社で運用できる会社
- 代行を使ったほうが早い会社
- まとめ:TikTok広告は「試す本数」から予算を決める
- 広告で試す動画の本数をそろえるなら、ショート動画1本の無料お試しから
- よくある質問(FAQ)
TikTok広告の費用は「1日いくらから出せるか」ではなく「何本の動画を試せるか」で決まります。最低予算・課金方式・推奨予算、広告の種類別の費用感と素材要件、審査で止まる理由、開設から配信までの7手順を2026年10月時点の公式ヘルプで整理します。弊社の料金体系はショート動画運用代行の詳細(初期費用0円・1本無料お試し)にまとめています。
結論から言います。TikTok広告の費用は「最低いくらから出せるか」で決めると失敗します。公式の最低予算は「配信できる下限」であって「成果を判断できる額」ではありません。先に「どんな違いの動画を何本試すか」を決め、その本数から広告費を逆算してください。同じ商品・同じ予算でも、動画の作り方で反応は数倍変わるからです。
弊社に相談に来た、広告運用を主業務とする代理店でも「Meta広告とTikTok広告を回すうえでショート動画の重要度が高い。ABテストをしたい、本数が多く必要だというときに、制作のリソースが追いつかない」という声がありました。運用の専門家ですら、詰まるのは入札ではなく素材の本数です。
SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、TikTok広告を初めて出す中小企業・店舗・EC・採用担当の方向けに、費用の仕組み、広告の種類、審査、始め方の手順、自社運用か代行かの判断までを整理します。TikTokを広告以外も含めてどう使うかはTikTokのビジネス活用は客層の年齢で決めないで比べているため、本記事は「広告を出すときのお金と手順」に絞ります。
なお、TikTokの国内の月間アクティブユーザー数は、TikTok Japanの公式発表(2025年11月27日)で4,200万(自社調べ・TikTokとTikTok Liteの重複を除く)とされています。
本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。
TikTok広告の費用の仕組み|課金方式・最低予算・推奨予算(2026年10月時点)
| 日予算 | キャンペーン50米ドル以上 広告セット20米ドル以上 |
| 通算予算 | 広告セット「20米ドル×配信日数」以上 (31日なら620米ドル) |
| 購入など深いCV | 現在のCPAの10倍 |
| ページ閲覧など浅いイベント | 現在のCPAの50倍 |
| CPAがない場合 | 100〜200米ドル相当 |
TikTok広告は、広告マネージャーで「キャンペーン」→「広告セット」→「広告」の3階層を作り、予算と入札方法を決めて配信します。公式ヘルプで確認できた費用まわりの仕様は次のとおりです(2026年10月時点。金額は米ドル建ての表記)。
| 項目 | 公式ヘルプの記載 | 読み方の注意 |
|---|---|---|
| 最低予算(日予算) | キャンペーンは50米ドル以上、広告セットは20米ドル以上 | 円建てアカウントは管理画面に表示される下限額を確認する |
| 最低予算(通算予算) | キャンペーンは50米ドル以上、広告セットは「20米ドル×配信日数」以上(31日なら620米ドル) | 日予算と通算予算は配信開始後に切り替えられない |
| 推奨予算の下限 | 購入など深いコンバージョンは現在のCPAの10倍、ページ閲覧など浅いイベントは50倍、CPAがない場合は100〜200米ドル相当 | 「最低予算」とは別物。成果を判断するための目安 |
| 課金方式(入札方法) | CPM(1,000回表示ごと)、oCPM(行動しそうな人に絞った1,000回表示ごと。コンバージョン目的の既定)、CPC(1クリックごと)、CPV(6秒以上の視聴など) | 目的を選ぶと使える方式が決まる |
| 学習期間中の扱い | 学習が終わるまでターゲティング・入札・予算を変えない。終了後の予算変更は50%以内、変更後は最低2日待つ | 毎日いじると学習がやり直しになる |
出典:TikTok広告マネージャー公式ヘルプ「予算について」(2026年7月更新)、「予算のベストプラクティス」(2026年8月更新)、「入札方法」(2025年8月更新)。
ここで押さえるべきは、最低予算と推奨予算の差です。たとえば購入1件の獲得単価(CPA)が3,000円の商品なら、公式の推奨の下限は「CPAの10倍」で3万円です。広告セットの最低予算20米ドルだけを入れて始めると、配信はされても判断に足る件数が集まらず、「TikTok広告は効かない」という誤った結論になります。費用の目安はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)でも公開しています。
TikTok広告の種類|運用型・Spark Ads・予約型を費用感×目的×素材で比べる
中小企業が最初に検討するのは、オークションで配信する運用型です。予約型は営業担当経由の大型枠で、使える広告主も限られます。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・ショート動画分析の例:「バズっている動画やアカウントを引用しながらなぜこの動画がバズっているのか説明する」(@zuborashort)
https://www.tiktok.com/@zuborashort/video/7598123437726518548
・sns分析の例:「「同じような内容でも動画の伸びが違う」というリアルな実数値をもとに解説するので信」(@toysns)

| 種類 | 費用感(2026年10月時点の公式記載) | 向く目的 | 素材の要件 |
|---|---|---|---|
| インフィード広告(運用型) | 広告セット日20米ドル以上から。CPM・oCPM・CPC・CPVで入札 | 来店予約・資料請求・購入・採用応募 | 縦型動画を自社で用意。動画広告は5秒〜10分 |
| Spark Ads(運用型) | 運用型と同じオークション | 反応が良かったオーガニック投稿を広げる。プロフィールへの誘導 | 自社またはクリエイターのTikTok投稿。投稿コードで広告利用を承認 |
| Smart+キャンペーン(運用型) | 運用型と同じオークション | ウェブサイトのコンバージョンなどをAIで自動最適化 | 複数の動画・テキストを入れるほど組み合わせを試せる |
| TopView(予約型) | 公式の公開料金は確認できず。条件を満たす広告主のみで、営業担当への問い合わせが必要 | 新商品・キャンペーンの一斉認知 | アプリ起動時のフルスクリーン音声付き動画。最初の3秒はテイクオーバー表示、その後インフィードに移行 |
Spark Adsは公式ヘルプで「TikTokのオーガニック投稿やその特徴を広告に活用できる」と説明され、1アカウントで最大10,000件まで使えます。TopViewは、2025年10月以降に新規作成される広告セットは日本と韓国ではデフォルトでTikTok Liteにも配信される、と公式ヘルプに記載があります。
Smart+は、弊社のYouTubeで実際の画面を使って解説した際も「動画やテキストを複数入れると、AIがパターンを組み合わせて配信し、クリック率などを計測して成績の良いものを自動で表示する」機能でした。つまり運用型は、入れた素材の数が、AIが試せる選択肢の数そのものです。ここでも費用の前に素材の本数が効きます。
予算の前に「試す本数」を決める|170本実測で見る訂正ポイント
本記事の訂正ポイントです。「TikTok広告は少額から始めて、予算を増やしながら当たりを探せばいい」は半分しか当たっていません。 予算を増やしても、試している動画の「違い」が小さければ当たりは見つかりません。弊社がショート動画170本を実測した結果では、同じテーマでも作り方で次の差が出ました(業種・商圏・商材で数値には差があります)。
| 変えた要素 | 再生数の差(弊社170本実測) | 広告での試し方 |
|---|---|---|
| 話者(誰が話すか) | 2〜5倍 | 代表・スタッフ・お客様役など話者だけを変えた動画を並べる |
| CTA(行動の呼びかけ)の位置 | 後半に置くと6.5倍 | 冒頭で売り込む版と、後半で呼びかける版を比べる |
| コンセプト(何の話か) | 最大480倍(漢方薬局の検証) | 悩み・価格・ビフォーアフターなど切り口ごとに作る |
予算は次の順番で逆算します。
1. 試す変数を2〜3個に絞る(例:話者2パターン×CTA位置2パターン) 2. 本数を決める:変数の組み合わせで4本、予備を足して月6〜10本 3. 広告セットの予算を決める:目標CPAの10倍を下限の目安にする(公式ベストプラクティス)。CPA3,000円なら1広告セット3万円から 4. 期間を決める:学習中は設定を変えず、変更後は最低2日待つ前提で、1テーマ1〜2週間で判断する 5. 勝った動画だけに予算を寄せる:変更幅は前回予算の50%以内
広告費を月10万円に増やしても動画が2本なら、比べられるのは1組だけです。月5万円でも違いのはっきりした動画を6本用意すれば、話者とCTA位置の両方で判断がつきます。先に本数、次に予算の順で決めてください。
TikTok広告の始め方|アカウント開設からピクセル設定・審査・配信まで7手順
画面上の表記は、公式ヘルプで確認できたもの(2026年10月時点)です。
1. アカウントを作る:TikTok広告マネージャーの登録ページでメールアドレスか電話番号を登録し、パスワードを設定、認証コードを受け取って広告主アカウントを作成します。国または地域・業種を入力します。公式ブログではタイムゾーンは後から変更できないと注意されています 2. 支払い方法を選ぶ:所在地で利用できる支払い方法から選択します 3. ピクセルを設置する:「ツール」→「イベントマネージャー」→「データソースを連携」→「ウェブ」を選び、サイトのURLを入力して「パートナー統合」か「手動設定」を選びます。公式はEvents APIとの併用を勧めています 4. Spark Adsを使う場合は投稿コードを用意する:TikTokアプリで対象動画の三点アイコン→広告設定アイコン→「生成」でコードを取得します 5. キャンペーンを作る:「キャンペーン」タブ→「+作成」→広告目的を選択し、キャンペーンと広告セット(予算・スケジュール・入札)を設定します 6. 広告を入稿する:「広告クリエイティブ」セクションで「+動画や画像の追加」→「TikTok投稿」(Spark Ads)か「ライブラリ」を選び、「確認」→「すべて公開」 7. 審査を待つ:通常は24時間以内に完了しますが、時間がかかる広告もあります。広告とアカウントの両方が審査されます
審査で止まりやすい理由(公式の「広告審査に関するよくある質問」より)
- 禁止・制限されている業種や商品・サービスの宣伝
- 誤解を招く主張・虚偽の情報・センセーショナルな内容
- 知的財産権の侵害(BGMや他社のロゴなど)
- 政治的・宗教的・文化的に敏感な内容
- リンク先の不備(リンクが機能しない、言語が広告や配信地域と合わない、プライバシーポリシーがないのに個人情報を求める)
- リード広告で財務情報や医療情報などの機密情報を求める
- 動画の長さが5秒〜10分の範囲外
配信地域や広告クリエイティブを編集すると再審査になります。医療・美容・金融など業種ごとの細かな条件は、公式の「TikTok広告ポリシー」の各業種ページで確認し、迷う表現は出稿前に外してください。
自社運用か代行か|手数料は広告費の20%で判断する
| 判断軸 | 自社で運用できる | 代行を使ったほうが早い |
|---|---|---|
| 動画の本数 | 月6本以上を自社で撮って編集できる | 作る人がおらず月2本以下しか用意できない |
| 運用体制 | 週1回、数字を見て止める・寄せるを判断できる担当者がいる | ピクセル設置や審査落ちの対応に社内で時間を割けない |
| 進め方 | 広告費月数万円で、まず1テーマを試したい | 広告とオーガニック投稿を同じ動画で回したい |
| 費用の目安(公開相場) | 広告費+社内の制作・運用工数 | 手数料は広告費の20%前後(15〜30%) 月額固定なら月5万〜30万円程度 クリエイティブのみ外注は1本3万〜10万円程度 |
自社で運用できる会社
- 動画を月6本以上、自社で撮って編集できる
- 週1回、広告マネージャーで数字を見て止める・寄せるを判断できる担当者がいる
- 広告費が月数万円で、まず1テーマを試したい
代行を使ったほうが早い会社
- 動画を作る人がおらず、月2本以下しか用意できない
- ピクセル設置や審査落ちの対応に社内で時間を割けない
- 広告とオーガニック投稿を同じ動画で回したい
公開されている相場では、TikTok広告の運用代行は手数料が広告費の20%前後(15〜30%の幅)、月額固定なら月5万〜30万円程度、クリエイティブのみを外注すると動画1本3万〜10万円程度、月の広告費20万円以上を最低出稿額とする代理店もあるとされています(2026年9月更新の解説記事)。弊社の運用手数料は広告費の20%です。
依頼前は「月に何本の動画を作り、何を変数にして比べるか」を必ず聞いてください。代行先の選び方と契約前の質問はTikTok広告運用代行は手数料の安さで選ばないに、広告以外の手法との費用比較はTikTokマーケティングは若者向けとは限らないにまとめています。
まとめ:TikTok広告は「試す本数」から予算を決める
- 公式の最低予算はキャンペーン50米ドル・広告セット20米ドル(日予算)。これは配信の下限で、推奨予算の下限は目標CPAの10〜50倍(イベントの種類で異なる)
- 課金方式はCPM・oCPM・CPC・CPVの4つ。コンバージョン目的はoCPMが既定
- 中小企業はインフィード(運用型)とSpark Adsから始める。TopViewは条件を満たす広告主のみの予約型
- 審査は通常24時間以内。リンク先の不備・誤解を招く主張・著作権・動画の長さで止まりやすい
- 弊社170本の実測では話者で2〜5倍、CTA位置で6.5倍の差。予算を増やす前に、違いのはっきりした動画を何本用意するかを決める
広告で試す動画の本数をそろえるなら、ショート動画1本の無料お試しから
TikTok広告の成果は、試せる動画の本数と「違い」の設計で決まります。弊社のショート動画運用代行は、企画・台本・撮影ディレクション・編集・投稿・分析を動画1本あたり7,500円(税込)で一気通貫にお任せいただけます(月10本以上・4ヶ月以上)。初期費用0円キャンペーンを実施中で、ショート動画1本の無料お試しも可能です。発注側の作業は「撮影時のご協力・納品物の確認・月1回のMTG参加」の3点のみ。広告運用もあわせてご依頼の場合、運用手数料は広告費の20%です。話者・CTA位置などの変数を決めてから本数を組み、どの動画が何件の成果につながったかを毎月報告します(成果は業種・商圏で差があります)。ご相談は公式LINEまたは無料相談の予約から承ります。
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よくある質問(FAQ)
Q1. TikTok広告は最低いくらから出せますか? 公式ヘルプでは、日予算の最低額はキャンペーン50米ドル以上・広告セット20米ドル以上です(2026年10月時点・米ドル建て)。円建てアカウントでは管理画面に表示される下限額を確認してください。ただし成果を判断するには、公式のベストプラクティスにある「現在のCPAの10〜50倍」を目安に予算を組むのが現実的です。
Q2. TikTok広告の課金方式はどれを選べばいいですか? 来店予約や購入などの成果を狙うなら、コンバージョン目的の既定であるoCPMから始めるのが基本です。認知目的ならCPM、動画をしっかり見てもらいたいならCPV、サイトへの流入数を重視するならCPCが選択肢になります。
Q3. Spark Adsと通常のインフィード広告の違いは何ですか? Spark AdsはTikTokに投稿済みのオーガニック投稿をそのまま広告に使う形式です。通常のインフィード広告は広告用に入稿した動画を配信します。オーガニックで反応の良かった投稿がある会社は、投稿コードで承認してSpark Adsに使うと、新しく広告用の動画を作る手間を減らせます。
Q4. 審査にはどのくらい時間がかかりますか? 公式ヘルプでは通常24時間以内に完了し、一部の広告はそれ以上かかるとされています。配信地域やクリエイティブを編集すると再審査になるため、出稿直前の差し替えは避けてください。
Q5. TikTok広告は自社運用と代行のどちらがいいですか? 動画を月6本以上自社で用意でき、週1回数字を見て判断できる担当者がいるなら自社運用で始められます。動画の本数が足りない、ピクセル設置や審査対応に時間を割けない場合は代行が早く、公開相場の手数料は広告費の20%前後です。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




