コンテンツマーケティングのメリットは「広告費が下がる」ではない|効く記事の型と費用|HolyTech
コンテンツマーケティングのメリットは広告費の削減ではなく、問い合わせ前の比較に答えを置けることです。メリット5つとデメリット3つ、自社693本の実測で分かった「アクセスは多いのに問い合わせゼロ」の型、内製・記事外注・動画外注の費用相場を整理します。弊社の料金体系はショート動画運用代行の詳細(初期費用0円・1本無料お試し)にまとめています。
結論から言います。コンテンツマーケティングのメリットは「広告費が下がる」ことではありません。買い手が営業に連絡する前に比べている内容へ、先に答えを置けることです。そしてメリットが出るのは記事の本数ではなく、「比較・選定」に答える記事です。弊社コラムの実測では、「〜とは」型の記事は1本あたりのクリックが多いのに問い合わせはゼロでした。
コンテンツマーケティングとは、ブログ記事・コラム・動画・資料などの情報を発信し、見込み客に見つけてもらい、比較・検討の材料にしてもらう集客の方法です。広告と違い、公開した記事や動画は出稿を止めても残ります。
SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、広告やポータルサイトへの依存を減らしたい中小企業・店舗の経営者・マーケティング担当の方向けに、メリットとデメリット、費用、始めるべき会社とやめておくべき会社の分かれ目を、公表データと自社の実測で整理します。依頼先の会社の選び方はコンテンツマーケティング会社は記事本数で選ばないで扱っているため、本記事は「やる価値があるか」の判断に絞ります。
本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。
コンテンツマーケティングのメリットは「比較の答え」を先に置けること
メリットの中心を「比較の答え」と言い切る理由は、買い手の動き方にあります。2025年以降に公表されたBtoB購買の調査を2つ並べます。
| 調査 | 対象 | 主な数値 |
|---|---|---|
| ワンマーケティング「BtoB購買プロセス白書2025」(2025年11月11日発表・調査期間2025年9月30日〜10月1日) | 全国の経営者・役員・購買・契約担当者600名 | 営業担当者との初回面談の時点で「ほぼ決まっている」29%・「いくつかの候補に絞り込まれている」56%(合計85%)。普段使う情報源は「購買先企業のWebサイト」38.5%・「検索エンジン」32.2% |
| HubSpot Japan「日本のBtoB購買に関する意識・実態調査2026」(調査期間2026年6月11日〜16日・マクロミル実施) | 直近12カ月にBtoB商材の比較・選定などに関わった1,573名 | 売り手に接触する買い手のうち63.5%が複数候補のリストアップ以降まで進んでいる。「生成AIやAI検索が購買判断に与える影響が増えた」41.6% |
どちらの調査も、営業や問い合わせ窓口に連絡が来た時点で、候補はかなり絞られていることを示しています。広告は「候補に入るきっかけ」を作れますが、候補を絞る段階で読まれるのは、自社サイトの説明・比較の記事・事例・料金の情報です。HubSpot Japanの同調査では、信頼できる情報の上位に「価格・契約条件の明瞭な情報」60.6%、「導入事例」57.0%が挙がっています。
つまり、コンテンツマーケティングで最初に作るべきは「業界の基礎知識」ではなく、買い手が絞り込みの時に知りたい「費用はいくらか」「どこに頼むと何が違うか」「自社に合うのはどれか」への答えです。
商談の現場で聞いた声
空間デザインを手がける会社の経営者は、弊社代表との商談で「コラムやブログを読んでから来る方はごく一部だが、意識が高く、受ける仕事の単価が10倍ほど違う」と話していました。言葉の定義がない新しい仕事ほど、問い合わせの前に読める説明が、価格だけで比べられない相談につながります。
コンテンツマーケティングのメリット5つとデメリット3つ
メリットとデメリットを、「出る条件」とセットで表にします。条件を満たさないと、メリットは出ません。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・tiktokerの例:「1ヶ月の広告収益や事業収益を赤裸々に発表する。」(@mona03070_)
https://www.tiktok.com/@mona03070_/video/7574384949634059540
・社長の例:「社長の1日の流れを密着していく。」(@misaki_vlog7)
https://www.tiktok.com/@misaki_vlog7/video/7571308736694734101

| 区分 | 内容 | 何が起きるか | 出る条件 |
|---|---|---|---|
| メリット1 | 比較の答えを先に置ける | 問い合わせの時点で、自社が候補に残っている | 費用・選び方・事例の記事がある |
| メリット2 | 価格以外で選ばれる | 「安さ」ではなく考え方に納得した相談が来る | 自社の判断基準・事例を具体的に書いている |
| メリット3 | 資産として残る | 出稿を止めても記事・動画は検索結果に残る | 情報が古くならないよう更新している |
| メリット4 | 営業の説明が短くなる | 商談前に記事を読んだ相手には前提の説明が要らない | 営業資料・メールで記事を案内している |
| メリット5 | 広告の素材になる | 反応のよい記事・動画を広告や投稿に転用できる | 記事と動画で同じ切り口を使っている |
| デメリット1 | 成果まで時間がかかる | 公開直後は検索に出ず、数ヶ月は数字が小さい | ― |
| デメリット2 | 止めると古くなる | 料金・制度・仕様が変わると、古い記事が信頼を下げる | ― |
| デメリット3 | 型を外すとCVゼロ | アクセスは増えても問い合わせが来ない | ― |
見落とされやすいのはデメリット3です。
「アクセスが多い=メリットが出ている」ではない|自社コラムの実測
本記事の訂正ポイントです。「記事を増やしてアクセスが伸びれば、コンテンツマーケティングのメリットが出ている」は誤りです。 アクセスが多い記事ほど問い合わせにつながらない、という逆の結果が弊社の実測で出ています。
弊社はholytech.jpで693本のコラムを公開しています(2026年10月31日時点)。Search Consoleで2026年6月1日〜9月20日の数字を検索の型ごとに分けると、次のようになりました。
| 検索の型 | 例 | クリック率(CTR) |
|---|---|---|
| 比較・選定型 | 「〇〇 会社 選び方」「〇〇 代行 比較」 | 4.57%(平均掲載順位5.5) |
| 事例・評判型 | 「〇〇 事例」「〇〇 評判」 | 4.44% |
| 料金型 | 「〇〇 費用」「〇〇 相場」 | 0.71% |
| 手順・解決型 | 「〇〇 やり方」「〇〇 できない」 | 0.71% |
| 「〜とは」型 | 「〇〇とは」 | 0.13% |
比較・選定型と「〜とは」型では、クリック率が30倍以上違います。さらに、記事の目的別に見ると、知識を答える記事(Know)は1本あたり10.46クリックを集めたのに、問い合わせ(CV)はゼロでした。比較・選定に答える記事(Buy)は1本あたり4.86クリックと半分以下です。
「〜とは」の検索をする人は、まだ買う段階にいません。答えを読んで離れます。一方、比較・選定の検索をする人は、候補を絞っている最中です。クリックの数は少なくても、問い合わせに近い人が来ます。
Googleも、検索からのアクセスを増やすこと自体を目的にした記事を勧めていません。Google検索セントラルのガイダンス「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」(2026年10月7日更新)には、自己評価の質問として「コンテンツは検索エンジンからのアクセスの増加を主な目的として作成されたものですか」が挙げられ、「コンテンツを読み終わったユーザーは、あるトピックについて、目的を果たすのに十分な情報を得たと感じることができますか」と問うよう示されています。比較・選定の読者にとっての「目的」は、依頼先や方法を決めることです。そこまで答えて初めて、メリットが数字に出ます。
検索の型ごとに入口をどう決めるかは、ホームページ集客の成功はSEO上位で決まらないでも整理しています。
コンテンツマーケティングの費用|内製・記事外注・動画外注の相場
費用は「誰が作るか」と「記事か動画か」で大きく変わります。公開されている相場を幅で並べます(各社の公開目安であり、公的な統計ではありません)。
| 方法 | 公開相場の幅 | 向いている会社 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 内製(社員が書く・撮る) | 外部費用は0円。社員の作業時間がかかる | 現場の知識を持つ人が週に数時間を確保できる | ショート動画は企画・撮影・編集で1本4〜6時間かかるのが一般的(弊社の支援現場での目安) |
| 記事外注(1本単位) | クラウドソーシング3,000〜10,000円/フリーランス8,000〜15,000円/SEO制作会社20,000〜50,000円(3,000字前後1本)。全工程を外注する場合は1本5万〜15万円程度という目安もある | 書く時間はないが、取材や確認には協力できる | 文字単価は執筆のみの場合が多い。構成・編集・画像を含むか見積もりで確認する |
| 記事外注(月額) | 月5万〜50万円が中心。2〜3本で月10万〜15万円、5〜8本で月20万〜40万円という目安 | 月に複数本を継続して出したい | 戦略設計の初期費用(10万〜50万円程度)が別にかかる場合がある |
| 動画外注(ショート動画1本) | 企画から編集まで1万〜5万円/撮影も含む一気通貫で5万〜30万円 | 店舗・人・作業の雰囲気を見せたい | 企画・撮影・分析をどこまで含むかで金額が変わる |
ここで比べるべきは単価だけではありません。広告やポータルサイトは、払っている間だけ表示されます。地域の施術院の院長からは、予約ポータルを月4万4,000円から6万円のプランに上げて半年続けたが変化がなく、やめたという話を商談で伺いました。払い続けても何も残らない、というのが広告依存の一番の痛みです。記事や動画は、作った分が残ります。費用の目安はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)でも公開しています。
ただし、資産として残るのは「比較・選定に答える記事」に限られます。月10本の「〜とは」記事を1年出すより、月2〜3本の比較記事と、その中身を伝える短い動画を続けるほうが、問い合わせには近づきます。動画を使った進め方はYouTubeのコンテンツマーケティングは登録者を待たないにまとめています。
コンテンツマーケティングを始める企業・やめておく企業
始める企業
- 1件の受注・契約の単価が高く、買い手が比較してから決める(BtoBサービス・高額商材・専門サービス)
- 広告やポータルサイトの費用が上がり続け、止めると問い合わせも止まる
- 「他社と何が違うか」を説明すると契約率が上がるが、営業の時間が足りない
- 料金・事例・判断基準を、社外に出せる形で持っている
やめておく企業(今は優先しなくてよい企業)
- 広告の獲得単価がすでに十分に低い。たとえば商談で伺った妊活向けの治療院は、検索連動型広告に月5万円ほどで約10人の顧客を獲得しており、1人あたり約5,000円でした。この水準なら、まず広告の拡大を検討するほうが早い
- 料金や事例を一切外に出せない
- 3ヶ月で成果が出なければやめる、と最初から決めている
始めるときの手順
② 記事ごとの問い合わせ件数を、どの方法で計測して報告しますか
③ 料金・制度が変わったときの更新は、料金に含まれますか
1. 自社の比較ポイントを3つ書き出す:買い手が他社と比べるときに聞かれる質問(費用・期間・対応範囲など)を、営業担当から集める 2. 比較・選定型の記事から作る:「〇〇 費用」「〇〇 選び方」「〇〇 比較」の検索に答える記事を、最初の3〜5本にする 3. 問い合わせまでの道を置く:記事の中に、料金表・事例・相談窓口への導線を置く 4. Search Consoleで型ごとに数字を見る:クリック数だけでなく、型ごとのクリック率と問い合わせを月1回確認する 5. 古くなった記事を直す:料金・制度・仕様が変わったら、新しい記事を増やすより先に既存記事を更新する
外注を考えている場合は、見積もりの前に次の3つを聞いてください。
1. 最初の3ヶ月で、どの検索の型の記事から作りますか 2. 記事ごとの問い合わせ件数を、どの方法で計測して報告しますか 3. 料金・制度が変わったときの更新は、料金に含まれますか
まとめ:コンテンツマーケティングのメリットは「比較・選定」の記事で出る
- コンテンツマーケティングのメリットの中心は、広告費の削減ではなく、問い合わせ前の比較に答えを置けること
- BtoBの買い手は、初回面談の時点で85%が候補を絞り込んでいる(ワンマーケティング調べ・2025年)
- 弊社コラムの実測では、比較・選定型のクリック率4.57%に対し「〜とは」型は0.13%。知識を答える記事は1本あたり10.46クリックでも問い合わせはゼロ
- 費用は記事外注で1本数千円〜15万円程度、月額5万〜50万円が中心。動画は1本1万〜30万円の幅
- 獲得単価が十分に低い広告がある会社や、料金・事例を出せない会社は、今は優先しなくてよい
比較の答えを動画でも置く|ショート動画1本の無料お試し
記事で書いた「他社との違い」「料金の考え方」「事例」は、短い動画にすると店舗や人の雰囲気まで伝えられます。弊社のショート動画運用代行は、企画・台本・撮影ディレクション・編集・投稿・分析を動画1本あたり7,500円(税込)で一気通貫にお任せいただけます(月10本以上・4ヶ月以上)。初期費用0円キャンペーンを実施中で、ショート動画1本の無料お試しも可能です。発注側の作業は「撮影時のご協力・納品物の確認・月1回のMTG参加」の3点のみです。成果は業種・商圏で差があります。ご相談は公式LINEまたは無料相談の予約から承ります。
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よくある質問(FAQ)
Q1. コンテンツマーケティングは、どれくらいで成果が出ますか? 公開直後の記事は検索結果に出にくく、数ヶ月は数字が小さいのが一般的です。期間は業種・競合・記事の型で差があるため、最初の3ヶ月は「比較・選定型の記事が何本公開され、どの検索で表示され始めたか」を見て判断してください。
Q2. 広告をやめてコンテンツマーケティングだけにしてもよいですか? おすすめしません。記事が検索に出るまでの期間は、広告で問い合わせを確保しておくほうが安全です。記事の数字が育ってから、広告の予算を少しずつ見直してください。
Q3. 「〜とは」型の記事は書かないほうがよいですか? 書いてはいけない、ではありません。ただし弊社の実測では、知識を答える記事は1本あたりのクリックが多くても問い合わせはゼロでした。最初は比較・選定型を優先し、「〜とは」型は比較記事から用語の説明として参照する程度で十分です。
Q4. 記事と動画、どちらから始めるべきですか? 買い手が検索で比べる商材なら記事から、店舗の雰囲気や人柄で選ばれる業種なら動画から始めると、判断材料が早く集まります。同じ切り口を記事と動画の両方に使うと、制作の手間を抑えられます。
Q5. 生成AIの検索が広がっても、記事を書く意味はありますか? HubSpot Japanの2026年の調査では、41.6%が「生成AIやAI検索が購買判断に与える影響が増えた」と回答しています。AIがまとめる元になるのも、各社が公開している料金・事例・比較の情報です。答えを公開していない会社は、比べる材料に入りません。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




