TikTokの音楽の著作権は「包括契約だから安心」ではない|音源5種と案件で使える範囲|HolyTech

TikTokの音楽の著作権は「包括契約だから安心」ではない|音源5種と案件で使える範囲|HolyTech

TikTokの音楽の著作権を、曲の権利と音源(原盤)の権利の2層で整理。アプリ内の楽曲・商用音楽ライブラリ・著作権フリー素材・自作音源・市販音源の5種を、個人・ビジネスアカウント、収益化、企業案件で使えるかで比較し、ミュートを防ぐ判断基準をまとめました。


結論から言います。TikTokがJASRACやNexToneと結んでいる包括契約は、作詞・作曲の権利(著作権)を処理するものです。CDや配信の音源そのものに付く「原盤権」(レコード製作者の権利)は別の権利で、市販の音源を外部アプリで編集して載せると、ミュートや削除の対象になりえます。さらに、アプリ内の楽曲は個人の非商用利用が前提で、企業案件やビジネスアカウントでは原則として商用音楽ライブラリから選ぶことになります。

「TikTokは包括契約しているから、どの曲を使っても大丈夫」という説明は半分しか正しくありません。収益化や企業案件を目指す人ほど、残り半分でつまずきます。本記事は、TikTokで使える音源5種を「どのアカウントで・どの目的なら使えるか」で並べ、ミュートを防ぐ判断基準を示します。JASRAC・NexToneの公開一覧、TikTokの音楽利用規約・商用音楽ライブラリのヘルプ・知的財産権ポリシーを2026年10月5日時点で確認し、弊社がショート動画の運用現場で実際に起きた音源トラブルを重ねました。法的な判断は個別の事情で変わるため、本記事は一般的な整理です。最新の条件は各公式ページで確認してください。

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TikTokの音楽の著作権は2層|包括契約がカバーするのは「曲」だけ

音楽の権利は2層:包括契約が処理するのは「曲」の層
層1 著作権(作詞・作曲)
誰の権利か
作詞家・作曲家(管理団体に委託していることが多い)
TikTokでの処理
包括契約で処理:JASRACの一覧(2026年9月28日更新)、NexToneの一覧(2026年6月25日更新)に掲載
落とし穴:両団体に管理を委託していない曲は包括契約の外
層2 著作隣接権(原盤・歌手・演奏者)
誰の権利か
レコード会社・アーティスト等
TikTokでの処理
アプリ内ライブラリの音源はTikTokが利用できる形で提供。外部から持ち込んだ市販音源は対象外
落とし穴:CD・配信で買った音源を編集アプリで動画に入れて投稿する
使い方別に見ると
アプリ内ライブラリの音源
層1・層2とも、TikTok上で利用できる形で提供
市販音源を外部アプリで持ち込む
層2(原盤)の許諾がレコード会社等から別途必要
企業・商品を宣伝する動画
JASRACのガイド上「広告目的複製」の手続きが必要
出典:JASRAC・NexToneの公開一覧、JASRAC動画投稿サービスの利用ガイド、文化庁の解説(2026年10月5日時点で確認)

音楽には、少なくとも2層の権利が重なっています。ここを分けると、何が許されて何が危ないのかが見えます。

権利の層誰の権利かTikTokでの処理典型的な落とし穴
著作権(作詞・作曲)作詞家・作曲家(管理団体に委託していることが多い)JASRACの「利用許諾契約を締結しているUGCサービスの一覧」(2026年9月28日更新)にTikTokとTikTok Liveが掲載。NexToneの一覧(2026年6月25日更新)にもTikTok(TikTok LIVEを含む)が掲載両団体に管理を委託していない曲は、包括契約の外
著作隣接権(原盤=レコード製作者、歌手・演奏者の権利)レコード会社・アーティスト等アプリ内の楽曲ライブラリの音源は、TikTokが利用できる形で提供。外部から持ち込んだ市販音源は対象外CD・配信で買った音源を編集アプリで動画に入れて投稿する

JASRACは動画投稿サービスの利用ガイドで、市販のCDや配信音源を使う場合は「著作権とは別に、著作隣接権(音源製作者やアーティストの権利)の許諾を得る必要があります」と明記し、レコード会社等へ直接問い合わせるよう案内しています。文化庁の解説でも、レコード製作者には複製権と送信可能化権があり、CDをコピーする場合は作詞家・作曲家だけでなく原盤を作ったレコード製作者の了解も必要だと説明されています。

もう1つの落とし穴は目的です。JASRACの同じガイドは、特定の企業・団体や商品・サービスを宣伝する動画には「広告目的複製」の手続きが必要だとしています。つまり包括契約は「曲なら何でも、目的を問わず」使える仕組みではありません。発注側と制作側の権利の分け方は動画制作の著作権は「お金を払えば発注側のもの」ではないで整理しています。本記事は、投稿者が音源を選ぶ場面に絞ります。

ここまでの内容を自分に当てはめて知りたい方は、下記から相談できます。

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TikTokで使える音源5種を比較|個人・ビジネス・収益化・企業案件

音源5種×アカウント別の使用可否マトリクス
音源の種類個人アカウントビジネスアカウント・企業案件ミュート・削除リスク向く使い方
①アプリ内の楽曲ライブラリ使える
個人の非商用が前提
使わない
ビジネスアカウントでは選べない。PR投稿に使わない
低い
商用目的に使うと規約違反
趣味・日常の投稿、トレンドに乗る個人の発信
②商用音楽ライブラリ使える
楽曲追加画面で商用サウンドを選択
使える
ビジネスアカウントはこの楽曲だけ表示
低い企業アカウントの運用、企業案件、広告
③著作権フリー素材条件付き
提供元の規約しだい
条件付き
規約で商用・SNS利用が認められていれば
中程度
規約違反・クレジット漏れ・誤判定
編集ソフトで尺に合わせて入れたいBGM
④自作・オリジナル音源使える条件付き
権利を自分がすべて持っていれば
低い自分の声・効果音・自作曲を使う発信
⑤市販のCD・配信音源を外部アプリで編集危険
原盤の許諾がなければ使わない
使わない高い権利者から個別に許諾を得た場合のみ
出典:TikTok音楽利用規約(2025年7月版)、TikTokビジネスヘルプセンター「商用音楽ライブラリについて」(2025年7月更新)・「商用音楽ライブラリの使い方」(2026年7月更新)

TikTokの音楽利用規約(Music Terms of Service・2025年7月版)は、アプリ内の楽曲(Sounds)を「個人的な娯楽かつ非商用の目的」に限って提供すると定め、ブランドや事業と結びつける使い方は、商用サウンドを選ぶか必要な権利を得た場合に限るとしています。この前提で5種を並べます。

▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)

・snsマーケティングの例:「引用元:karocrafts 今回は女性は絵画や洋服を自分でデザインし販売してい」(@hiroto_marketinglab)

https://www.tiktok.com/@hiroto_marketinglab/video/7484408032634342676

・tiktokerの例:「1ヶ月の広告収益や事業収益を赤裸々に発表する。」(@mona03070_)

https://www.tiktok.com/@mona03070_/video/7574384949634059540

参考動画(弊社クライアントではない公開アカウントの投稿)
音源の種類個人アカウントビジネスアカウント・企業案件収益化への影響ミュート・削除のリスク向く使い方
①アプリ内の楽曲ライブラリ使える(個人の非商用が前提)ビジネスアカウントでは選べない。PR投稿には使わない個人アカウントのまま投稿できる低い。ただし商用目的の投稿に使うと規約違反趣味・日常の投稿、トレンドに乗る個人の発信
②商用音楽ライブラリ(Commercial Music Library)使える(楽曲追加画面で商用サウンドを選択)使える。ビジネスアカウントはこの楽曲だけが表示される影響なし低い企業アカウントの運用、企業案件、広告
③著作権フリー(ロイヤリティフリー)素材規約しだいで使える規約で商用・SNS利用が認められていれば使える影響なし中程度。規約違反やクレジット漏れ、自動検出の誤判定がありうる編集ソフトで尺に合わせて入れたいBGM
④自作・オリジナル音源使える権利を自分がすべて持っていれば使えるオリジナル性を示しやすい低い自分の声・効果音・自作曲を使う発信
⑤市販のCD・配信音源を外部アプリで編集して載せる原盤の許諾がなければ危険使わないミュート・削除で再生が止まり、収益の土台を失う高い権利者から個別に許諾を得た場合のみ

商用音楽ライブラリは、TikTokビジネスヘルプセンター「商用音楽ライブラリについて」(2025年7月更新)によると、商用利用が許可された「100万もの楽曲を集めたグローバルなミュージックライブラリ」です。オーガニック投稿、動画広告、ブランドコンテンツに使えます。「商用音楽ライブラリの使い方」(2026年7月更新)は、ビジネスアカウントでは商用サウンドだけが表示され、個人アカウントでも商用サウンドを選べると説明しています。ビジネスアカウントへの切り替え手順と、伸びにくさの真偽はTikTokビジネスアカウントの切り替え手順で検証済みです。

③の著作権フリー素材は「著作権がない」という意味ではありません。提供元の利用規約で、商用利用の可否、クレジット表記の要否、SNSへの投稿の可否が決まっています。また、規約の英語版(EEA向け)では、商用目的のユーザーが自分の端末から音声を載せる場合、その音楽の権利をすべて持っていることを確認する扱いになっています。企業案件で使う前に、規約の該当箇所を保存しておくのが安全です。

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収益化・企業案件で音源を選ぶ5つの質問

音源選びの5ステップ判断フロー
Q1誰の、何のための動画か
趣味の投稿なら①アプリ内ライブラリ。商品・店舗・サービス紹介や報酬を受けたPR投稿は商用目的のため、②商用音楽ライブラリか、権利を確認できた③④
↓
Q2どのアカウントで投稿するか
ビジネスアカウントでは①が表示されない。Creator Rewards Programは個人アカウントであることが条件(18歳以上・フォロワー1万人以上・直近30日の再生10万回以上・1分以上のオリジナル動画)
↓
Q3BGMを編集ソフトで入れるか、アプリ上で付けるか
編集ソフトは選べる音源が広がるが、自動検出でミュートされるとセリフごと音声が消える
↓
Q4TikTok以外にも投稿するか
TikTok内のライブラリで付けた音源はYouTubeショート・Instagramリールへ持ち出せない。各媒体で付け直すか、全媒体で使えるライセンスの音源を選ぶ
↓
Q5ミュートされたとき、差し替えられる状態か
BGMなしの書き出しデータを残しておけば、音源だけ差し替えて再投稿できる
判断を誤ったときの影響
ミュート
1本の動画の損失
削除
他者の著作権を侵害するコンテンツは削除される場合がある
アカウント永久停止
常習的に侵害するユーザーが対象。収益化にとって致命的
出典:TikTok知的財産権ポリシー(2025年4月26日発効)

音源選びは、次の5つの質問に順番に答えると迷いません。

1. この投稿は誰の、何のための動画か:自分の趣味の投稿なら①が使えます。商品・店舗・サービスを紹介する投稿、報酬を受けて作るPR投稿は商用目的に当たるため、②か、権利を確認できた③④を使います。 2. どのアカウントで投稿するか:ビジネスアカウントでは①が表示されません。収益化の公式プログラムであるCreator Rewards Programは、18歳以上・フォロワー1万人以上・直近30日の動画再生10万回以上・1分以上のオリジナル動画に加え、個人アカウントであることが条件です。収益化を狙うのに安易にビジネスアカウントへ切り替えると、参加条件から外れます。条件の詳細はTikTokの収益化方法4つで扱っています。 3. BGMを編集ソフトで入れるか、アプリ上で付けるか:編集ソフトで入れると選べる音源は広がりますが、自動検出で権利のない音源と判定されると音声がミュートされます。セリフとBGMを1本の音声に書き出していると、セリフごと消えます。 4. TikTok以外にも投稿するか:YouTubeショートやInstagramリールにも同じ動画を出すなら、TikTok内のライブラリで付けた音源はそのまま持ち出せません。商用音楽ライブラリのヘルプでも、TikTok外での利用について明記は確認できませんでした。横展開する動画は、各媒体で付け直すか、全媒体で使えるライセンスの音源を選びます。 5. ミュートされたとき、差し替えられる状態か:BGMなしの書き出しデータを残しておけば、音源だけ差し替えて再投稿できます。

TikTokの知的財産権ポリシー(2025年4月26日発効)は、他者の著作権を侵害するコンテンツは削除される場合があり、常習的に侵害するユーザーのアカウントは永久に停止すると定めています。1本のミュートより、アカウントを失うことのほうが収益化にとって致命的です。

比較して迷う場合は、下記から相談できます。

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TikTokの音楽で現場に起きた4つのトラブルと対処

BGMの入れ方2択と、納品前に決める3点
A 編集段階でBGMを入れる
メリット
選べる音源の選択肢が大きく広がる
デメリット
商用利用と判断されて音源が削除・ミュートされると、セリフまで含めて音声が消え、動画として成立しなくなる
B BGMなしで書き出し、投稿時にアプリ上で付ける
メリット
アプリ内のライブラリから選べる。ミュートされても音源だけ差し替えて再投稿できる
デメリット
選べる音源はTikTok内に限られ、他媒体へはそのまま持ち出せない
どちらにするかを含め、案件の納品前に決める3点
決めること 1
アカウントの種類と投稿媒体
個人/ビジネス、TikTok以外にも出すか
決めること 2
BGMの入れ方
焼き込む(A)か、アプリ上で付ける(B)か
決めること 3
音源の出どころ
ライブラリ名・素材サイト名・規約の保存先
4つのトラブルは、いずれも投稿後に気づいた事例。上の3点を先に合意すると修正の往復が減る

弊社がショート動画の運用を支援する現場で、実際に起きた音源の判断を4つ紹介します。いずれも店舗名・人名は伏せています。

場面起きたこと対処
スパのTikTok運用の立ち上げ集客と採用の両方を目的に、TikTokをビジネスアカウントで運用すると決めた「使える音源に制限がある」ことを合意事項に書き、リスク回避のためビジネスアカウントで使える音源だけを使う運用にした
ヘアサロンの運用開始前プロフィールにリンクを置くためにビジネスアカウントへ切り替える必要が出た切り替え前に「商用利用できる音源がかなり制限される」と書面で伝え、了承を得てから進めた
ヘッドスパ専門店の10本制作1〜5本目のBGMを著作権の観点で差し替え、6本目以降で統一した途中で音源が変わった理由を記録し、以後の確認で同じBGMに揃えた
漢方薬局の動画の横展開修正済みの1本が、著作権が原因とみられる理由でYouTubeにアップロードできなかった媒体ごとに音源の扱いが違う前提で、編集データを差し替えられる形で受け渡す運用にした

弊社代表が編集者向けに公開している解説動画では、BGMの入れ方を「編集段階で入れる」「BGMなしで書き出し、投稿時にアプリ上で付ける」の2つに分け、それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、最初にディレクター・クライアントと決めておくよう勧めています。編集段階で入れると選択肢は無限に広がる一方、商用利用と判断されて音源が削除されると、セリフまで含めて音声が消え、動画として成立しなくなるためです。

どれも投稿後に気づいたトラブルです。案件では納品前に次の3点を決めておくと、修正の往復が減ります。

  • 投稿するアカウントの種類(個人/ビジネス)と、投稿する媒体
  • BGMを焼き込むか、アプリ上で付けるか
  • 音源の出どころ(ライブラリ名・素材サイト名・規約の保存先)

他人の動画をダウンロードして音声ごと使う行為は、音源とは別に動画そのものの権利の問題になります。保存してよい範囲はTikTok動画のダウンロード方法で整理しています。

ここまでの内容を自分に当てはめて知りたい方は、下記から相談できます。

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まとめ:TikTokの音楽の著作権は「どの音源を、どの目的で」で決まる

  • TikTokはJASRAC・NexToneの公開一覧に掲載されているが、包括契約が処理するのは作詞・作曲の権利。市販のCD・配信音源の原盤権は別で、JASRACも別途の許諾が必要と明記している
  • TikTokの音楽利用規約上、アプリ内の楽曲は個人の非商用が前提。PR投稿や企業案件は、商用音楽ライブラリ(100万曲)か、権利を確認できた素材・自作音源を使う
  • ビジネスアカウントでは商用サウンドだけが表示される。一方、Creator Rewards Programは個人アカウントが条件のため、切り替えの判断は収益化の方針とセットで行う
  • ミュートは1本の損失で済むが、常習的な侵害はアカウントの永久停止につながる
  • 現場の事故は「投稿してから気づく」形で起きる。アカウントの種類、BGMの入れ方、音源の出どころを納品前に決める

音源の判断まで任される「運用」側の仕事を身につける

企業がショート動画の外注先に求めているのは、編集の技術だけではありません。音源の権利、アカウントの種類、媒体ごとの出し分けまで判断できる人に、継続の仕事が集まります。弊社はSNS運用代行を累計250社以上支援し、その現場のカリキュラムで、コンセプト設計・台本・分析改善まで含めた「運用」を教えるスクールを運営しています。

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弊社代表も時給600円の編集から始め、企画・台本・分析まで担う運用側に移って時給5,600円になりました。成果には個人差があり、収入を保証するものではありません。

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記事の内容を実行する前に、まず相談したい方は下記からどうぞ。

電話で聞く 080-8749-9392(平日10:00〜19:00)

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よくある質問(FAQ)

Q1. TikTokのアプリ内で選んだ曲なら、著作権を気にしなくてよいですか? 個人の非商用の投稿であれば、アプリ内の楽曲ライブラリから選ぶ形が最も安全です。ただし、TikTokの音楽利用規約はアプリ内の楽曲を個人の娯楽かつ非商用の目的に限って提供しているため、商品やサービスを紹介する投稿、報酬を受けたPR投稿には商用音楽ライブラリを使ってください。

Q2. 市販の曲を編集アプリで入れて投稿したらミュートされました。なぜですか? 包括契約が処理しているのは作詞・作曲の権利で、CD・配信音源の原盤権は別だからです。TikTokの規約は、権利のない音楽の利用が検出された場合に動画をミュートまたは削除できると定めています。BGMなしのデータがあれば、アプリ内の楽曲に差し替えて投稿し直せます。法的な判断が必要な場合は専門家に相談してください。

Q3. ビジネスアカウントにすると、流行りの曲は使えませんか? ビジネスアカウントで楽曲を追加すると、商用音楽ライブラリの楽曲だけが表示されます。ライブラリは100万曲の規模があり、商用利用の権利処理が済んでいます。なお、Creator Rewards Programは個人アカウントが参加条件のため、収益化を目指す人は切り替え前に方針を決めてください。

Q4. 著作権フリーの音源なら、企業案件でも自由に使えますか? 提供元の利用規約しだいです。商用利用の可否、クレジット表記の要否、SNSへの投稿の可否を確認し、規約の該当箇所を保存しておきます。規約で認められていない使い方は、著作権フリーの素材でも権利侵害になりえます。

Q5. TikTokの音源の知識があれば、副業で稼げますか? 音源の判断は、企業のショート動画を任されるうえで必要な知識の1つですが、それだけで収入が決まるわけではありません。企画・台本・分析まで担えると単価の根拠が変わります。成果には個人差があり、収入を保証するものではありません。


著者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役) SNS運用代行 累計250社以上。時給換算600円の動画編集から運用代行(時給5,600円)に移った経験と、企業アカウントの音源・権利の判断を含むショート動画運用の現場をもとに発信している。

ここまでの内容を自分に当てはめて知りたい方は、下記から相談できます。

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林健斗

この記事を書いた人

林 健斗(はやし けんと)

株式会社HolyTech 代表取締役

2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。