SNSの年代別利用率【総務省2026年版】|年代別早見表と「中高年はFacebook」の誤り

SNSの年代別利用率【総務省2026年版】|年代別早見表と「中高年はFacebook」の誤り|HolyTech

目次

SNSの年代別利用率を総務省「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2026年6月公表)の一次資料から引用。LINE・YouTube・Instagram・X・TikTok・Facebookの10代〜70代の実数と、店舗・企業が狙う年代から媒体を選ぶ早見表を解説します。


結論から言います。総務省の最新調査(令和7年度、2026年6月公表)では、Facebookの利用率がInstagram・YouTube・LINEを上回る年代は10代から70代まで1つもありません。40代のInstagram利用率は67.1%でFacebookの38.9%を大きく上回り、TikTokは50代でも32.2%と前年から6.7ポイント伸びています。「若者はTikTok、中高年はFacebook」という通説で媒体を決めると、届く年代を読み違えます。

本記事の数値はすべて、総務省情報通信政策研究所「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2025年12月1〜7日実施、13〜79歳の男女1,800人、2026年6月26日公表)の概要の表を転記したもので、他社まとめ記事の孫引きは使っていません。前年比較は「令和6年度」調査(2024年12月実施、2025年6月公表)の同じ表です。

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SNSの年代別利用率一覧|総務省 令和7年度調査の6媒体×10代〜70代

6媒体×年代別 利用率マトリクス
色が濃いほど利用率が高い/単位:%(総務省 令和7年度調査・2025年12月実施・N=1,800)
サービス全年代10代20代30代40代50代60代70代
LINE92.996.497.797.996.695.692.077.8
YouTube81.595.096.394.091.684.972.648.5
Instagram54.869.382.676.667.154.436.115.8
X(旧Twitter)44.756.473.467.757.040.224.810.8
TikTok36.767.961.544.742.632.221.211.1
Facebook27.014.323.437.438.933.122.612.5
90%以上70〜89%50〜69%30〜49%30%未満
出典:総務省情報通信政策研究所「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(概要)」第5章5-1

「利用率」は、各サービスを「利用している」と回答した人の割合です(利用時間や頻度ではありません)。

サービス全年代10代20代30代40代50代60代70代
LINE92.9%96.4%97.7%97.9%96.6%95.6%92.0%77.8%
YouTube81.5%95.0%96.3%94.0%91.6%84.9%72.6%48.5%
Instagram54.8%69.3%82.6%76.6%67.1%54.4%36.1%15.8%
X(旧Twitter)44.7%56.4%73.4%67.7%57.0%40.2%24.8%10.8%
TikTok36.7%67.9%61.5%44.7%42.6%32.2%21.2%11.1%
Facebook27.0%14.3%23.4%37.4%38.9%33.1%22.6%12.5%

出典:総務省情報通信政策研究所「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(概要)」第5章5-1(N=1,800。10代140人・20代218人・30代235人・40代298人・50代338人・60代274人・70代297人)

読み方の前提は3つです。

1. LINEとYouTubeは年代を問わない基盤。LINEは10〜60代、YouTubeは10〜40代で90%超 2. Instagram・X・TikTokは年代で傾斜する。Instagramは20代82.6%が最高値で、50代でも54.4%。TikTokは40代でも42.6% 3. Facebookは3割台が上限。最高の40代でも38.9%で、同じ40代のInstagram67.1%・YouTube91.6%・TikTok42.6%をすべて下回る

Threadsは本調査の集計対象外のため年代別の数値を扱いません。仕様と店舗での位置づけはThreadsとは?使い方・Xとの違いと店舗が今始めるべき理由を参照してください。

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「若者はTikTok、中高年はFacebook」は実数で崩れる|通説3つの検証

通説1「中高年はFacebook」は、どの年代でも成立しない

「中高年=Facebook」を実数で検証する
中高年層の代表として40代・50代の利用率をFacebookと並べたもの(令和7年度調査)
40代
YouTube91.6%
Instagram67.1%
TikTok42.6%
Facebook38.9%
InstagramはFacebookの1.7倍(67.1%/38.9%)
50代
YouTube84.9%
Instagram54.4%
TikTok32.2%
Facebook33.1%
Instagramで1.6倍、YouTubeで2.6倍の人数に届く
Facebookが利用率3位以内に入る年代は、10代〜70代で1つもない(全年代でLINE・YouTube・Instagramが1〜3位)
出典:総務省「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2025年12月実施)/棒の長さは利用率100%を全幅とした比率

上の表を年代ごとに並べ替えると、Facebookが3位以内に入る年代はありません。全年代でLINE・YouTube・Instagramが1〜3位を占めます。50代以上でTikTokを上回りますが、差は50代0.9ポイント・60代1.4ポイント・70代1.4ポイントです。

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参考動画(弊社クライアントではない公開アカウントの投稿)

「中高年に届けたいならFacebook」と判断した企業は、同じ50代に対してInstagram(54.4%)で1.6倍、YouTube(84.9%)で2.6倍の人数に届く機会を捨てています。Facebookを使うかは年代以外の条件で決まります。判断基準はFacebookマーケティングは2026年もやるべきか|利用率27%の実データと判断基準で整理しています。

通説2「TikTokは10代の媒体」は、伸びている年代を見落とす

TikTok利用率の前年比増減|伸び幅1位は50代
薄い帯=令和6年度(2024年12月調査)/濃い帯=令和7年度(2025年12月調査)
令和6年度令和7年度伸び幅 上位2年代
10代
65.7→67.9%
+2.2
20代
58.7→61.5%
+2.8
30代
39.7→44.7%
+5.0
40代
39.9→42.6%
+2.7
50代
25.5→32.2%
+6.7
60代
18.8→21.2%
+2.4
70代
8.7→11.1%
+2.4
利用率のピークは10代67.9%。だが伸び幅は50代+6.7pt>30代+5.0pt>10代+2.2pt
出典:総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」令和6年度・令和7年度報告書(概要)/帯の長さは70%を全幅とした比率

10代67.9%が最高ですが、前年からの伸び幅で見ると様子が変わります。

TikTok利用率10代20代30代40代50代60代70代
令和6年度(2024年12月調査)65.7%58.7%39.7%39.9%25.5%18.8%8.7%
令和7年度(2025年12月調査)67.9%61.5%44.7%42.6%32.2%21.2%11.1%
増減(ポイント)+2.2+2.8+5.0+2.7+6.7+2.4+2.4

出典:同調査の令和6年度・令和7年度報告書(概要)

伸び幅が最も大きいのは50代の+6.7ポイント、次いで30代の+5.0ポイントで、10代は+2.2ポイントです。TikTok公式の利用者数と年齢構成はTikTokのユーザーは4,950万人|年齢層・男女比と出稿判断フローで扱っていますが、総務省の数値でも「10代の媒体」で止める根拠はありません。

通説3「Xは若者」も、実数は30〜40代が伸びている

Xは20代73.4%が最高ですが、前年比では10代が62.1%→56.4%(−5.7)、20代が78.0%→73.4%(−4.6)と下がり、30代が61.6%→67.7%(+6.1)、40代が48.7%→57.0%(+8.3ポイント)と上がりました。Instagramも10代は−5.7ポイント、20代+4.6・30代+6.1です。年代別の標本は140〜338人のため1〜2ポイントの差は誤差の範囲ですが、5ポイント以上の動きは「若年層の分散、30〜40代の定着」と読めます。

狙う年代で媒体を選ぶ早見表|店舗・企業の判断基準

発見から維持までの3ステップ設計
主戦場=利用率50%超/補助=30〜50%/基盤=年代を問わず届くが新規発見には向かない
STEP 1
主戦場で見つけてもらう
狙う年代の利用率が50%を超える媒体に投稿する。多くの年代でInstagramとYouTubeが該当(40代 Instagram 67.1%/YouTube 91.6%)。
→
STEP 2
同じ動画を補助媒体へ横展開
Instagramリール・TikTok・YouTubeショートは同じ縦型動画1本をそのまま投稿できる。再生数とプロフィール遷移数で比重を決める。
→
STEP 3
LINEで受け止めて維持する
公式アカウントは友だち追加後に初めて届く。来店・問い合わせの一歩手前でLINEへ移す(全年代92.9%・70代でも77.8%)。
年代別の主戦場(利用率50%超の媒体)
10代
Instagram・TikTok・YouTube
補助:X/基盤:LINE
20代・30代・40代
Instagram・YouTube
補助:X・TikTok/基盤:LINE
50代
YouTube・Instagram
補助:X・TikTok/基盤:LINE
60代
YouTube
補助:Instagram/基盤:LINE
70代
YouTube
補助:―/基盤:LINE(77.8%)
性別で利用率が変わる:Instagram 男性46.2%・女性63.4%(差17.2pt)/TikTok 男性31.8%・女性41.7%/YouTube 男性84.4%・女性78.6%/X 男女とも44.7%
出典:総務省「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の値をもとに区分(主戦場=50%超、補助=30〜50%)

「主戦場」は利用率が50%を超え投稿で新規に見つけてもらえる媒体、「基盤」は年代を問わず届くが新規発見には向かない媒体です。

狙う年代主戦場(新規発見)補助基盤(既存客の維持)
10代Instagram・TikTok・YouTubeXLINE
20代Instagram・YouTubeX・TikTokLINE
30代Instagram・YouTubeX・TikTokLINE
40代Instagram・YouTubeX・TikTokLINE
50代YouTube・InstagramX・TikTokLINE
60代YouTubeInstagramLINE
70代YouTube―LINE(77.8%)

出典:令和7年度調査の値をもとに弊社が区分(主戦場=50%超、補助=30〜50%)

補足が3つあります。

性別で利用率が変わる。 Instagramは男性46.2%・女性63.4%(差17.2ポイント)、TikTokは男性31.8%・女性41.7%、YouTubeは男性84.4%・女性78.6%、Xは男女とも44.7%です。女性客中心の業態(美容・サロン・クリニック)ではInstagramの実効利用率は表より高く、男性中心ならYouTubeの比重が上がります。

LINEは新規発見の媒体ではない。 公式アカウントは友だち追加後に初めて届きます。新規発見は主戦場で行い、来店・問い合わせの一歩手前でLINEに移す設計です。LINE内で発見を担ってきたLINE VOOMは2026年9月30日に終了します。対応はLINE VOOM終了は2026年9月30日|店舗が今やるべき4つの対策にまとめています。

1本の縦型動画で3媒体に届く。 Instagramリール・TikTok・YouTubeショートは同じ動画をそのまま投稿できます。「40代狙いだからInstagramだけ」と決めるより、3媒体に同時に出して再生数とプロフィール遷移数で比重を決める方が確実です。

動画:【高級飲食店】1,000人/月のLINE追加でOPEN前から2ヶ月先まで満席!サービス業のInstagram活用術徹底解説

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弊社の運用現場で見えた「年代と媒体」の実例

弊社の商談・運用で起きていることを、業種を属性化して4つ挙げます。

美容整体(顧客は30代以降、中心は40代以上の女性)。 商談で経営者から「うちの客層の年齢的に、TikTokは問題ないですか」と質問がありました。弊社の回答は「50代・60代まで利用者がいて、年代で媒体を外す理由はない」です。令和7年度の40代42.6%・50代32.2%・60代21.2%、女性41.7%が裏付けです。

整体院(来院は30〜40代女性が最多)。 商談時点でYouTubeとFacebookを運用していました。Instagramは30代76.6%・40代67.1%・女性63.4%と、Facebook(30代37.4%・40代38.9%)の約2倍です。YouTubeは続けつつ、Facebookの工数をInstagramに振り替える判断が導けます。

不動産仲介(経営者・社員が30代後半〜40代)。 「自分も社員も40代でSNSのトレンドを追えない」という状態から、Instagramのショート動画運用を約3年継続し、フォロワー2.6万人・月間問い合わせ100件超に到達しました。担当者が40代でも、40代のInstagram利用率67.1%が示すとおり顧客層はInstagram上にいます。

地域歯科クリニック(狙う層は子どもがいる保護者)。 フィード投稿をそのままInstagram広告に転用し、半径数km・保護者層に絞って配信しました。30代(76.6%)・40代(67.1%)のInstagram利用率が高いからこそ、地域セグメント広告が機能します。

弊社の標準的な役務分担も同じです。弊社が投稿まで担当するのはTikTok・Instagram・YouTubeの3媒体で、Facebook・Xは動画素材をお渡しして発注側で投稿いただきます。成果は業種・商圏で差があります。弊社の支援内容と実績はショート動画運用代行の実績・料金プラン(サービス詳細)にまとめています。

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年代別利用率を使うときの注意点3つ

利用率はリーチの保証ではない。 利用率は「その媒体に顧客がいるか」の確認に使い、「届くか」は投稿後の再生数とプロフィール遷移数で測ります。

全年代の値は令和6年度から70代を含む。 令和5年度までは13〜69歳1,500人、令和6年度以降は13〜79歳1,800人が対象です。令和5年度以前と比べるときは年代別の値で比較してください。

出典年度を必ず書く。 転記時は「総務省 令和7年度調査(2025年12月実施)」のように年度と実施時期を添えてください。年度でTikTokの50代利用率が25.5%と32.2%と6.7ポイント違います。

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まとめ:SNSの年代別利用率は「LINE・YouTubeが基盤、Instagramが40代まで主戦場」

  • 出典は総務省「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2025年12月実施・2026年6月公表)
  • LINEは10〜60代で90%超、YouTubeは10〜40代で90%超。年代を問わない基盤
  • Instagramは20代82.6%を頂点に、40代67.1%・50代54.4%。女性は63.4%
  • TikTokは10代67.9%だが、伸び幅は50代の+6.7ポイントが最大
  • Facebookは最高の40代でも38.9%で、Instagram・YouTube・LINEを上回る年代はない
  • 狙う年代で主戦場を決め、LINEは来店直前の受け皿にする。性別・標本数・出典年度に注意

年代に合った媒体選びから動画制作まで、1本7,500円で任せませんか

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電話で聞く 080-8749-9392(平日10:00〜19:00)

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よくある質問(FAQ)

Q1. SNSの年代別利用率で、最新の一次資料はどれですか? 総務省情報通信政策研究所「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」です。2025年12月に13〜79歳1,800人を対象に実施され、2026年6月26日に公表されました。毎年6月頃に前年12月調査分が公表されます。

Q2. 40代に届けたいならFacebookとInstagramのどちらですか? 令和7年度調査では40代のInstagram利用率が67.1%、Facebookが38.9%で、Instagramが1.7倍です。Facebookは年代ではなく、既存の人脈・地域コミュニティ・BtoBの個人名発信といった条件で判断してください。

Q3. 50代・60代にTikTokは無駄ですか? 無駄とは言えません。令和7年度のTikTok利用率は50代32.2%・60代21.2%で、50代は前年比+6.7ポイントと最大の伸びです。ただし50代はYouTube(84.9%)・Instagram(54.4%)の方が高いため、TikTokは同じ動画を横展開する補助媒体が現実的です。

Q4. Threadsの年代別利用率はありますか? 総務省の令和7年度調査の集計対象(LINE・X・Facebook・Instagram・YouTube・ニコニコ動画・TikTok)にThreadsは含まれていません。未確認の数値は扱わない方針のため記載していません。

Q5. 利用率が高い媒体に投稿すれば、その年代に届きますか? 届くかどうかは別です。投稿が表示されるかはアルゴリズムと投稿内容で決まります。利用率で候補を絞り、再生数・プロフィール遷移数・LINE登録数で実際に届いた年代を確かめてください。成果は業種・商圏で差があります。


執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。

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林健斗

この記事を書いた人

林 健斗(はやし けんと)

株式会社HolyTech 代表取締役

2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。