格安の動画制作は「品質が低いから避ける」で選ばない|仕組み5つと契約で確認する3点|HolyTech
目次
- 格安の動画制作は仕組み5つ|費用×省いている工程×権利×修正×向く用途の比較表
- 「格安は品質が低いから避ける」は誤り|本数が効く用途なら格安は合理的
- 格安の動画制作で契約に書く3点|素材・BGMのライセンス、修正回数、納品データ
- 1. 素材・BGMのライセンス:どの媒体・用途まで使えるか
- 2. 修正回数:何回目から、いくらかかるか
- 3. 納品データ:完成動画だけか、元データまで渡るか
- 個人へ直接発注するならフリーランス法の取引条件を明示する
- 格安の動画制作の依頼先に聞く質問5つ|用途・工程・権利まで決める
- 格安で頼んでよい企業・格安を避けたほうがよい企業
- 格安で頼んでよい企業
- 格安を避けたほうがよい企業
- まとめ:格安の動画制作は「何を省いて安くしているか」で使い分ける
- 格安で本数を確保しつつ企画は省かないなら、ショート動画1本の無料お試しから
- よくある質問(FAQ)
格安の動画制作を、テンプレート型/撮影なし編集のみ/クラウドソーシング・個人発注/AI生成を使う制作/月額定額の量産型の5つで比較。何を省いて安くしているか、素材・BGMのライセンス、修正回数、納品データ、フリーランス法の取引条件まで、用途別の選び方を整理。
結論から言います。格安の動画制作は「品質が低いから避けるもの」ではなく、“何を省いて安くしているか”で使い分けるものです。SNSの量産、広告のテスト、社内向けなど、1本の完成度より本数が効く用途なら格安は合理的です。避けるべきは格安そのものではなく、素材・BGMのライセンス、修正回数、納品データの扱いが見積・契約に書かれていない発注です。「用途→省いてよい工程→契約で確認する3点」の順で選びます。
公開相場の幅は広く、30〜60秒のSNS向け動画の編集のみなら1本2,000〜1万円(@SOHO・2026年8月29日更新)、動画制作会社への依頼なら20万〜300万円以上です(PRONIアイミツ・2026年6月15日更新)。同じ「動画1本」でも100倍以上の差があり、その差のほとんどは企画・撮影・権利処理など“どの工程を誰が持つか”で生まれます。本記事は、予算を抑えて動画を作りたい中小企業・店舗の担当者向けです。編集会社と制作会社の違いや実質単価の考え方は動画編集会社は安いほど得、は誤りで扱いました。本記事は“格安の仕組み別の使い分け”に絞り、SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechがまとめます。
本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。
格安の動画制作は仕組み5つ|費用×省いている工程×権利×修正×向く用途の比較表
格安の作り方は5つに分かれます。費用の幅より先に「何を省いているか」を見てください。
| 仕組み | 1本の費用(公開相場の幅) | 何を省いて安くしているか | 権利で確認すること | 修正回数の目安 | 向く用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| ①テンプレート型・素材流用型 | SNS用途で1本1万〜25万円。商品画像にテキストや動きを足す形が多く、新規撮影しないため比較的安価 | 撮影・オリジナルの構成 | テンプレート・素材・BGMの規約(使える媒体・単体利用の禁止) | 見積ごとに確認 | 告知・キャンペーン・商品紹介 |
| ②撮影なし・編集のみ | 30〜60秒で2,000〜1万円。カット+字幕+BGMで1万〜3万円 | 企画・撮影(素材は発注側が用意) | 発注側が渡す素材の権利、BGMの出どころ | 2〜3回までを含む例が多い | 社内向け・研修・既存素材の再編集 |
| ③クラウドソーシング・個人へ直接発注 | 編集中心で1本3,000〜1万円。フリーランスへの標準的な編集は1万〜3万円 | 会社の管理・品質チェック・進行 | 取引条件の明示(フリーランス法)、元データの扱い | 依頼文で決める | 単発の編集、テロップ入れ |
| ④AI生成を使う制作 | AI生成込みで1分1万〜3万円(受注側の実勢) | 撮影・出演者・一部の作画 | 生成サービスの商用規約、既存作品との類似 | 見積ごとに確認 | 広告クリエイティブのテスト、背景・イメージ映像 |
| ⑤月額定額の量産型(弊社を含む) | 編集特化で月3万〜10万円(1本7,500円〜2万円換算)、企画込みで月10万〜30万円(1本2万〜7万円程度)。弊社は企画〜分析込みで1本7,500円(税込)・月10本以上・4か月以上・初期費用0円 | 1本ごとの見積・個別の演出 | 本数・契約期間の縛り、途中解約、納品データ | 2〜3回までの例が多い | SNSのショート動画の継続運用・採用発信 |
出典:①PRONIアイミツ(2026年6月15日更新)、②@SOHO(2026年8月29日更新)、③AI PICKS(2026年8月28日更新)・@SOHO、④AI PICKS、⑤@SOHO(2026年8月23日更新)。いずれも事業者の公開解説で、統計ではありません。
表で一番差が出るのは「何を省いているか」の列です。②と③は安い代わりに、企画と撮影を発注側が持ちます。⑤は1本の演出を作り込まない代わりに、本数と改善の回数で勝負します。生成AI動画は、OpenAI Soraが2026年にアプリ・APIとも提供を終えたように、サービスの改廃が続いています。④を使う場合は、契約時点の規約を確認します。
「格安は品質が低いから避ける」は誤り|本数が効く用途なら格安は合理的
本記事の訂正ポイントです。「格安の動画制作は品質が低いから避けるべき」は誤りです。1本の完成度が成果を決める用途と、本数と改善回数が成果を決める用途があり、後者では格安が合理的です。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・ヘアセットの例:「初めに内面・外面の両面からヒアリングを行い、それを基にヘアカット・メイクなどの施」(@himipoh)
https://www.tiktok.com/@himipoh/video/7589951644772158740
・webマーケターの例:「新しい情報であると冒頭で伝えることで「乗り遅れたくない」という人の心理を刺激する」(@osaru_tiktok1)
https://www.tiktok.com/@osaru_tiktok1/video/7578889104125889799

| 用途 | 成果を決めるもの | 省いてよい工程 | 省いてはいけない工程 |
|---|---|---|---|
| SNSのショート動画(集客・採用) | 本数と、企画(誰が話すか・何を見せるか)の当たり外れ | 凝った演出・高価な機材 | 企画・台本、投稿後の分析 |
| 広告クリエイティブのテスト | パターン数と検証の速さ | 1本ごとの作り込み | 訴求の仮説、BGM・素材の広告利用の可否 |
| 社内向け・研修・マニュアル | 情報の正確さ | 撮影・演出 | 内容の確認、修正の回数 |
| 会社紹介・テレビCM・ブランド映像 | 1本の完成度と長期の使用 | 原則として省かない | 企画・撮影・権利処理すべて |
省いてよいのは「見た目の作り込み」で、省いてはいけないのは「企画」です。弊社のYouTube解説では、ショート動画の編集だけを請ける場合の作業は1本約2時間で案件単価3,000円程度、コンセプト設計・台本・撮影・投稿・分析改善まで持つ運用代行は1本約5時間で案件単価2万円程度、という比較を示しました。格安の編集のみの発注で省かれているのは、この差の3時間分の企画と改善です。
企画が成果を左右した例もあります。弊社のYouTube解説で紹介した税理士事務所は、以前の依頼先が「バズれば何でもいい」という方針で、再生数は数万〜数十万回あっても問い合わせにつながっていませんでした。企画を見直した後は、問い合わせが月1〜2件から月13件ほどに増え、再生数はむしろ下がっています。弊社のショート動画170本の実測でも、誰が話すかで再生数に2〜5倍、CTAを後半に置くかで6.5倍の差が出ました(成果は業種・商圏で差があります)。どちらも編集の完成度ではなく、企画で生まれた差です。
3か月(月10本×4か月=40本)で試算します。②の編集のみを公開相場の幅で頼むと、2,000〜1万円×40本=8万〜40万円です。ただし、企画・台本・撮影・分析は社内で持ちます。社内に企画を担う人がいれば、これが最安の組み合わせです。いなければ、企画込みの⑤(企画込み月額で1本2万〜7万円程度、弊社は1本7,500円)と比べます。弊社の料金体系はショート動画運用代行の詳細(初期費用0円・1本無料お試し)にまとめています。
格安の動画制作で契約に書く3点|素材・BGMのライセンス、修正回数、納品データ
| 確認項目 | 見積・契約に書くこと | 記事で示した目安・根拠 |
|---|---|---|
| 1. 素材・BGMのライセンス | どの媒体・用途まで使えるか(転用予定のテレビCM・店頭サイネージを含む) | 音楽CDの音楽には「著作物」「実演」「レコード」の3種類の権利(文化庁)。Canvaプロの音楽はオンライン広告可、テレビ・ラジオ・看板などの従来型有料広告や単体利用・リミックスは不可 |
| 2. 修正回数 | 無料の上限回数と、超過1回あたりの単価を数字で | 1本につき2〜3回までを含む例が多い。例「2回まで無料、3回目から1回5,000円」。急ぎは20〜50%割増の場合あり(@SOHO) |
| 3. 納品データ | 縦横の別サイズ、テロップなし版、元データ(プロジェクトファイル)の有無と費用 | 元データの扱いの公開相場は確認できず。依頼先を変えたときの作り直しの量が変わるため、見積段階で聞く |
| 個人へ直接発注する場合 | 給付の内容・報酬の額・支払期日など9項目を、直ちに書面または電磁的方法で明示(口頭は不可) | フリーランス法(2024年11月1日施行・公正取引委員会)。支払期日は受領から60日以内。1か月以上の委託では買いたたき・費用負担なしのやり直し要求などが禁止行為 |
格安の発注でトラブルになるのは、品質よりも「書いていなかったこと」です。次の3点を見積・契約に入れます。
1. 素材・BGMのライセンス:どの媒体・用途まで使えるか
文化庁の「誰でもできる著作権契約マニュアル」は、音楽CDに収録された音楽には、作詞家・作曲家の「著作物」、歌手・演奏家の「実演」、音を録音した「レコード」の3種類の権利が別々にあり、コピーするにはすべての者の了解が必要だと説明しています。また、書籍や音楽CD等を購入しても著作権を得たことにはならず、制作費が支払われていても依頼者が著作者になるわけではない、としています。
テンプレート・素材サービスの規約も、使える範囲を細かく決めています。たとえばCanvaのコンテンツライセンス契約は、Canvaプロの音楽について、オンライン広告での利用は認める一方、テレビ・ラジオ・看板などの従来型の有料広告での利用や、音楽の単体利用・リミックスを禁じています。SNS用に作った格安動画を後からテレビCMや店頭サイネージへ転用するなら、その用途が規約の範囲かを先に確認します。権利の種類と契約で決める項目は動画制作の著作権は「お金を払えば発注側のもの」ではないで整理しています。個別の判断は弁護士等に確認してください。
2. 修正回数:何回目から、いくらかかるか
公開解説では、修正は1本につき2〜3回までを料金に含む例が多く、超過分は別料金です。例として「2回まで無料、3回目から1回5,000円」が挙げられ、急ぎの納品は20〜50%の割増になる場合があります(@SOHO)。格安の見積ほど、修正の上限と単価を数字で書いてもらいます。費用の目安はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)でも公開しています。
3. 納品データ:完成動画だけか、元データまで渡るか
格安の見積は「完成した動画ファイル1本」の納品が前提のことがあります。縦横の別サイズ、テロップなし版、編集のプロジェクトファイル(元データ)が渡るかで、後から依頼先を変えたときの作り直しの量が変わります。元データの扱いの公開相場は確認できなかったため、見積の段階で有無と費用を聞きます。
個人へ直接発注するならフリーランス法の取引条件を明示する
③のように個人へ直接発注する場合、公正取引委員会はフリーランス法(2024年11月1日施行)で、給付の内容・報酬の額・支払期日など9項目を、直ちに書面または電磁的方法で明示するよう求めています(口頭は不可)。報酬の支払期日は、成果物を受け取った日から数えて60日以内のできる限り短い期間内で定めます。1か月以上の委託では、相場に比べて著しく低い報酬を定める「買いたたき」や、費用を負担しない「やり直し」の要求などが禁止行為に挙げられています。安く頼むことと、条件を書かずに安く頼むことは別物です。
格安の動画制作の依頼先に聞く質問5つ|用途・工程・権利まで決める
1. 「この金額に、企画・台本・撮影・編集・投稿・分析のどこまで含まれますか」 注意する答えは「編集一式」のみ。省かれた工程を社内で持てるかを判断します。 2. 「BGM・素材は、どのサービスの、どのライセンスですか。広告やテレビ、店頭での利用は範囲内ですか」 3. 「修正は何回まで無料で、超過は1回いくらですか。急ぎの割増はありますか」 4. 「納品は完成動画だけですか。縦横の別サイズ、テロップなし版、元データは渡りますか」 5. 「(個人の場合)業務の内容・報酬・支払期日を書面かメッセージで取り交わせますか」
最重要は質問1です。安さの理由が「作り込みを省いた」なのか「企画を省いた」なのかで、使える用途が変わります。内訳の読み方と相見積の取り方は動画制作の見積もりは最安に頼まないを参照してください。
格安で頼んでよい企業・格安を避けたほうがよい企業
格安で頼んでよい企業
- SNSのショート動画や広告のテストなど、本数と改善回数で成果が決まる用途に使う
- 社内に企画・台本を考える担当がいる(②③で十分なことが多い)
- 素材・BGMの使用範囲、修正回数、納品データを見積で数字にしてもらえる
格安を避けたほうがよい企業
- 会社紹介・テレビCM・ブランド映像など、1本を数年使う用途
- 社内に企画を担う人がおらず、編集だけ安く頼もうとしている(企画込みの依頼先と比べる)
- 作った動画を後から別媒体・広告へ転用する予定があるのに、ライセンスを確認していない
まとめ:格安の動画制作は「何を省いて安くしているか」で使い分ける
- 格安の仕組みは5つ。テンプレート型/撮影なし編集のみ/クラウドソーシング・個人発注/AI生成を使う制作/月額定額の量産型で、省いている工程が違う
- 公開相場はSNS向けの編集のみで1本2,000〜1万円、制作会社で20万〜300万円以上。差の大半は企画・撮影・権利処理の有無
- 本数が効く用途(SNS・広告テスト・社内向け)なら格安は合理的。ただし企画は省かない
- 契約で確認するのは、素材・BGMのライセンス、修正回数、納品データの3点。個人への直接発注はフリーランス法の取引条件の明示も
格安で本数を確保しつつ企画は省かないなら、ショート動画1本の無料お試しから
弊社のショート動画運用代行は、企画・台本・撮影ディレクション・編集・投稿・分析を動画1本あたり7,500円(税込)で一気通貫にし、初期費用0円です(月10本以上・4ヶ月以上)。発注側の作業は「撮影素材の提供・確認・承認」の3点のみ。表の⑤月額定額の量産型の一例として、まずはショート動画1本の無料お試しで、企画と話し手で反応がどう変わるかを確かめてください(成果は業種・商圏で差があります)。依頼先の比べ方全体はショート動画制作会社の選び方も参考にしてください。ご相談は公式LINEまたはオンライン相談の予約から承ります。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 格安の動画制作は1本いくらからありますか? 公開相場では、30〜60秒のSNS向け動画の編集のみで1本2,000〜1万円、クラウドソーシングの編集中心で3,000〜1万円です。企画・撮影が含まれない価格のため、含まれる工程を確認してください。
Q2. 格安の動画制作でも品質は問題ありませんか? 用途次第です。SNSの量産や広告のテストのように本数と改善回数が効く用途なら合理的です。会社紹介やテレビCMのように1本を長く使う用途は、作り込みを省かない依頼先を選びます。
Q3. 格安で作った動画のBGMは広告にも使えますか? 素材サービスの規約によります。オンライン広告は可でもテレビ等の有料広告は不可とする規約もあります。転用先を伝えたうえで、ライセンスの範囲を確認してください。
Q4. クラウドソーシングで個人に頼むときの注意点は? フリーランス法により、業務の内容・報酬の額・支払期日などを書面または電磁的方法で明示し、支払期日は受領から60日以内で定めます。修正回数と元データの扱いも依頼文に書きます。
Q5. 月額定額の動画制作は割安ですか? 公開相場では編集特化で1本7,500円〜2万円、企画込みで2万〜7万円程度に換算されます。弊社は企画〜分析込みで1本7,500円(税込)です。本数・期間の条件と、含まれる工程で比べてください。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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SNS運用代行250社のノウハウを
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




