日本のSNSランキングは順位で選ばない|定義が違う7媒体の利用者数と1〜2媒体の絞り方|HolyTech
日本のSNSランキングは、出典ごとに月間アクティブ・利用率・アカウント数と定義も発表時期も違います。LINE・YouTube・X・Instagram・TikTok・Facebook・Threadsの公式発表値と総務省の年代別利用率を並べ、企業が1〜2媒体に絞る手順を解説します。
結論から言います。日本のSNSランキングは、出典ごとに数字の定義が違います。月間アクティブユーザー数、年代別の利用率、アカウント数が混ざり、発表時期も2015年から2026年までバラバラです。定義の違う数字を並べた順位は、そのままでは比べられません。企業は総務省の年代別利用率など定義のそろった数字で「自社の客の年代が使っているか」を確かめ、そのうえで「その媒体で客が何をするか」と「続けられる投稿本数」で1〜2媒体に絞ってください。
実際、公式発表の利用者数ではTikTokがInstagramより上、総務省の利用率ではInstagramがTikTokより上です。使う数字で順位が入れ替わります。
本記事では、SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、SNSを1〜2つに絞りたい中小企業・店舗向けに、主要7媒体の数字の定義・時期と絞り方を整理します(2026年10月時点で公式に確認できた範囲)。具体的な支援の流れは低価格特化のショート動画制作サービスの詳細をご覧ください。
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日本のSNSランキング|公式発表の利用者数は定義と時期がそろっていない
各社が公式に出している国内の利用者数を、定義と時期つきで並べます。
| 媒体 | 公式発表の国内の数字 | 時点(発表) | 定義 | 比べるときの注意 |
|---|---|---|---|---|
| LINE | 月間利用者 1億 | 2025年12月(2026年1月 LINEヤフー発表) | スマホで月1回以上LINEを起動したユーザーアカウント数 | アカウント数。1人が複数持てば重複する |
| YouTube | 月間利用者 7,370万人以上 | 2024年5月(2024年10月 Google発表) | 国内の18歳以上 | 18歳未満を含まない |
| TikTok | 月間アクティブ 4,200万突破 | 2025年11月(TikTok発表) | TikTokとTikTok Liteの合算(重複除く・自社調べ) | 別アプリの利用者を含む |
| X(旧Twitter) | 月間アクティブ 3,500万 | 2015年12月(2016年2月 Twitter Japan発表) | アカウント数で算出 | 公式原文で確認できた最新値が10年前 |
| 月間アクティブアカウント 3,300万突破 | 2019年3月(2019年6月 Meta発表) | アカウント数 | 公式原文で確認できた最新値が7年前 | |
| 公式の国内値は確認できず | ― | ― | 全世界の数字しか公表を確認できない | |
| Threads | 国内値の公表なし(全世界で月間アクティブ5億超) | 2026年6月(Meta発表) | 全世界 | 日本だけの数字ではない |
この表で順位を付けること自体が無理筋です。LINEは起動したアカウント数、YouTubeは18歳以上の人数、TikTokは2アプリの合算です。ネット上のランキングにはXやインスタで6,000万台の数字を載せたものもありますが、各社の公式原文では確認できませんでした。出典と時点を確かめずに順位だけ見ると、判断を誤ります。
「日本のSNSランキング上位から始めれば多くの客に届く」は誤り
本記事の訂正ポイントです。「利用者数の多い順に始めれば、多くの客に届く」は誤りです。ランキングの数字は定義も時期もそろっておらず、使う数字で順位が入れ替わります。さらに、利用者が多い媒体でも、自社の客がそこで店や商品を探していなければ届きません。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・webマーケターの例:「新しい情報であると冒頭で伝えることで「乗り遅れたくない」という人の心理を刺激する」(@osaru_tiktok1)
https://www.tiktok.com/@osaru_tiktok1/video/7578889104125889799
・ショート動画分析の例:「バズっている動画やアカウントを引用しながらなぜこの動画がバズっているのか説明する」(@zuborashort)
https://www.tiktok.com/@zuborashort/video/7598123437726518548

理由は3つです。
1. 使う数字で順位が入れ替わる:公式発表の利用者数ではTikTok(4,200万)がInstagram(3,300万)より上です。一方、総務省の令和7年度調査の利用率では、Instagram 54.8%に対してTikTok 36.7%です。Instagramの公式値が2019年のまま更新されていないことが、逆転の主な原因です 2. 1位のLINEは「見つけてもらう場」ではない:LINEの利用率は92.9%で全媒体の首位です。しかしLINE公式アカウントの配信は、友だち追加した人にしか届きません。LINE内で発信面だったLINE VOOMも2026年9月30日に終了しました。ランキング1位から始めても、新しい客には見つけてもらえません 3. 届くかどうかは「全国の人数」より「商圏の客」で決まる:弊社が支援した地域歯科クリニックは、Instagramのフォロワーが689人です。それでも、商圏内の保護者に絞ったInstagram広告と、地域名×診療内容での検索対策を組み合わせ、Googleの地図検索で2番目に表示され、口コミは94件・評価4.9まで積み上がりました(成果は業種・商圏で差があります)。全国の利用者数の多さは、この結果と関係していません
動画の投稿先の選び方は動画投稿サイトは利用者数で選ばないで扱っています。本記事はSNS全体のランキングの「数字の読み方」に絞ります。
定義のそろった数字で見る|総務省の年代別利用率(令和7年度)
| サービス | 全年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| LINE | 92.9% | 96.4% | 97.7% | 97.9% | 96.6% | 95.6% | 92.0% | 77.8% | 91.7% | 94.1% |
| YouTube | 81.5% | 95.0% | 96.3% | 94.0% | 91.6% | 84.9% | 72.6% | 48.5% | 84.4% | 78.6% |
| 54.8% | 69.3% | 82.6% | 76.6% | 67.1% | 54.4% | 36.1% | 15.8% | 46.2% | 63.4% | |
| X(旧Twitter) | 44.7% | 56.4% | 73.4% | 67.7% | 57.0% | 40.2% | 24.8% | 10.8% | 44.7% | 44.7% |
| TikTok | 36.7% | 67.9% | 61.5% | 44.7% | 42.6% | 32.2% | 21.2% | 11.1% | 31.8% | 41.7% |
| 27.0% | 14.3% | 23.4% | 37.4% | 38.9% | 33.1% | 22.6% | 12.5% | 26.7% | 27.3% |
各社の数字が比べられない以上、同じ調査・同じ定義で全媒体を測った数字を使います。総務省情報通信政策研究所「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2025年12月1〜7日実施、13〜79歳の1,800人、2026年6月26日公表)です。「利用率」は、そのサービスを利用していると答えた人の割合です。
| サービス | 全年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| LINE | 92.9% | 96.4% | 97.7% | 97.9% | 96.6% | 95.6% | 92.0% | 77.8% | 91.7% | 94.1% |
| YouTube | 81.5% | 95.0% | 96.3% | 94.0% | 91.6% | 84.9% | 72.6% | 48.5% | 84.4% | 78.6% |
| 54.8% | 69.3% | 82.6% | 76.6% | 67.1% | 54.4% | 36.1% | 15.8% | 46.2% | 63.4% | |
| X(旧Twitter) | 44.7% | 56.4% | 73.4% | 67.7% | 57.0% | 40.2% | 24.8% | 10.8% | 44.7% | 44.7% |
| TikTok | 36.7% | 67.9% | 61.5% | 44.7% | 42.6% | 32.2% | 21.2% | 11.1% | 31.8% | 41.7% |
| 27.0% | 14.3% | 23.4% | 37.4% | 38.9% | 33.1% | 22.6% | 12.5% | 26.7% | 27.3% |
出典:総務省情報通信政策研究所 同調査報告書 第5章5-1(年代別の標本は10代140人〜50代338人。数ポイントの差は誤差の範囲を含みます)。Threadsは調査対象外です。
この表の使い方は1つです。自社の客の年代・性別の列だけを縦に読み、50%を超える媒体を候補に残します。たとえば客の中心が30〜40代の女性なら、候補はLINE・YouTube・Instagram、次点でXとTikTokです。全年代の順位は見ません。
ただし利用率では「そこで店を探すか」までは分かりません。ここから先は客の行動と体制で絞ります。
媒体は「客がそこで何をするか」と「続けられる本数」で1〜2つに絞る
候補に残った媒体を、次の表で絞ります。必要本数は弊社の運用での目安です。
| 媒体 | 客がそこでしていること | 企業の使い道 | 続けるのに必要な本数の目安 | 向く業種 |
|---|---|---|---|---|
| 店や商品を見て比べる・保存する | 来店・予約の前の比較 | リール月8本前後 | 美容・飲食・クリニック・習い事 | |
| TikTok | おすすめに流れる動画を眺める | 知らない人への認知・採用 | ショート月10本前後 | 飲食・スクール・若手採用 |
| YouTube | 悩みを検索して長く見る | 高単価商品の検討・BtoBの問い合わせ | ロング月2〜4本 | 不動産・士業・住宅・製造業 |
| X | 話題や情報を拾う | 業界内の認知・指名検索 | ほぼ毎日の投稿と返信 | IT・メディア・BtoB |
| LINE公式アカウント | 知り合いや店とやり取りする | 既存客の再来店・予約の受け皿 | 月2〜4回の配信 | 全業種(受け皿として) |
| 知人・仕事関係の近況を見る | 経営者層・地域の取引先への発信 | 週1〜2回 | BtoB・地域の事業者 | |
| Threads | 文章の投稿で会話する | Instagramのフォロワーとの接点を増やす | 公式の推奨本数は確認できず | Instagramを運用中の事業者 |
絞り方は3ステップです。
1. 年代で候補を残す:総務省の表で、客の年代・性別の列が50%を超える媒体だけ残す 2. 客の行動で1つ選ぶ:客が「比べて選ぶ」ならInstagram、「検索して調べる」ならYouTube、「まだ自社を知らない」ならTikTok 3. 本数で上限を決める:月に作れる本数を先に決め、表の目安を下回る媒体は外す。受け皿のLINE公式アカウントは別枠で持つ
弊社の商談の例です。創業24年のバレエ教室は「子どもの生徒を増やしたい。親は若い世代なので、Facebookよりインスタが良いと皆さんに言われる。それ以上はよく分からない」という相談でした。クラスごとの空きは「あと7〜8人」「あと10人ほど」と具体的で、狙う客は30〜40代の保護者です。この場合は総務省の表で30〜40代のInstagram(76.6%・67.1%)を確かめ、比べて選ぶ行動に合うInstagramの1媒体から始める判断になります。弊社の支援内容と実績はショート動画運用代行の実績・料金プラン(サービス詳細)にまとめています。
1媒体に絞って成果を出した例もあります。上場保育事業者は採用目的でTikTokだけを運用し、1人称視点で保育士の1日を疑似体験できる動画に切り替えたところ、平均再生 約5,000回が約30,000回(約6倍)、冒頭3秒の継続率は49%でした(成果は業種・商圏で差があります)。媒体を増やしたのではなく、1媒体の企画を変えた結果です。
広告で媒体を選ぶ場合の考え方はSNS広告戦略は媒体選びで決まらないで、4媒体の学習条件と最低予算を比べています。
ランキングを参考にしてよい場面・してはいけない場面
参考にしてよい場面
- 総務省の調査のように、同じ定義で全媒体を測った数字を、自社の客の年代の列だけで読むとき
参考にしてはいけない場面
- 定義や時点の違う各社の数字を1列に並べて、順位で媒体を決めるとき
- 「利用者が多いから」と複数媒体を始め、投稿本数が目安を下回るとき
- 商圏が限られる店舗が、全国の利用者数で判断するとき
運用を外注するなら、次の5つを聞いてください。
1. 媒体の提案に使う数字の出典・定義・時点を示せますか 2. 自社の客の年代・性別で、総務省の利用率など定義のそろった数字から候補を出しますか 3. 月の投稿本数と体制から、続けられる媒体の数を提案しますか 4. 報告書は再生数のほかに、プロフィール表示・リンククリック・問い合わせ数を出しますか 5. 料金に、企画・撮影ディレクション・編集・投稿・分析のどこまでが含まれますか
1と3に即答できない会社は避けてください。依頼先の比べ方はSNS運用代行会社の選び方にまとめています。
まとめ:日本のSNSランキングは「定義をそろえて、客の列だけ読む」
- 日本のSNSランキングに使われる数字は、月間アクティブ・利用率・アカウント数と定義が違い、時点も2015〜2026年でバラバラ
- 公式発表ではLINE 1億(2025年12月)、YouTube 18歳以上7,370万人以上(2024年5月)、TikTok 4,200万突破(2025年11月・Lite含む)。X・Instagramは公式で確認できた最新値が古く、Facebookの国内値は確認できない
- 定義のそろった総務省 令和7年度調査では、LINE 92.9%・YouTube 81.5%・Instagram 54.8%・X 44.7%・TikTok 36.7%・Facebook 27.0%
- 媒体は「年代で候補を残す→客の行動で1つ選ぶ→続けられる本数で上限を決める」の3ステップで1〜2つに絞る
- LINE公式アカウントは見つけてもらう場ではなく受け皿。LINE VOOMは2026年9月30日に終了済み
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動画:平均53万回再生!ヘッドスパ店がSNSで予約満席&人材確保までできた手法を大公開
よくある質問(FAQ)
Q1. 日本で一番使われているSNSは何ですか? 総務省の令和7年度調査では、LINEの利用率が92.9%で最も高く、YouTubeが81.5%で続きます。LINEヤフーは、2025年12月時点の国内の月間利用者(月1回以上起動したアカウント数)を1億と発表しています。
Q2. Instagramの国内利用者数は何人ですか? Metaの公式発表で確認できた最新値は、2019年3月時点の月間アクティブアカウント3,300万です。現状の比較には、総務省調査の利用率54.8%(20代82.6%・女性63.4%)を使う方が確実です。
Q3. TikTokの利用者数にはTikTok Liteも含まれますか? 含まれます。TikTokが2025年11月に発表した国内の月間アクティブユーザー4,200万突破は、TikTokとTikTok Liteの利用者を重複を除いて合算した自社調べの数字です。
Q4. 中小企業はSNSをいくつ運用すべきですか? 最初は1〜2媒体です。月に作れる本数を先に決め、媒体ごとの目安(Instagramのリール月8本前後、TikTokのショート月10本前後など)を下回るなら媒体を減らします。客を受け止めるLINE公式アカウントは別枠で持ちます。
Q5. ThreadsやFacebookは日本のランキングに入りますか? Threadsは国内の利用者数が公表されておらず、総務省調査の対象外です(全世界の月間アクティブは2026年6月に5億超とMetaが発表)。Facebookは総務省調査で利用率27.0%(40代38.9%)で、国内の利用者数は公式発表を確認できませんでした。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




