研修動画の制作は60分の講義を撮らない|依頼先5分岐の費用と「3〜5分×本数」の割り方|HolyTech
研修動画の制作を、eラーニング専門の制作会社/一般の映像制作会社/研修会社/社内制作/ショート動画の本数型の5分岐で「費用×尺と本数×更新のしやすさ×LMS連携」から比較。2026年の公開相場、長尺を短尺に割る理由、著作権・肖像権を含む質問5つを整理。
結論から言います。研修動画の制作は「1本30〜60分の講義を撮れば済む」ものではありません。長尺の講義は最後まで見られにくく、内容が変わるたびに撮り直しになります。業務手順・ルール系は「3〜5分の短尺×本数」に割り、更新頻度が高いものほど内製・安価な形式で作る。依頼先は、この割り方を決めてから選びます。
研修動画の公開相場は、マニュアル形式の5万円台からドラマ形式の数百万円まで幅があります。総額だけで比べると「高い1本」か「安い1本」の二択になり、更新や視聴の設計が抜け落ちます。本記事は制作会社の実名を出さず、依頼先5分岐の比較表、2026年の公開相場、長尺を短尺に割る根拠、著作権・肖像権を含む質問5つをまとめました。SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、公開調査と弊社の運用実績(業種属性化)をもとに書きます。弊社の料金体系はショート動画運用代行の詳細(初期費用0円・1本無料お試し)にまとめています。
本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。
研修動画の制作の依頼先5分岐|費用×尺と本数×更新のしやすさ×LMS連携
同じ「研修動画」でも、依頼先によって得意な尺と更新のしやすさが違います。次の表で「何を買うのか」を揃えてください。
| 依頼先 | 費用レンジ(公開相場・2026年) | 尺と本数 | 更新のしやすさ | LMS連携 | 向く研修 |
|---|---|---|---|---|---|
| eラーニング専門の制作会社 | 動画教材1本10万〜100万円+LMS月額5万〜20万円程度(または1ユーザー200〜1,000円) | 5〜15分の講座を章立てで複数本 | 中(章単位で差し替え) | ◎ 受講管理・テストまで | 全社必須研修・コンプライアンス・資格系 |
| 一般の映像制作会社 | 尺別で1分50万〜100万円、10分80万〜150万円。ドラマ形式は80万〜500万円程度 | 1〜30分の完成度の高い1本 | 低(撮り直しが前提) | △ 納品データを自社で載せる | 企業理念・ハラスメント防止の再現ドラマ |
| 研修会社(講師込み) | 講座・講師単位の個別見積 | 講義の収録+集合研修 | 中(講師の再収録) | ○ 自社LMSを持つ会社もある | 管理職研修・ビジネススキル |
| 社内制作(スライド録画・スマホ撮影) | 外注費0円〜(担当者の工数とツール費) | 3〜5分×本数 | ◎ その日に差し替え | ○ 既存LMSや社内ポータルに掲載 | 業務手順・システム操作・社内ルール |
| ショート動画の本数型(弊社は比較軸の1つ) | 1本7,500円(税込)・月10本以上・4ヶ月以上・初期費用0円 | 30〜90秒×月10本以上 | ◎ 1本単位で作り直し | × SNS公開が前提 | 入社前の職場理解・接客の型・採用と兼ねる内容 |
違いは「1本の完成度」と「何本を、どの頻度で直すか」です。ドラマ形式のように何年も使う内容は制作会社の品質が生きます。一方、手順やルールは毎年のように変わるため、作り直しの安い形式でないと古い動画が残り続けます。弊社はSNS運用代行が本業で、社外秘の研修やLMSでの受講管理は扱いません。公開してよい「職場理解・接客の型」を短尺で作る場合の選択肢です。依頼前に決める項目は映像制作の依頼は会社選びから始めないで整理しています。
研修動画の制作費用の相場|形式・尺・LMSの公開相場
公開相場はソースで幅があります。いずれも2026年に更新された制作会社・比較サイトの公開情報です。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・tiktokerの例:「1ヶ月の広告収益や事業収益を赤裸々に発表する。」(@mona03070_)
https://www.tiktok.com/@mona03070_/video/7574384949634059540
・webマーケターの例:「新しい情報であると冒頭で伝えることで「乗り遅れたくない」という人の心理を刺激する」(@osaru_tiktok1)
https://www.tiktok.com/@osaru_tiktok1/video/7578889104125889799

| 区分 | 公開されている値 | 出典の種類・年 |
|---|---|---|
| 形式別 | セミナー形式5万〜15万円/マニュアル形式5万〜30万円/ドラマ形式80万〜200万円 | 制作会社の比較解説(2026年8月) |
| 尺別 | 1分50万〜100万円/3分60万〜120万円/5分70万〜150万円/10分80万〜150万円/30分100万〜200万円 | 制作会社の公開解説(2026年7月) |
| eラーニング | 動画教材1本10万〜100万円/スライド教材1講座5万〜50万円/LMSは月額5万〜20万円程度 | 比較サイトの公開解説(2026年2月) |
尺が30倍になっても費用は2〜4倍程度です。制作費の多くは企画・撮影日・出演者で決まり、尺そのものではありません。だから「1本に詰め込んだほうが割安」に見えますが、更新のたびに同じ費用がかかります。見積の内訳の読み方は動画制作の見積もりは最安に頼まない、動画の種類別の相場は企業動画制作の費用相場と種類別の選び方を参照してください。
比較の物差しとして、産労総合研究所「2025年度 教育研修費用の実態調査」(2025年10月発表・159社)では、2024年度の従業員1人あたり教育研修費用は36,036円、中小企業は31,788円でした。100人規模の中小企業なら年間の研修費は約318万円です。ドラマ形式の1本で年間予算の大半を使うのか、短尺を本数で揃えるのかは、この総額から逆算します。費用の目安はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)でも公開しています。
長尺の講義は最後まで見られない|「3〜5分×本数」に割る理由と内製の線引き
本記事の訂正ポイントです。「研修動画は1本30〜60分の講義を撮れば済む」は、撮る側の都合です。長尺の講義は最後まで見られにくく、更新もしにくい。業務手順・ルール系は3〜5分の短尺×本数に割り、更新頻度が高いものほど内製・安価な形式で作ります。
根拠は公開調査にあります。
- 6分を超えると視聴が落ちる:edXの4講座・690万回の視聴を分析した研究(Guo・Kim・Rubin、2014年)では、動画の長さにかかわらず視聴時間の中央値は最大6分で、9分を超える動画は半分まで見られないことが多いという結果でした。論文は「6分未満に分割する」ことを推奨し、高品質に収録した教室の講義がオンラインでは視聴されにくいことも示しています
- 受講完了は4割、ながら受講は8割:オトバンクの調査(2026年6月・正社員400名)では、eラーニングの受講完了率は42.5%、「ながら受講」の経験者は80.5%でした。求める環境の上位は「短時間で学べる」40.5%です
弊社の運用でも同じ傾向が出ています。全国に施設を持つ上場保育事業者では、広報部4名が本社見学ツアーや先輩社員インタビューを内製し、平均再生は1,000〜3,000回でした。弊社が作った1分45秒の動画は冒頭3秒継続率49%でしたが、視聴完了率は3.2%です(SNSでの自発的な視聴の数値で、受講を指示する研修とは条件が違います。業種・商圏で差があります)。1分台でも最後まで見る人は一部です。
割り方と内製の線引きは次の3段で考えます。
1. 変わらない内容(理念・ハラスメント防止・安全の原則):制作会社に任せ、品質の高い1本を数年使う 2. 年に数回変わる内容(業務手順・システム操作・社内ルール):3〜5分に割り、スライド録画やスマホ撮影で内製する。1本の差し替えで済む 3. 現場の空気を伝える内容(職場紹介・接客の型・先輩の1日):短尺で本数を出す。公開してよいものは採用と兼ねる
全国に多店舗を持つ家具・インテリア専門店では、弊社が撮影オペレーションの設計図と動画テンプレートを渡し、社内チームが外注に頼らず短尺を作り続ける体制にしました。内製の鍵は撮影技術より「型」です。弊社の実務でも、ショート動画1本の制作には企画1〜2時間・撮影1時間・編集2〜3時間の計4〜6時間がかかります。この工数を担当者が持てない分だけ外注に回すのが合理的です。
研修動画の制作会社に聞く質問5つ|著作権・肖像権・更新まで決める
| 論点 | 前提となるルール | 起きること | 契約・書面で決めること |
|---|---|---|---|
| 著作権 | 翻案・二次的著作物の利用の権利(第27条・第28条)は、譲渡契約に明記しないと譲渡した側に残ると推定(第61条第2項) | 後から短く切り出す・多言語化するときに権利が問題になる | 譲渡の範囲(翻案・二次利用を含む)と著作者人格権の扱い |
| 社員出演(肖像権) | 条文ではなく判例で認められた権利。出演は「自社の社員であること」が前提 | 退職後に本人から削除を求められる可能性がある | 出演の同意と退職時の扱い(削除・差し替え)を書面で取り交わす |
| BGM・イラスト素材 | 素材ごとに利用範囲が決まっている | 社内限定の素材は社外公開に使えない場合がある | 社内限定か、社外公開も可か |
| 質問 | 良い答え | 注意する答え |
|---|---|---|
| 1. 1本あたりの尺と本数は、何を基準に割りますか | 学習目標ごとに3〜5分で区切る案が出る | 「60分を1本で」 |
| 2. 内容が変わったとき、差し替えはいくらですか | 1本・1章単位の修正費が見積に入っている | 「その都度お見積り」のみ |
| 3. 納品データの形式とLMSへの載せ方は | 自社LMS・社内ポータルに合わせた形式と、字幕・テストの扱いが決まっている | 完成動画ファイルのみ |
| 4. 著作権は誰に残りますか | 譲渡の範囲(翻案・二次利用を含む)と著作者人格権の扱いが契約書にある | 「社内利用ならご自由に」 |
| 5. 社員が出演した場合、退職後はどうしますか | 出演の同意書の雛形と、退職時の差し替え・削除の手順がある | 「社員なので同意は不要」 |
質問4は契約の文言で決まります。著作権法では、翻案・二次的著作物の利用に関する権利(第27条・第28条)は、譲渡契約に明記しないと譲渡した側に残ると推定されます(第61条第2項)。研修動画を後から短く切り出したり、多言語化したりする予定があれば、契約書に明記してください。BGM・イラスト素材の利用範囲(社内限定か、社外公開も可か)も同時に確認します。
質問5は社員出演の動画で必ず起きます。肖像権は法律の条文ではなく判例で認められた権利で、弁護士の解説では、社員の出演は「自社の社員であること」が前提のため、退職後に本人から削除を求められる可能性があるとされています。出演時に「出演すること」「退職時の扱い(削除・差し替え)」を書面で取り交わし、上下関係で同意を迫らないことが前提です。個別の判断は弁護士に確認してください。出演者を役職名だけにする、手元だけを映すといった撮り方にすれば、差し替えの負担は小さくなります。
制作期間の見積もりは動画制作の期間は撮影より「確認待ち」で延びるも参考にしてください。社内の確認者が多い研修動画ほど、承認の段取りで期間が延びます。
研修動画の制作を外注すべき企業・内製でよい企業
外注すべき企業
- ハラスメント防止・情報セキュリティなど、数年使う内容をドラマ形式で作りたい(映像制作会社)
- 全社員の受講履歴とテスト結果を管理する必要がある(eラーニング専門の制作会社)
- 講師の専門性そのものが価値で、集合研修とセットにしたい(研修会社)
内製でよい企業(外注の前に試す)
- 業務手順やシステム操作が中心で、年に何度も内容が変わる。スライド録画で3〜5分に割れば足ります
- 撮影の型(画角・尺・字幕の入れ方)を1枚にまとめれば、現場の担当者が回せる
- 助成金の活用を考えている。人材開発支援助成金ではeラーニングによる訓練が対象となる場合がありますが、受講時間などの要件があり、2026年4月8日からはeラーニング・通信制訓練の1人1訓練当たりの経費助成上限が見直されています(厚生労働省)。対象かどうかは計画前に管轄の労働局で確認してください
まとめ:研修動画の制作は「割り方」を決めてから依頼先を選ぶ
- 依頼先は5分岐。総額ではなく「尺と本数」「更新のしやすさ」「LMS連携」で比べる
- 公開相場はマニュアル形式5万〜30万円、ドラマ形式80万〜500万円程度と幅が大きい。尺が30倍でも費用は2〜4倍程度
- 視聴時間の中央値は最大6分(Guoら2014)、eラーニングの受講完了は42.5%(オトバンク2026)。長尺1本より3〜5分×本数
- 契約では著作権の譲渡範囲(第27条・第28条の明記)と社員出演の同意・退職時の扱いを決める
研修と採用を兼ねる「職場の短尺」を、1本の無料お試しで確かめてください
弊社の運用代行は、企画・台本・撮影ディレクション・編集・投稿・分析を動画1本あたり7,500円(税込)で一気通貫にし、初期費用0円キャンペーンを実施中です。契約は月10本以上・4ヶ月以上、発注側の作業は「撮影素材の提供・確認・承認」の3点のみ。社外秘の研修動画やLMSの受講管理は扱いませんが、職場紹介・接客の型・先輩の1日など、公開してよい内容を短尺にして入社前の理解と採用に使えます。現場の空気が30〜90秒で伝わるかは、ショート動画1本の無料お試しで確かめてください。ご相談は公式LINEまたはオンライン相談の予約から承ります。単発と継続の使い分けは動画制作の費用相場と流れにまとめています。
動画:【先着10社】動画1本無料制作!SNSマーケティングで集客や採用を成功させる秘訣を特別公開!SNS運用代行の闇を大暴露!
よくある質問(FAQ)
Q1. 研修動画の制作費用はいくらですか? 2026年の公開相場では、セミナー形式5万〜15万円、マニュアル形式5万〜30万円、ドラマ形式80万〜200万円(ソースにより500万円程度まで)です。eラーニングとして配信する場合は、LMSの月額5万〜20万円程度が別にかかります。
Q2. 研修動画は何分にすればよいですか? 業務手順・ルール系は3〜5分を目安に割ります。edXの研究(2014年)では視聴時間の中央値が最大6分で、論文も6分未満への分割を推奨しています。
Q3. 社員が出演した研修動画は、退職後も使えますか? 肖像権を理由に削除を求められる可能性があります。出演時に退職時の扱いを書面で取り決め、個別の判断は弁護士に確認してください。手元だけを映す撮り方にすると差し替えの負担が減ります。
Q4. 研修動画の制作に助成金は使えますか? 人材開発支援助成金では、eラーニングによる訓練が対象となる場合があります。受講時間などの要件があり、2026年4月8日から経費助成の上限も見直されています。対象かどうかは管轄の労働局で確認してください。
Q5. 制作会社に頼むと著作権は自社のものになりますか? 契約次第です。著作権法では、翻案などの権利(第27条・第28条)は譲渡契約に明記しないと譲渡した側に残ると推定されます。後で切り出し・多言語化をするなら契約書に明記してください。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングと集客を支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
FREE CONSULTATION
SNS運用代行250社のノウハウを
まずは無料でご相談ください
累計250社超の運用実績|お問い合わせから24時間以内に返信
この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




