TikTokのビジネス活用は客層の年齢で決めない|5つの使い方の費用・工数・期間比較|HolyTech
目次
- TikTokのビジネス活用は5つ|目的・費用・工数・期間・向く業種の比較表
- 「若年層が顧客でない会社はTikTokをビジネスに使えない」は誤り|判断軸は悩みを動画で説明できるか
- TikTokをビジネスで使うときの公式仕様と費用|2026年10月時点
- アカウント:まずビジネスアカウントに切り替える
- TikTok広告:最低予算と入札方法(TikTok for Business公式ヘルプ)
- TikTok Shop:2025年6月に日本で開始・手数料はカテゴリ別
- クリエイター起用:TikTok One
- TikTokのビジネス活用の体制と費用|外注先に聞く5つの質問
- TikTokをビジネスに本格活用すべき企業・後回しでよい企業
- まとめ:TikTokのビジネス活用は「悩みを答える動画」から始める
- TikTokをビジネスで使う最初の検証は、1本7,500円・1本無料お試しから
- よくある質問(FAQ)
TikTokのビジネス活用は「若者向けだから無理」で見送るものではありません。投稿・広告・TikTok Shop・クリエイター起用・採用広報の5つを、費用の幅・必要な本数・成果までの期間・向く業種で比較し、自社が使うべきかの判断基準を整理します。
結論から言います。TikTokをビジネスに使うかどうかは、顧客の年齢では決まりません。決め手は「顧客が抱える悩みを、30秒〜1分の動画で説明できるか」です。説明できる会社は、まず投稿で“検索される悩みへの答え”を積み上げ、反応が取れた動画を広告・TikTok Shop・クリエイター起用に広げる順番が最も無駄がありません。
TikTokは日本の月間アクティブユーザー数(MAU)が4,200万を突破したと、2025年11月27日に公式発表しています(TikTokとTikTok Liteの重複を除く合算・自社調べ)。同じ発表で、国内でTikTokに広告を出稿する企業は48万社を超えたとしています。
本記事では、SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、活用5つの比較表と判断軸、公式仕様と費用を整理します。
本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。
TikTokのビジネス活用は5つ|目的・費用・工数・期間・向く業種の比較表
③TikTok Shop:販売手数料 カテゴリ別7〜12%
④クリエイター起用:フォロワー1万〜5万人で1投稿1万〜15万円
企業がTikTokを使う方法は、目的別に5つに分かれます。同じ「TikTokをやる」でも、お金のかかり方と社内の負担がまったく違います。
| 使い方 | 主な目的 | 初期費用・月額の幅 | 必要な工数・本数 | 成果が出るまでの期間(弊社目安) | 向く業種 |
|---|---|---|---|---|---|
| ①投稿(オーガニック) | 来店・問い合わせ・指名検索 | 内製は人件費。外注は月10万〜100万円、初期費用10万〜30万円の例。弊社は1本7,500円(税込)×月10本=月7万5,000円 | 月8〜10本。撮影に協力する人1名と確認の窓口 | コンセプトの検証に3〜4か月 | 来店型の店舗・クリニック・士業・専門性のあるBtoB |
| ②TikTok広告 | 期限のある獲得(予約・資料請求・購入) | 公式の最低予算はキャンペーン50米ドル・広告セット20米ドル+広告素材の制作費。代行の手数料は広告費の20%が目安 | 広告素材を月数本。週1回は数字を見て止める判断をする人 | 配信直後から数字は出る。止める基準を先に決める | 目標の獲得単価が決まっている商材・採用・EC |
| ③TikTok Shop | 動画・ライブからその場で販売 | 販売手数料はカテゴリ別7〜12%(2026年5月11日〜) | 商品動画の蓄積、ライブの出演者、在庫・出荷対応 | 出店準備と動画の蓄積で1〜3か月 | 単価数千円までの物販(美容・食品・生活雑貨) |
| ④クリエイター起用(TikTok One等) | 第三者の声で認知・購入を広げる | 公式の料金表はなし。公開相場でフォロワー1万〜5万人のクリエイターに1投稿1万〜15万円 | 起用先の選定、商品提供、PR表示の確認 | 投稿から数日で再生が出そろう | 体験して語れる消費財・飲食・美容・旅行 |
| ⑤採用広報 | 応募・説明会の参加 | ①と同じ費用体系(投稿の外注または内製) | 月4〜8本。出演する社員の調整 | 応募導線まで含め3か月以上 | 保育・介護・医療・建設など現場職の採用 |
外注費は2026年9〜10月更新の公開相場(運用代行は小規模向け月10万〜20万円〜総合支援100万円、クリエイターはフォロワー単価1〜3円)に基づく目安です。運用代行の料金の内訳はTikTok運用代行の費用相場は月10〜100万円で比べています。
表で見てほしいのは、②〜④がすべて「反応が取れる動画」を前提にしている点です。①で当たった型があれば、広告素材もShopの商品動画も作り直さずに済みます。手法ごとの費用の桁と始める順番はTikTokマーケティングの手法5つの費用・期間比較でも扱っています。本記事は「自社がTikTokをビジネスに使うべきか、どれから使うか」の判断に絞ります。
「若年層が顧客でない会社はTikTokをビジネスに使えない」は誤り|判断軸は悩みを動画で説明できるか
経営者から最も多く聞く見送り理由が「TikTokは若者向けなので、うちの客層には合わない」です。半分は正しく、半分は誤りです。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・社長の例:「社長の1日の流れを密着していく。」(@misaki_vlog7)
https://www.tiktok.com/@misaki_vlog7/video/7571308736694734101
・髪質改善・縮毛矯正の例:「一人称視点で美容師体験ができる動画。顧客のリアルな悩みや疑問を途中で挟みながら専」(@antiaging.yuito)
https://www.tiktok.com/@antiaging.yuito/video/7569937608856341767

正しい半分:利用率は若いほど高い 総務省情報通信政策研究所「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(2026年6月26日公表・13〜79歳1,800人)では、TikTokの利用率は10代67.9%・20代61.5%で、報告書も「年代が若くなるにつれて利用率が高くなって」いると書いています。
誤りの半分:30〜40代も4割超が使い、全年代で伸びている 同じ調査で30代は44.7%(前年度39.7%)、40代は42.6%(同39.9%)、50代は32.2%(同25.5%)で、各年代で利用率が増えました。報告書は「近年利用を伸ばしているサービスは、最初に10代、20代で利用率が高く、年数が経過するとともに他の年代へと利用が広がっている傾向」と分析しています。ディープテック系のBtoB企業との商談でも、先方から「TikTokから40代・50代の方も入ってくる。10代や60代が見ていることもある」(要旨)という実感が出ました。
ここからが本題です。ビジネスで効くのは「誰に見せるか」より「何を検索されるか」です。TikTokは2024年7月17日、視聴者がTikTokの検索で探しているトピックを確認できる「Creator Search Insights」を日本で公開しました(一部地域のみ)。弊社代表の林も解説動画で「TikTokでも検索キーワードに対して、ニーズがあるコンテンツを当てるマーケティングが行われるようになる。検索するユーザーは目的意識を持っているので消費行動につながりやすい」と話しています。TikTokは流し見の場であると同時に、悩みを調べる“検索窓”としても使われ始めています。
そこで、客層の年齢ではなく、次の表で判定します。
| 業種の例 | 顧客が検索する悩み | 動画の型 | TikTokの適性 |
|---|---|---|---|
| 小児歯科・矯正クリニック | 「子どもの歯並び いつから」 | 院長が30秒で答える解説 | 高い(保護者世代の30〜40代も利用) |
| 相続不動産の買取 | 「相続した実家 売り方」 | 手続きの順番を図で説明 | 中(主戦場はYouTubeの検索。TikTokは補助) |
| 保育・介護の採用 | 「保育士 1日の流れ」 | 1人称視点の職業体験 | 高い(応募者の年代と一致) |
| 汎用品の卸売 | 価格の比較のみ | 説明できる悩みが少ない | 低い(②広告単体か他媒体) |
検索される悩みに答えた2例(弊社支援先) 相続不動産の買取事業者では、再生数を追わず「相続不動産」「相続税 不動産」など検索する顕在層だけに向けたYouTube運用で、LINE登録から個別相談につなげています。媒体はYouTubeですが、「悩みに答える動画→LINE→相談」の型はTikTokの検索にもそのまま使えます。採用では、上場保育事業者のTikTok運用で「1人称視点×職業体験」のコンセプトに変え、平均再生は約5,000回から約30,000回(約6倍)、冒頭3秒の継続率は49%になりました(成果は業種・商圏で差があります)。
TikTokをビジネスで使うときの公式仕様と費用|2026年10月時点
| 項目 | 公式で確認できる数字・仕様 | 出典・時点 | 運用上の注意 |
|---|---|---|---|
| ビジネスアカウント | プロフィールのリンクや分析を使える状態にする | — | 企業の投稿はまずビジネスアカウントに切り替えて行う |
| TikTok広告 | 最低予算:キャンペーン50米ドル・広告セット20米ドル 入札方法:CPM・oCPM・CPV・CPCの4つ | TikTok for Business公式ヘルプ | 止める基準(目標の獲得単価)を配信前に決める |
| TikTok Shop | 2025年6月に日本で提供開始 販売手数料:カテゴリ別7〜12%(一律7%から変更) | 2026年5月11日〜 | アフィリエイト報酬や広告費も含めた粗利で判断する |
| TikTok One | 旧Creator Marketplaceの機能を統合。エンゲージメント率やオーディエンス属性でクリエイターを探し、招待・公開応募で依頼 公式の料金表:なし | TikTok for Business公式ブログ(2025年11月10日) | 謝礼・商品提供のある投稿はステマ規制(2023年10月1日施行)の対象。「PR」等の表示が必要 |
見積もりの前に、公式で確認できる数字を押さえます。
アカウント:まずビジネスアカウントに切り替える
企業の投稿はビジネスアカウントで行い、プロフィールのリンクや分析を使える状態にします。切り替え手順と個人アカウントとの違いはTikTokビジネスアカウントの切り替え手順で解説しています。
TikTok広告:最低予算と入札方法(TikTok for Business公式ヘルプ)
広告は広告マネージャーから出稿します。公式ヘルプでは、最低予算はキャンペーン単位50米ドル・広告セット単位20米ドルです。入札方法はCPM(1,000インプレッション単価)・oCPM(成果につながりそうな人に最適化したインプレッション課金)・CPV(6秒以上の視聴などで課金)・CPC(クリック単価)の4つです。止める基準(目標の獲得単価)は配信前に決めておきます。弊社の料金体系はショート動画運用代行の詳細(初期費用0円・1本無料お試し)にまとめています。
TikTok Shop:2025年6月に日本で開始・手数料はカテゴリ別
TikTok Shopは2025年6月に日本で提供が始まりました。販売手数料は2026年5月11日から一律7%からカテゴリ別に変わり、7〜12%の幅です。カテゴリ別の料率と始め方はTikTokショップの始め方と手数料にまとめています。
クリエイター起用:TikTok One
TikTok Oneは、クリエイターマーケティングを軸にしたオールインワン型のクリエイティブプラットフォームです(TikTok for Business公式ブログ・2025年11月10日)。旧Creator Marketplaceの機能を統合し、ブランドはエンゲージメント率やオーディエンス属性でクリエイターを探し、招待や公開応募で依頼できます。公式の料金表はありません。謝礼や商品提供のある投稿はステルスマーケティング規制(2023年10月1日施行)の対象で、「PR」等の表示が必要です。
TikTokのビジネス活用の体制と費用|外注先に聞く5つの質問
月10本なら企画〜分析で月30時間以上を見込みます。体制は3つです。
| 体制 | 社内の作業 | 費用の目安(公開相場) | 向く使い方 | 止まりやすい所 |
|---|---|---|---|---|
| 全部内製 | 企画・撮影・出演・編集・投稿・分析 | 人件費のみ | ⑤採用広報(社員が出演) | 担当者の異動・繁忙期で投稿が止まる |
| 撮影は社内・編集以降を外注 | 撮影素材の提供・出演・確認 | 1本単位の制作費+自社の企画工数 | ①投稿・⑤採用広報 | 検索される悩みの選定と数字の検証が社内任せ |
| 運用代行に委託 | 素材提供・確認・承認 | 月10万〜100万円、初期費用10万〜30万円の例 | ①〜④の組み合わせ | 自社の空気感が伝わるまで1〜2か月かかる |
弊社のショート動画運用代行は動画1本7,500円(税込)で、月10本なら月7万5,000円(税込)です。広告運用を併せて任せる場合の運用手数料は広告費の20%です。外注先には次の5つを聞いてください。外注を検討する場合はショート動画運用代行サービスの詳細(初期費用0円・1本無料お試し)も参考にしてください。
1. 当社の顧客が検索している悩みを、どの方法で洗い出して台本に入れますか 2. 5つの使い方のうち、どれから始める提案ですか。その順番の理由は何ですか 3. 何本目で、どの数字(3秒継続率・プロフィール遷移・LINE登録など)を見て型の良し悪しを判断しますか 4. 当たった投稿を広告・Shop・クリエイター起用に広げるとき、追加費用はいくらですか 5. 客層が30代以上の場合、年齢を理由に見送らない根拠と、合わないと判断する基準は何ですか
弊社のショート動画170本の実測では、話者(誰が話すか)で再生数に2〜5倍、CTA(予約や相談を促す一言)を後半に置くと6.5倍の差が出ました。話者とCTAの位置まで設計に含めるかも確認してください。
TikTokをビジネスに本格活用すべき企業・後回しでよい企業
→ ②広告単体か、比較サイト・検索広告が先
本格活用すべき企業
- 顧客の悩みを30秒〜1分で答えられる専門性がある(院長・施術者・職人・営業担当が話せる)
- 施術・製造・接客など、見せられる工程や現場がある
- LINE・予約ページ・EC・採用ページなど、動画を見た人の受け皿がある
- 月8〜10本の撮影に協力できる人が1名いる
後回しでよい企業
- 差別化が価格だけで、動画で説明できる悩みが少ない(②広告単体か、比較サイト・検索広告が先)
- 予約枠や在庫に余裕がなく、問い合わせが増えても受けきれない
- 3か月以内に売上が必要で、検証の期間を取れない
まとめ:TikTokのビジネス活用は「悩みを答える動画」から始める
- TikTokのビジネス活用は、投稿・広告・TikTok Shop・クリエイター起用・採用広報の5つ。②〜④は①で当たった動画が前提
- 利用率は若いほど高いが、30代44.7%・40代42.6%・50代32.2%で全年代が増加(総務省・令和7年度)。年齢だけで見送らない
- 判断軸は「顧客の悩みを動画で説明できるか」。TikTokは検索窓としても使われ、Creator Search Insightsで検索トピックを確認できる
TikTokをビジネスで使う最初の検証は、1本7,500円・1本無料お試しから
弊社のショート動画運用代行は動画1本あたり7,500円(税込)で、検索される悩みの洗い出し・台本・撮影ディレクション・編集・投稿・分析まで一気通貫で担います(月10本・4ヶ月から)。初期費用0円キャンペーンを実施中で、ショート動画1本の無料お試しも可能です。発注側の作業は「撮影素材の提供・確認・承認」の3点のみです。広告運用を併せて任せる場合の運用手数料は広告費の20%です。成果は業種・商圏で差があります。まずは公式LINEで相談するか、無料相談を予約するから、顧客からよく聞かれる悩みをお聞かせください。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 顧客が40代以上でもTikTokはビジネスに使えますか? 使えます。総務省の令和7年度調査で40代の利用率は42.6%、50代は32.2%で、どちらも前年度から増えています。年齢より、顧客の悩みを動画で説明できるかで判断してください。
Q2. TikTokをビジネスで始めるのに、費用はいくらかかりますか? 投稿の外注は公開相場で月10万〜100万円、広告は公式の最低予算(キャンペーン50米ドル・広告セット20米ドル)から出稿できます。弊社は動画1本7,500円(税込)・初期費用0円キャンペーン中で、月10本なら月7万5,000円(税込)です。
Q3. 投稿と広告はどちらを先に始めるべきですか? 3か月以内に売上が必要な場合を除き、投稿で反応が取れる型を見つけてから広告に回す順番です。当たった動画を広告素材にすれば、制作費を二重に払わずに済みます。
Q4. TikTok Shopは日本で使えますか?手数料はいくらですか? 使えます。日本では2025年6月に提供が始まりました。販売手数料は2026年5月11日からカテゴリ別で7〜12%です。アフィリエイト報酬や広告費も含めた粗利で判断してください。
Q5. BtoBの会社でもTikTokのビジネス活用は成り立ちますか? 成り立ちます。導入前の悩みへの回答、作業の工程、働く人を見せられれば再生され、採用広報にも使えます。プロフィールのリンク先にLINE登録や資料請求の受け皿を用意することが前提です。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




