飲食店のSNS戦略は料理写真で決まらない|業態5つの主戦場・本数・費用の比較表|HolyTech
飲食店のSNS戦略は全媒体の毎日更新では回りません。ランチ・カフェ/居酒屋/高価格帯/テイクアウト/多店舗の業態5つで、主戦場の媒体・投稿の型・成果指標・必要本数・費用を比較し、予約導線の作り方と外注の判断基準を整理します。
結論から言います。飲食店のSNS戦略は「全部の媒体を毎日更新」では回りません。業態(客単価×来店動機)で「主戦場1つ+予約導線1つ」に絞り、そこに本数を集めるのが正解です。お客様が来店を決める材料は、料理の見た目より「いつ・誰と・いくらで行けるか」です。
媒体を絞る理由は、お客様の利用先が分散しているからです。総務省「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2026年6月26日公表・13〜79歳1,800人)では、全年代の利用率はLINE 92.9%、YouTube 81.5%、Instagram 54.8%、X 44.7%、TikTok 36.7%でした。どれも一定数が使っている分、店長1人で全部を追うと1媒体あたりの本数が薄くなり、どこでも数字が出ません。
本記事では、SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、業態5つの比較表、媒体ごとの役割、体制と費用、外注すべきかの判断基準を整理します。
本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。
飲食店のSNS戦略は業態で決まる|業態5つの主戦場・本数・費用の比較表
同じ飲食店でも、お客様が「行こう」と決めるタイミングと相手と予算が違えば、見る場所が変わります。まず自店がどの業態に近いかを決めてください。
| 業態 | 来店動機(いつ・誰と・いくら) | 主戦場+予約導線 | 投稿の型 | 成果指標 | 本数・体制 | 費用レンジ(内製/外注) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ①ランチ・カフェ | 今日の昼・1人や同僚と・日常の予算 | Googleマップ+インスタのストーリーズ | 日替わり・混む時間・席の様子 | ルート検索・電話・来店数 | マップ投稿週1〜2回+ストーリーズ | 内製中心(マップは無料)/外注は月10万円以下の投稿作成 |
| ②居酒屋・バル | 今夜〜今週・仲間や会社の飲み会・1人あたり予算 | インスタのリール+予約サイトまたはLINE | 1人あたり予算・飲み放題・個室と人数・スタッフ | 予約数・団体予約・LINE登録 | リール月8〜12本 | 内製=人件費/外注=月10万円以下〜20万〜30万円 |
| ③高価格帯(コース・予約制) | 数週間先・記念日やデートや接待・コース価格 | インスタ(外部の紹介投稿)+LINE登録 | コース内容と価格・予約の取り方・服装や雰囲気 | LINE登録数・登録単価・予約の埋まり | 自社投稿は少数+PR投稿 月1回 | PR費+LINE構築/運用一式なら月20万〜30万円 |
| ④テイクアウト・デリバリー | 今すぐ・家で・価格と量 | Googleマップ+注文ボタン(アプリ連携) | 量と価格が分かる調理動画・受け取り方 | 注文数・リピート率 | 月8〜12本 | 内製=人件費/外注は月10万円以下 |
| ⑤多店舗チェーン | 近くの店で・家族や同僚と・いつもの安心 | 本部のTikTok・インスタ+各店のGoogleマップ | 新メニュー・期間限定・店舗スタッフ | 指名検索・店舗別の来店 | 本部 月15〜20本+各店マップ週1回 | 本部は運用代行 月20万〜50万円以上 |
費用は、SNS運用代行の公開相場(ミツモア、2025年11月26日更新)の「月10万円以下=投稿作成・代行のみ」「月20万〜30万円=運用一式・簡易レポート」「月50万円以上=全体戦略・動画制作・広告」、初期費用10万〜50万円、フリーランス月5万円〜に当てはめた目安です。弊社の料金体系はショート動画運用代行の詳細(初期費用0円・1本無料お試し)にまとめています。
ポイントは、①と④はSNSより先にGoogleマップ、③は自社投稿よりLINE登録が主戦場だという点です。「インスタを毎日更新すること」が戦略になるのは②と⑤だけで、それ以外の業態が毎日投稿に時間を使うと、本当に予約が動く場所の手入れが後回しになります。
「料理写真をきれいに撮れば来る」は誤り|客は「いつ・誰と・いくらで」で店を決める
飲食店のSNSで最も多い思い込みが「料理写真をきれいに撮ることが戦略」というものです。写真の質は必要条件ですが、来店を決める理由にはなりません。お客様が知りたいのは「今週の金曜、4人で、1人5,000円で入れるか」です。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・髪質改善・縮毛矯正の例:「嘘偽りなしで乾かしただけで綺麗にします✨ 美髪矯正したら人生変わります♪ 🌟予約」(@ryu_hair.care)
https://www.tiktok.com/@ryu_hair.care/video/7584323677416705288
・webマーケターの例:「新しい情報であると冒頭で伝えることで「乗り遅れたくない」という人の心理を刺激する」(@osaru_tiktok1)
https://www.tiktok.com/@osaru_tiktok1/video/7578889104125889799

弊社が支援した東京の高価格帯飲食店(会員制・予約制)では、オープンの約2か月前から次の3段で設計しました。
1. 認知:グルメ系インフルエンサーのPR投稿を月1回。フォロワー数ではなく「直近10投稿の平均リーチ×想定CPM(1,000円前後以内)」で起用を判断 2. 教育:Instagramのプロフィールを更新し続けるのではなく「メニュー表」として固定。ピン留め投稿に看板料理・口コミ・予約方法を置く 3. 行動:プロフィールのリンクをLINE登録1本に絞り、LINEで予約・キャンセル枠の告知を配信
PR投稿の冒頭に置いたのは料理の画ではなく、お会計の仕組みという「来店の条件」でした。結果は、最初の6か月でLINE登録約6,000人、オープン前から2か月先まで予約満席です。PR費13万円の投稿1本でLINE登録612人(登録単価約212円)の回もありました(成果は業態・商圏で差があります)。全体の設計はLINE集客の成功事例|開店前に満席を作った飲食店の全設計で詳しく扱っています。
なぜLINEなのか。客単価の高い店は、投稿を見てもその場では予約しません。弊社代表の林は商談で「気になる店はまず保存し、デートや会食の予定ができた時に見返して予約する」行動を指摘しています。保存は埋もれるため、予約の手前の行動(マイクロコンバージョン)をLINE登録に置き、月1回程度の配信で思い出してもらう設計が効きます。
一方、3店舗前後の飲食店からは「SNSにはなるべくお金をかけたくない」という相談が多く寄せられます。だからこそ、業態に合わない媒体に本数を割かないことが一番の節約です。料理動画を撮る制作会社の選び方は飲食店のショート動画制作会社は料理の画質で選ばないに分けています。
飲食店のSNS戦略は「主戦場1つ+予約導線1つ」で組む|媒体ごとの役割と現行機能
主戦場は「お客様が来店を決める瞬間にいる場所」、予約導線は「その場所から予約までの最短ルート」です。各媒体の役割と、店舗向けに公式で確認できた機能を整理します(2026年10月時点)。
| 媒体 | 役割 | 店舗向けの機能(公式で確認できた範囲) | 見る数字 |
|---|---|---|---|
| Googleマップ(Googleビジネスプロフィール) | 「今すぐ・近くで」探す人の受け皿 | 「Google で予約」で席の予約や順番待ちの登録/メニューとおすすめ料理の写真/テイクアウト・宅配の注文ボタン/クチコミへの返信/特典の投稿 | ルート検索・電話・予約数 |
| 比較・保存される「店の顔」 | プロフィールのアクションボタン(Metaは2020年4月に「料理を注文」スタンプとアクションボタンを日本で発表)/ピン留め・ハイライト | 閲覧数・プロフィールアクセス・リンククリック | |
| TikTok | 店を知らない人への認知 | 位置情報を使うローカル向けフィードは米国・欧州での展開が報じられているが、日本での提供は公式で確認できず、本記事では前提にしない | 再生数・プロフィール遷移 |
| LINE公式アカウント | 再来店・予約の保管庫 | メッセージ配信・リッチメニューからの予約導線。LINE VOOMは2026年9月30日に終了 | 登録数・登録単価・配信からの予約 |
Googleマップは、無料のGoogleビジネスプロフィールで予約・メニュー・注文まで1画面に揃います。①ランチ・カフェと④テイクアウトは、SNSに投稿する前にここを埋めるのが先です。手順はMEO対策のやり方7ステップ|自分でできる手順と費用相場で解説しています。
Instagramのアクションボタンの連携先(予約・注文サービス)は時期で変わるため、設定時にMetaの公式ヘルプで確認してください。インサイトの再生数・インプレッションは2024年11月に「閲覧数」へ統合されています。LINEは、VOOMの終了でタイムライン的な使い方ができなくなりました。今は配信と予約導線に役割を絞ります。
投稿の中身も数字で比べます。弊社のショート動画170本の実測では、話者(誰が話すか)を変えるだけで再生数に2〜5倍の差が出て、CTA(予約・LINE登録を促す一言)を後半に置くと再生数が6.5倍になりました。飲食店なら、店長・料理長・ホールスタッフの誰が「予算と予約方法」を話すかを複数本で比べる価値があります。
飲食店のSNS戦略の体制と費用|内製・一部外注・運用代行と外注先に聞く5つの質問
| 月額の目安 | 任せられる範囲 | 当てはまる業態 |
|---|---|---|
| 人件費のみ | 全部内製(企画〜分析まで店側) | ①ランチ・カフェ(マップ中心) |
| フリーランス 月5万円〜 | 撮影は店・編集以降を外注 | ②居酒屋・④テイクアウト |
| 月10万円以下 | 投稿作成・代行のみ | ①ランチ・カフェ/②居酒屋/④テイクアウト |
| 月20万〜30万円 | 運用一式・簡易レポート | ②居酒屋/③高価格帯/⑤多店舗 |
| 月50万円以上 | 全体戦略・動画制作・広告 | ⑤多店舗チェーン |
| 月7万5,000円(税込) | HolyTechのショート動画運用代行:1本7,500円(税込)×月10本/初期費用0円キャンペーン中 | 発注側の作業は撮影素材の提供・確認・承認の3点 |
飲食店は営業中に撮影できる時間が限られます。仕込み前やアイドルタイムに月何本撮れるかから逆算して体制を決めます。
| 体制 | 店側の作業 | 費用の目安(公開相場) | 向く業態 | 止まりやすい所 |
|---|---|---|---|---|
| 全部内製 | 企画・撮影・出演・編集・投稿・分析 | 人件費のみ | ①ランチ・カフェ(マップ中心) | 繁忙期・店長の異動 |
| 撮影は店・編集以降を外注 | 出演・撮影素材の提供・確認 | フリーランス月5万円〜 | ②居酒屋・④テイクアウト | 企画と予約導線の検証が店任せ |
| SNS運用代行に委託 | 出演・確認・承認 | 月10万円以下〜50万円以上、初期費用10万〜50万円 | ③高価格帯・⑤多店舗 | 店の空気感が伝わるまで時間がかかる |
弊社のショート動画運用代行は動画1本7,500円(税込)で、月10本なら月7万5,000円(税込)です。外注先を選ぶときは、次の5つを聞いてください。答えが具体的な会社ほど任せられます。外注を検討する場合はショート動画運用代行サービスの詳細(初期費用0円・1本無料お試し)も参考にしてください。
1. 当店の業態なら、主戦場はどの媒体だと考えますか。その根拠は来店動機のどこですか 2. 予約・来店をどう数えますか(LINEの流入経路URL・フォロワー限定クーポン・来店時の聞き取りなど) 3. 営業を止めずに撮るには、仕込み前やアイドルタイムで月何本撮れる段取りになりますか 4. インフルエンサーにPRを頼むなら、起用の判断基準(平均リーチ・CPM・登録単価)は何ですか 5. PR投稿の表記と、多店舗の場合の本部と店舗の役割分担をどう管理しますか
4と5が特に重要です。広告と明示しない依頼投稿は、2023年10月1日施行のステマ規制(景品表示法の指定告示)の対象となるおそれがあるため、PR表記は消費者庁の公式資料で確認してください。依頼先の分け方と月額の比較は飲食店のSNS運用代行はフォロワーを買う契約ではないで扱っています。
飲食店のSNS戦略を外注すべき店・内製でよい店
外注すべき店
- ③高価格帯・新規開業で、オープン前から予約を積み上げたい(LINEとPR投稿の設計が要る)
- ⑤多店舗で、本部が新メニューの見せ方を数字で検証したい
- 投稿は続けているのに、予約数やLINE登録が前年同月比で横ばい
内製でよい店
- ①ランチ・カフェで、Googleマップの予約・メニュー・写真を店長が週1回更新できる
- 店主やスタッフが自分で話して撮り、週2〜3本を続けられる
- 来店時の聞き取りやクーポンで、SNS経由の来店をすでに数えている
どちらでも、最初に決めるのは「主戦場1つ」「予約導線1つ」「月1回見る数字」の3つです。
まとめ:飲食店のSNS戦略は業態の来店動機から逆算する
- 全媒体の毎日更新では回らない。業態(客単価×来店動機)で主戦場1つ+予約導線1つに絞る
- 客が来店を決めるのは料理の見た目より「いつ・誰と・いくらで行けるか」。投稿の冒頭に予算・人数・予約方法を置く
- ランチ・テイクアウトはGoogleマップ、高価格帯はLINE登録が主戦場。高価格帯飲食店はPR投稿+LINEで6か月LINE約6,000人・2か月先まで満席
- 外注するなら「主戦場の根拠・予約の数え方・撮れる本数の段取り」を聞く
業態に合う主戦場の検証から始めるなら、1本7,500円・1本無料お試しで
弊社のショート動画運用代行は動画1本あたり7,500円(税込)で、主戦場の設計・台本・撮影ディレクション・編集・投稿・予約導線の分析まで一気通貫で担います(月10本・4ヶ月から)。初期費用0円キャンペーンを実施中で、ショート動画1本の無料お試しも可能です。発注側の作業は「撮影素材の提供・確認・承認」の3点のみで、営業を止めずに進められます。成果は業態・商圏で差があります。まずは公式LINEで相談するか、無料相談を予約するから、どの媒体を主戦場にするかをご相談ください。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 飲食店のSNS戦略は、まず何から決めればよいですか? 自店の業態と来店動機(いつ・誰と・いくらで来るか)です。そこから主戦場の媒体を1つ、予約導線を1つ決めると、投稿の型・本数・見る数字が順番に決まります。
Q2. 飲食店はインスタとTikTokのどちらをやるべきですか? 業態で変わります。居酒屋・多店舗はインスタのリールやTikTokで認知を取る価値がありますが、ランチ・カフェやテイクアウトは先にGoogleマップの予約・メニュー・写真を整えるほうが来店に直結します。
Q3. 飲食店のSNS運用を外注すると費用はいくらですか? 公開相場では月10万円以下(投稿作成のみ)〜50万円以上(戦略・動画・広告)、初期費用10万〜50万円です。弊社は動画1本7,500円(税込)・初期費用0円キャンペーン中で、月10本なら月7万5,000円(税込)です。
Q4. 高価格帯の飲食店でもSNSで予約は埋まりますか? 埋められますが、即予約ではなくLINE登録を予約の手前に置きます。弊社支援の高価格帯飲食店は、PR投稿→プロフィール→LINEの導線で6か月でLINE約6,000人、オープン前から2か月先まで満席になりました(業態・商圏で差があります)。
Q5. LINE VOOMが終わった今、飲食店のLINEはどう使えばよいですか? LINE VOOMは2026年9月30日に終了しました。LINE公式アカウントは配信とリッチメニューからの予約導線に絞り、空席・キャンセル枠・新メニューの告知を月1回程度届けて再来店につなげます。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




