広告コンサルは運用の腕で選ばない|素材の検証本数とアカウント所有で比べる4分岐|HolyTech
広告コンサルを、運用代行・助言のみのコンサル・フリーランス・インハウス化支援の4分岐で比較。費用レンジ、誰が手を動かすか、広告アカウントの所有者、素材制作の有無を1表にし、媒体の自動化で差が素材の検証本数に移った理由と、契約前に聞く質問5つを整理します。
結論から言います。広告コンサルは「入札やターゲティングの調整がうまいか」で選ぶ時代ではありません。MetaのAdvantage+やGoogleのP-MAXが、配信先・予算配分・入札をAIで自動化しています。いま成果の差が出るのは「素材(クリエイティブ)を月に何本作って検証できるか」と「広告アカウントを自社名義で持っているか」の2点です。素材を作る人がいないコンサルは、助言の質が高くても天井が低くなります。
Web広告を自社運用または代理店に任せているのに獲得単価が下がらない、という企業向けの記事です。「広告コンサル」と名乗る依頼先は、手を動かす範囲も費用の形もアカウントの持ち方もばらばらです。
本記事では、依頼先4分岐の比較表、自動化で何が変わったか、契約前に聞く質問5つを、SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが整理します。SNSアカウント運用のコンサル選び(社内の工数で選ぶ分岐)はSNSコンサル会社は「社内の週5時間」で選ぶで解説済みのため、本記事は「Web広告(Meta・Google・TikTok等)の運用を誰に頼むか」に絞ります。弊社も1選択肢として、料金と条件付きで載せます。
本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。
広告コンサルの依頼先4分岐|選択肢×選定基準の比較表
費用レンジは2026年7月更新の公開相場(広告運用代行・広告運用コンサル・インハウス支援の相場解説3本)を突き合わせ、ソース間の揺れを幅で書いています。弊社の料金体系はショート動画運用代行の詳細(初期費用0円・1本無料お試し)にまとめています。
| 依頼先 | 費用の形とレンジ(2026年の公開相場) | 誰が手を動かすか | 広告アカウントの所有者 | 素材(クリエイティブ)制作 | 向く会社 |
|---|---|---|---|---|---|
| 広告運用代行(代理店) | 手数料型が中心で広告費の15〜20%(中小・専門は20%前後)。最低手数料は月5万円前後〜10万円程度 | 代理店が設定・入稿・改善まで | 契約次第。代理店名義で作られる例がある | 別料金が多い(動画は1本10万〜50万円の相場) | 月の広告費が数十万円以上あり、媒体横断で任せたい会社 |
| 広告コンサル(設計・助言のみ) | 月額固定で月10万〜30万円程度。アカウント診断のみは1回5万〜20万円程度 | 自社。コンサルは設計・診断・定例 | 自社(自社の操作が前提) | 原則なし。素材は自社で用意 | 社内に運用担当と素材を作る人がいて、判断の相手が欲しい会社 |
| フリーランスの運用者 | 広告費の10〜20%、または月額固定 | 運用者個人 | 契約次第。個人のアカウント配下に置かない取り決めが要る | 人による | 1媒体・少額から試したい会社 |
| インハウス化支援(研修・伴走) | 月30万〜100万円前後。期間は最短3ヶ月、一般に6ヶ月〜1年、総額100万〜300万円前後 | 最終的に自社の社員 | 自社 | 作り方を教える。制作そのものは自社 | 2年以上自社で回す前提で、担当者を育てたい会社 |
成果報酬型(CV1件3万〜10万円、または売上の5〜15%)は、4分岐のどれかに付く料金オプションとして見ます。
先に見るべきは右側の2列です。「アカウントの所有者」と「素材制作」が空欄のまま契約すると、解約時に配信の履歴を失い、検証する素材も増えません。媒体別の手数料の内訳はSNS広告代行の手数料相場は広告費の20%、検索広告に絞った比較はリスティング広告代行の費用相場で扱っています。
「入札・ターゲティングの調整で伸びる」は誤り|自動化で差は素材の本数に移った
よくある誤解は「広告コンサルが入札やターゲティングを細かく調整すれば成果が上がる」です。公式説明を見ると、その調整の多くはすでにAIの仕事です。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・webマーケターの例:「新しい情報であると冒頭で伝えることで「乗り遅れたくない」という人の心理を刺激する」(@osaru_tiktok1)
https://www.tiktok.com/@osaru_tiktok1/video/7578889104125889799
・ショート動画分析の例:「バズっている動画やアカウントを引用しながらなぜこの動画がバズっているのか説明する」(@zuborashort)
https://www.tiktok.com/@zuborashort/video/7598123437726518548

| 項目 | 媒体の公式説明(2026年10月時点で確認できた範囲) | 人が触れる余地 |
|---|---|---|
| 配信先・予算配分 | Meta Advantage+:キャンペーンのオーディエンス、配置、予算に自動的にAIを適用。Google P-MAX:1つのキャンペーンからYouTube・ディスプレイ・検索・Discover・Gmail・マップ等に配信し、成果の高い枠へ予算を自動配分 | 縮小。目標と予算の上限を決める仕事が中心 |
| 入札 | Google P-MAX:スマート自動入札でオークションごとにリアルタイムで入札 | 縮小。目標CPA・目標ROASの設定値を決める |
| 学習 | Meta:広告セットが1週間に約50件の最適化イベントを得るまで配信が安定しにくい(公式の目安)。設定の大きな変更で学習はやり直し | 「触らない」判断が仕事になる |
| 素材 | Google P-MAX:広告主がテキスト・画像・動画のアセットを指定し、AIがそれを組み合わせる | 拡大。何を何本入れるかは人が決める |
表の最下段が答えです。AIが組み合わせるのは、広告主が入れた素材だけです。弊社YouTubeでも、TikTok広告のAI最適化機能を実演した回で「ターゲティング・ABテスト・最適化を担っていた広告運用者の業務は減っていく」と説明し、AIに渡す動画・画像は1本ではなく複数入れることを勧めています。AIが自動生成した広告動画は「広告感が強い」とも評価しており、素材を作る人の役割は残ります。
学習の目安から逆算すると、少額予算ほど素材が効く
Meta広告で1件1万円の問い合わせを最適化するなら、週約50件には週50万円、月200万円超の広告費が要ります。月50万円の企業なら週12件前後で、目安に届きません。この規模で広告セットを細かく分けても、学習が終わらないセットが増えるだけです。少額予算ほど、セットはまとめたまま素材を入れ替える方が検証が進みます。費用の目安はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)でも公開しています。
素材の差は大きく出ます。弊社のショート動画170本の実測では、コンセプトの違いだけで再生数に最大480倍の差が出ました(漢方薬局の事例)。どの1本が当たるかは出す前に分からないため、月に何本の素材を試せるかが、改善の回数そのものになります。
素材の作り方3つ|運用実績から
- オーガニックで当たった型を広告に回す:リラクゼーションサロン(全国17店舗)では、オーガニックで勝ちパターンが見えた動画を一部店舗で広告に転用しました
- 投稿用の素材を広告と共通化する:地域歯科クリニックでは、フィード投稿として作ったコンテンツをそのままInstagram広告に流用し、商圏と属性で絞って配信しています。制作費が1回分で済みます
- 運用は自社、素材だけ外に出す:採用目的のMeta広告を自社で運用するSNSマーケティング会社からは、広告用のショート動画の制作だけを受注しました。運用判断が社内にある会社に合う分担です
動画広告の制作費込みの回収計算は動画広告の費用対効果は再生単価で測らないで例示しています。
広告アカウントは自社名義で持つ|解約時に引き継げないことがある
もう1つの落とし穴が、広告アカウントの持ち主です。Google広告では、代理店が使う管理用アカウント(MCC)をクライアントの広告アカウントにリンクすると、MCC側にオーナー権限が付きます。クライアント側はいつでもリンクを解除できます(Google広告ヘルプ)。問題は、最初から代理店側で広告アカウントを作り、代理店の持ち物として配信している場合です。Metaもビジネスポートフォリオで「所有」と「パートナーへのアクセス許可の付与」を分けており、所有するのがどちらかで、解約後に残るものが変わります。
代理店名義のアカウントのまま解約すると、配信履歴・コンバージョン設定・除外の設定などを自社へ持ち出せず、新しいアカウントで学習を積み直すことがあります。条件は媒体と作り方で異なるため、契約前に次の3点を書面で確認してください。
- 広告アカウントは自社のGoogleアカウント・自社のビジネスポートフォリオの所有で作るか
- 依頼先に渡すのは「アクセス権」か(Googleの「管理者」は自社に残すか)
- 解約時に、アクセス権の解除だけで終わる状態か
YouTube広告で代行会社に付与する権限の段階はYouTube広告の運用代行は手数料率で選ばないで整理しています。
広告コンサルを見極める質問5つ|契約前に聞く
| # | 聞く質問 | 答えで見るポイント |
|---|---|---|
| 1 | 自動化を使う前提で、人が手を入れるのはどの作業か | 入札・ターゲティング調整だけなら、手数料の中身の多くはAIが担う作業 |
| 2 | 月に何本の新しい素材を入れられるか。誰が作り、追加1本はいくらか | 「素材は御社で」なら、自社に作る人がいるかを先に確認 |
| 3 | 広告アカウントの所有者は誰か。解約時に何が残るか | 自社名義・自社が管理者、が基本 |
| 4 | 最適化する成果は何で、週約50件に届く予算設計か | 届かない場合、成果の定義を軽くするか、素材の入れ替えで検証するか |
| 5 | 費用の形(手数料型・月額固定・成果報酬)と、最低手数料・最低契約期間 | 広告費が少ないほど、最低手数料で実質の負担率が上がる |
次の5点を同じ条件で聞き、数字と名前で答えが返るかで判断します。
1. 「Advantage+やP-MAXなどの自動化を使う前提で、人が手を入れるのはどの作業ですか」:入札・ターゲティングの調整だけを挙げる場合、手数料の中身の多くはAIが担う作業です 2. 「月に何本の新しい素材を入れられますか。誰が作り、追加1本はいくらですか」:「素材は御社でご用意ください」なら、自社に作る人がいるかを先に確かめます 3. 「広告アカウントの所有者は誰になりますか。解約時に何が残りますか」:自社名義・自社が管理者、が基本です 4. 「最適化する成果は何で、週約50件に届く予算設計ですか」:届かない場合に、成果の定義を軽くするのか、素材の入れ替えで検証するのかを聞きます 5. 「費用は手数料型・月額固定・成果報酬のどれで、最低手数料と最低契約期間はいくらですか」:広告費が少ないほど、最低手数料で実質の負担率が上がります
SNS運用のコンサルの月額相場の内訳はSNSコンサル相場は月3〜20万円、TikTok広告に絞った依頼先比較はTikTok広告運用代行は手数料の安さで選ばないで解説しています。
広告コンサルを頼むべき企業・頼まなくてよい企業
頼むべき企業
- 社内に素材を作る人がいて、配信の判断だけが弱い企業:助言のみの広告コンサル(月10万〜30万円程度)が最も費用対効果を出しやすい形です
- 2媒体以上に広げる段階で、計測設定とアカウント構成を整えたい企業:設計と計測は人の判断が残る領域です
- 代理店名義のアカウントで配信していて、自社名義へ切り替えたい企業
頼まなくてよい企業・先に別の手を打つ企業
- 素材を作る人が社内にいない企業:助言だけを買っても、試す素材が増えません。素材制作を含む依頼先か、制作だけの外注を先に検討します
- 月の広告費が少額で、許容CPA(1件の獲得にかけてよい上限)が決まっていない企業:先に上限を決めないと提案を比べられません
- オーガニックで当たった型がまだ無い企業:広告で当たりを探すと学習期間の分だけ費用がかかります。先にオーガニックで型を探す方が安く済むケースがあります(業種・商圏で差があります)
弊社を選ぶ場合の条件も書きます。弊社はショート動画を1本7,500円(税込)・月10本以上・4ヶ月以上(最低30万円(税込))で制作し、広告運用まで任せる場合の運用手数料は広告費の20%です。撮影素材はクライアント側のスマホで撮る前提のため、テレビCM品質の映像やプロ機材での撮影が必要な場合は制作会社の方が合います。検索広告だけなら検索広告に強い代理店が適しています。
まとめ:広告コンサルは「素材の検証本数」と「アカウントの所有者」で比べる
- 依頼先は4分岐。費用は手数料型で広告費の15〜20%前後、助言のみで月10万〜30万円程度が公開相場
- 配信先・予算配分・入札はAdvantage+やP-MAXで自動化が進み、人の仕事は「目標の設定」と「素材を何本入れるか」に移った
- Meta広告の学習は週約50件が目安。少額予算ほど、広告セットを分けるより素材の入れ替えで検証する
- 広告アカウントは自社名義・自社が管理者で作り、依頼先にはアクセス権だけを渡す
広告に回す素材を、ショート動画1本の無料お試しで確かめてください
弊社は広告にも転用できるショート動画を、動画1本あたり7,500円(税込)・月10本以上・4ヶ月以上(最低30万円(税込))・初期費用0円(キャンペーン)で制作し、企画・台本・撮影ディレクション・編集・投稿・分析まで担います。広告運用も併せて任せる場合の運用手数料は広告費の20%で、広告アカウントは御社名義のまま運用します。発注側の作業は「撮影素材の提供・確認・承認」の3点です。まずはショート動画1本の無料お試しで、自社の素材から広告に使える動画が作れるかを確かめてください。素材を作る人が社内にいる場合は、助言型のコンサルもご検討ください。ご相談は公式LINEまたはオンライン相談の予約から承ります。
動画:2025最新アルゴリズム!YouTubeのビジネス活用における裏技を徹底解説!現場の最前線で使っています
よくある質問(FAQ)
Q1. 広告コンサルと広告運用代行の違いは何ですか? 手を動かす人が違います。広告コンサル(助言のみ)は設計・診断・定例が中心で、設定や入稿は自社で行います。運用代行は代理店が設定から改善まで行い、費用は広告費の15〜20%前後の手数料型が中心です。
Q2. 広告コンサルの費用相場はいくらですか? 2026年の公開相場では、助言のみで月10万〜30万円程度、診断のみで1回5万〜20万円程度、運用代行とセットで月20万〜50万円程度です。
Q3. AIの自動化が進んだなら、広告コンサルは不要ですか? 不要にはなりません。目標CPAの設定、計測の設計、どの素材を何本入れるかは人の仕事です。減っているのは入札やターゲティングを手で調整する作業です。
Q4. 代理店に作ってもらった広告アカウントは、解約後も使えますか? 自社名義で代理店にアクセス権を付与していれば、解除するだけで自社に残ります。代理店の持ち物として作られている場合は履歴や設定を持ち出せないことがあるため、契約前に書面で確認してください。
Q5. 広告運用の手数料は何%が妥当ですか? 公開相場では広告費の15〜20%前後が中心で、20%が最も多い水準です。弊社の運用手数料は広告費の20%です。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




