動画編集代行の費用相場と発注先4系統|総額を決めるのは素材と修正回数|HolyTech
動画編集代行の費用相場をショート・ロング・撮影込みの3レンジで整理し、発注先4系統の業務範囲と単価を一表で比較します。総額が膨らむ4大要因(修正回数・素材・納期・権利)と、編集だけ外注する場合の損益分岐まで実測値で解説します。
結論から言います。動画編集代行の総額を決めるのは1本あたりの単価ではなく、素材の渡し方と修正回数です。
見積もりを3社並べて一番安い単価を選ぶ。この選び方で下がるのは単価だけです。単価は契約書に載りますが、修正の往復と素材が足りず撮り直す工数は見積書に載らないためです。
弊社が支援するリラクゼーションサロンの案件では、社内の制作連絡ログに「修正」のやり取りが2025年8月21日から2026年4月1日までに74回残っています。内容はテロップの誤字だけではありません。録音音声が小さく編集側で音量を約30まで上げる必要があった(他案件では6〜10で足りていました)、部屋が暗い、カメラマンの声が入っている、同じ画が続くので別の素材がほしい——大半は編集の腕ではなく、渡された素材の側に原因があります。
SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechでは、ショート動画1本の制作に通常4〜6時間(企画1〜2時間/撮影1時間/編集2〜3時間)を見込んでいます。編集はこのうち半分弱です。本記事では、動画編集代行の費用相場を複数ソースの幅で示したうえで、発注先4系統の比較、総額が膨らむ4大要因、そして「編集だけ外注」と「企画から一気通貫」の損益分岐を順に示します。制作全体の費用感は動画制作の費用相場と流れ|単発と継続の使い分けを250社実測で解説にまとめています。
本記事の続きと併せて、HolyTechのSNS運用代行サービス資料(無料)もご活用ください。
動画編集代行の費用相場|ショート・ロング・撮影込みの3レンジ
相場は「何を渡すか」で割れます。素材を渡して編集だけ頼むのか、企画から頼むのか、撮影から頼むのか。同じ「編集代行」の一語で見積もりを取ると、この三つが混ざって比較になりません。
| 依頼内容 | 1本あたりの価格帯 | 出典(調査時点) |
|---|---|---|
| ショート・カット編集のみ(テロップなし) | 5,000〜10,000円 | 広告系解説メディア(2026年8月更新) |
| ショート・完成型(テロップ/BGM/効果音込み) | 10,000〜20,000円 | 同上 |
| ショート・モーション/アニメ込み | 20,000〜30,000円以上 | 同上 |
| 横型10分前後・カット中心 | 5,000〜15,000円(個人)/10,000〜30,000円(制作会社) | 制作会社系メディア(2026年2月公開) |
| 横型10分前後・テロップ+エフェクト | 20,000〜50,000円 | 同上 |
| ショート・撮影込みの単発制作 | 10,000〜50,000円(個人)/50,000〜200,000円(制作会社) | 動画制作会社メディア(2026年7月公開) |
※複数の公開情報を幅で示しました。相場は依頼先・素材の状態・修正条件で変わります。断定はしません。
読み方は単純です。同じ「1本1万円」でも、素材支給のカット編集なら高め、テロップ込みの完成型なら妥当、撮影込みなら破格です。比べる前に、自社が渡せるものを確定してください。
月額は別建てです。運用代行は月15万〜45万円、総合代理店は月50万〜150万円という調査もあります。本数・尺・修正回数の条件が付かない月額は比較できません。
発注先4系統の比較|同じ「編集代行」でも業務範囲と成果責任が違う
| 系統 | 企画・ コンセプト | 台本 | 撮影 | 編集 | 投稿 | 分析 | 成果責任 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| フリーランス直契約 指示書は発注側/中間コストなし | − | − | − | ● | − | − | 納品物の品質 |
| クラウドソーシング 募集・選考・検収は発注側 | − | − | − | ● | − | − | 納品物の品質 |
| 動画制作会社 ディレクターが付く | ● | − | ● | ● | − | − | 納品物の品質と進行 |
| SNS運用代行 月額制が中心 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | KPI(再生・遷移・問い合わせ) |
クラウドワークスのワーカーシステム利用料=報酬10万円以下の部分に20%/10万円超20万円以下に10%/20万円超に5%、タスク形式は一律20%。ランサーズは2022年10月1日から、ランサー側一律16.5%(税込)に加え依頼者側にも契約金額の5.5%(税込)。1アカウントで月30万円以上の支払い確定があると翌月の依頼者手数料は3.3%(税込)。
→ 1本5,000円で募集した編集は、受注者の手元で4,000円になる。
発注先は4系統です。価格だけを並べると業務範囲と成果責任の違いが消えます。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・髪質改善・縮毛矯正の例:「「髪質改善ストレートと縮毛矯正の違いは?」というよくある質問を実際のマネキンを使」(@ryohey_youtube)
https://www.tiktok.com/@ryohey_youtube/video/7429292023703801095
・疑似体験×アフレコの例:「北千住駅東口徒歩1分『crema』ボディメンテナンス✖️ヘッドスパの複合型リラク」(@crema493)

| 系統 | 主な業務範囲 | 価格帯の目安 | 中間コスト | 成果責任 | 向いている発注者 |
|---|---|---|---|---|---|
| フリーランス直契約 | 編集(カット/テロップ/BGM)。指示書は発注側 | ショート5,000〜20,000円 | なし | 納品物の品質 | 企画・台本・撮影を社内で回せる |
| クラウドソーシング | 編集中心。募集・選考・検収は発注側 | 同上(提案の幅が大きい) | 受注者側の手数料が手取りを圧縮 | 納品物の品質 | 本数が読めず都度で頼みたい |
| 動画制作会社 | 企画・撮影・編集。ディレクターが付く | 横型10,000〜30,000円/撮影込み50,000〜200,000円 | 制作費に内包 | 納品物の品質と進行 | 撮影クオリティが要る |
| SNS運用代行 | コンセプト設計〜台本〜撮影〜編集〜投稿〜分析 | 月額制が中心 | 運用費に内包 | KPI(再生・遷移・問い合わせ) | 数字を動かしたい |
クラウドソーシングの手数料は発注前に把握しておく価値があります。クラウドワークスのワーカーシステム利用料は、報酬額10万円以下の部分に20%、10万円超20万円以下の部分に10%、20万円超の部分に5%、タスク形式は金額にかかわらず一律20%です(公式ページ記載)。ランサーズは2022年10月1日から、ランサー側が一律16.5%(税込)、依頼者側にも契約金額の5.5%(税込)のシステム手数料がかかり、1アカウントで月30万円以上の支払い確定があると翌月の依頼者手数料が3.3%(税込)に下がります。
発注額が同じでも、受注者の手取りは手数料で変わります。1本5,000円で募集した編集は受注者の手元で4,000円になり、1本にかけられる時間も短くなります。
制作会社に頼む場合の見極め方は動画制作会社の選び方と費用相場|依頼前チェックリスト付きに、映像制作会社との違いは映像制作会社と動画制作会社の違い|発注前に決める判断軸にまとめています。
総額が膨らむ4大要因|修正回数・素材の渡し方・納期・音楽と素材の権利
単価が同じでも総額が2倍になる要因は、次の4つに収まります。
| 要因 | 現場で起きること | 契約・運用での止め方 |
|---|---|---|
| 修正回数の上限が未設定 | 3回を超えた分から追加費用。社内の指示工数も増える | 「無償修正は何回まで」「超過分はいくら」を見積書に明記する |
| 素材の渡し方 | 音が小さい・暗い・画が足りない。編集で埋められず差し戻し | 撮影条件(明るさ・マイク位置・カット数)を事前に文書化する |
| 納期の短縮 | 特急対応で単価が上がり、確認が雑になり修正が増える | 撮影日と納品日を月初に固定し、確認担当を1人に決める |
| 音楽・素材の権利 | 広告転用や二次利用の段階でライセンス不足が判明する | 使用素材のライセンス区分と転用可否を納品時に一覧で受け取る |
とくに効くのは上2つです。冒頭のサロン案件では、撮影機材をマイク付きに変えた結果として収録音量が下がり、編集側が音量を持ち上げてノイズが乗る連鎖が起きました。素材は大容量ファイル転送サービスで送り直され、その間の編集は待ちです。素材の不備は編集費では解決せず、撮影のやり直しか納期の後ろ倒しで払うことになります。
修正回数も同じです。公開情報では「3回程度までを標準とし、超過分は追加費用」とする制作会社が多いとされます。裏を返せば、3回で終わる指示を出せるかが総額を決めます。修正はタイムコード(0:07のテロップ、0:44の音声)で出してください。同じ案件のログでも、具体的な指示の回は1往復で終わっています。
発注前に埋める6項目
- 本数と尺(月何本・何秒)
- 素材の受け渡し方法と、1本あたりに渡す素材の分量
- 無償修正の回数と、超過時の単価
- 納品形式(解像度・比率・書き出し設定)と納品先
- BGM・フォント・ストック素材のライセンス区分と二次利用の可否
- 投稿・分析を誰がやるか
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編集を外注しても再生数は伸びない|伸びない理由の9割は編集以外
本記事でいちばん伝えたい逆説です。編集代行を頼んでも、再生数はほぼ動きません。
弊社が支援アカウントのデータを集計した結果では、再生回数と最も相関が強い指標は冒頭3秒継続率で相関係数+0.76、次いで視聴完了率+0.71です。いいね数は+0.18にとどまります。3秒継続率の業界水準は30〜35%、弊社の優良水準は45〜49%です。100万再生を超えた動画でも、冒頭3秒で約半数が離脱しています。
3秒継続率を編集で作れるかというと、作れるのは見せ方の部分だけです。何を撮るか(コンセプト設計)、最初の一言に何を置くか(台本)、誰が話すか(撮影)が決まっていない素材は、テロップを足しても3秒で離脱します。編集者が受け取るのは撮り終えた素材で、勝負はその前に付いています。
実例があります。弊社にご依頼いただいた税理士事務所は、前任の運用代行会社が「バズれば何でもよい」という方針で、再生数は数万から数十万まで取れていました。それでも問い合わせと売上にはつながりません。誰に何を見せるかの設計が抜けていたためです(業種・商圏で差があります)。
編集代行に期待してよいのは2つです。社内の作業時間が減ること(1本あたり2〜3時間)と、品質のばらつきが減ること(テロップ・音量・書き出し設定の統一)。再生数や問い合わせを動かしたいなら、発注する工程を編集の外まで広げる必要があります。
動画編集代行だけを頼むか、企画から一気通貫にするか|損益分岐は「社内に残る3時間」
工数で比べると判断が付きます。弊社の解説では、ショート動画1本を企画・台本・撮影・編集・投稿・分析まで回す工数を約5時間、うち編集を約2時間と置いています。
- 編集だけを外注する → 外に出るのは2時間。社内には3時間が残る
- 月10本なら、社内に残るのは月30時間
この3時間は消えません。台本を書き、撮影に立ち会い、指示書を作り、動画を検収し、修正を出し、投稿して数字を見る時間です。前章の74回の修正やり取りも、発注側の工数です。
金額でも並べます。弊社が編集工程だけを受託する場合の提示帯は1本5,000〜7,000円です(内容により変動します)。一方、コンセプト設計から分析まで一気通貫で受ける運用代行は1本7,500円(税込)、月10本以上・4ヶ月以上が条件です。差額は1本500〜2,500円で、そこに企画・台本・撮影ディレクション・投稿・分析が乗ります。編集だけを外注して社内に30時間を残すか、差額2万5,000円以内で工程ごと渡すかという比較になります。
判断軸は3つです。
| 判断軸 | 編集だけ外注が向く | 一気通貫が向く |
|---|---|---|
| 社内に企画・台本を書ける人がいるか | いる(担当者の稼働が確保できる) | いない・兼務で止まる |
| 月の本数 | 月4本以下で、指示書を毎回作れる | 月10本以上を継続する |
| KPIをどこに置くか | 制作コストの削減 | 問い合わせ・予約・採用応募 |
依頼範囲をどこで切るかの考え方はインスタ代行はどこまで頼める?依頼範囲と契約条件を分解でも整理しています。弊社の試算では、編集に2時間かけて1本3,000円なら時間単価は約1,500円、企画から分析まで5時間で1本2万円なら約4,000円、うち編集を3,000円で外注して3時間に短縮すると約5,600円です。工程を手放すほど単価が上がる構造は、発注側でも受注側でも同じです。
まとめ:動画編集代行は単価ではなく「素材と修正回数」で総額が決まる
- 相場は依頼内容で割れる。ショートのカット編集のみ5,000〜10,000円、テロップ込みの完成型10,000〜20,000円、撮影込みは10,000円〜(個人)・50,000円〜(制作会社)
- 発注先は4系統。成果責任が「納品物まで」か「KPIまで」かが最大の違い。クラウドソーシングは受注者側に手数料がかかり、発注額と手取りは一致しない
- 総額が膨らむ4大要因は、修正回数の上限未設定・素材の渡し方・納期短縮・音楽と素材の権利。素材の不備は編集費では解決せず、撮影のやり直しか納期の後ろ倒しで払うことになる
- 再生回数と最も相関が強いのは冒頭3秒継続率(+0.76)。編集を外注しても、コンセプトと台本が変わらなければ数字は動かない
- 編集だけ外注しても社内には1本3時間・月10本で30時間が残る。ここが一気通貫との損益分岐
編集だけ外注して数字が動かないなら、工程ごと渡す
「編集は外注したのに、再生数も問い合わせも変わらない」——原因は編集の品質ではなく、コンセプト設計と台本が社内で止まっていることです。弊社のショート動画運用代行は、コンセプト設計・台本・撮影ディレクション・編集・投稿・分析改善まで一気通貫で動画1本あたり7,500円(税込)、初期費用0円キャンペーンを実施中です。発注側の作業は「撮影協力・納品確認・月1MTG」の3点のみで、指示書づくりも修正のやり取りも弊社が巻き取ります。まずはショート動画1本の無料お試しで、いま社内で作っている動画との3秒継続率の差をご確認ください。お問い合わせはhttps://holytech.jp/contact/から承ります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 動画編集代行の費用相場はいくらですか? ショート動画はカット編集のみで5,000〜10,000円、テロップ・BGM込みの完成型で10,000〜20,000円が公開情報の中心帯です。横型10分前後はカット中心で5,000〜15,000円、エフェクトを入れると20,000〜50,000円まで上がります。撮影を含めるかで桁が変わるため、見積もり前に自社が渡せる素材を確定してください。
Q2. 同じ単価なのに、会社によって総額が違うのはなぜですか? 無償修正の回数と、素材不備による差し戻しの扱いが違うためです。公開情報では3回程度までを無償とする制作会社が多く、超過分は1回ごとに追加費用が発生します。見積書に「無償修正の回数」「超過時の単価」「素材の再提出時の扱い」を明記すれば、総額のブレは大きく減ります。
Q3. クラウドソーシングで編集を頼むと安く済みますか? 発注額は下げられますが、受注者の手取りも下がります。クラウドワークスのワーカーシステム利用料は報酬10万円以下の部分で20%、ランサーズはランサー側一律16.5%(税込)に加えて依頼者側にも5.5%(税込)がかかります。募集・選考・検収の工数も発注側に残るので、月4本以下の単発向きです。
Q4. 編集を外注すれば再生数は伸びますか? 編集だけでは動きにくいのが実測です。弊社の集計では再生回数と最も相関が強い指標は冒頭3秒継続率(相関係数+0.76)で、いいね数は+0.18にとどまります。3秒で見られるかはコンセプト設計と台本、撮影で決まります。数字を動かしたいなら発注範囲を編集の外まで広げてください(業種・商圏で差があります)。
Q5. 編集だけ外注するのと、企画から任せるのはどちらが得ですか? 月の本数で分かれます。ショート動画1本の工数は企画1〜2時間・撮影1時間・編集2〜3時間で、編集だけ外注しても1本3時間前後は社内に残ります。月4本以下で担当者の稼働を確保できるなら編集のみ、月10本以上の継続なら企画から任せるほうが有利です。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




