動画編集の副業の単価相場と月5万円ロードマップ|HolyTech

動画編集の副業の単価相場と月5万円ロードマップ|HolyTech

目次

動画編集の副業の単価相場をYouTube1本3,000〜5,000円、ショート1本1,000〜3,000円の実数で提示。月5万円までに必要な本数、習得期間1〜3ヶ月、案件の取り方3ルート、稼げない人の共通点、そして「編集だけ」の時給の天井まで、SNS運用代行250社以上の発注側視点で解説します。


結論から言います。動画編集の副業で月5万円は計算で到達できます。ただし「編集だけ」を続ける限り、時給には構造的な天井があります

「動画編集は初心者でも稼げる」という情報はあふれています。一方で「単価が上がらない」「案件が取れない」という声も同じだけあります。この差は才能ではなく、収益構造のどこに立っているかで決まります。

私自身、毎日睡眠2時間で編集を回していた時期の時給は600円でした。そこから企画・台本・分析まで含む運用設計に踏み込んだ瞬間、時給は5,600円になりました。同じ業界、同じ本人です。変わったのは担当した工程だけです。

この記事では、SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、編集者へ実際に発注している側の視点で、①単価相場の実数、②月5万円までの計算式、③習得期間、④案件の取り方、⑤稼げない人の共通点、⑥時給の天井の外し方を整理します。なお収入には個人差があり、成果を保証するものではありません。

本記事の続きと併せて、HolyTechのSNS運用代行サービス資料(無料)もご活用ください。

動画編集の副業の単価相場|YouTube1本3,000〜5,000円、ショート1本1,000〜3,000円

図1|案件種別ごとの単価相場と時給換算
初心者〜実務1年目が受注しやすい価格帯(HolyTechの発注実務ベース)
案件種別1本あたり単価想定作業時間時給換算の目安
ショート動画編集(縦型30〜60秒)1,000〜3,000円30分〜1時間1,000〜3,000円
YouTube横型(カット+テロップ中心)3,000〜5,000円3〜5時間700〜1,500円
YouTube横型(構成補助・サムネ込み)8,000〜15,000円5〜8時間1,300〜2,500円
時給換算で見ると、ショート動画編集がYouTube横型より有利になりやすい。「1本いくら」ではなく「1時間いくら」で案件を並べ替える。これが最初にやるべき作業。

まず数字を置きます。初心者〜実務1年目が受注しやすい価格帯は次の通りです。

案件種別1本あたり単価想定作業時間時給換算の目安
ショート動画編集(縦型30〜60秒)1,000〜3,000円30分〜1時間1,000〜3,000円
YouTube横型(カット+テロップ中心)3,000〜5,000円3〜5時間700〜1,500円
YouTube横型(構成補助・サムネ込み)8,000〜15,000円5〜8時間1,300〜2,500円

外部の相場情報でも、カット編集のみで1本3,000〜8,000円、テロップ・効果音込みで5,000〜15,000円という帯が示されています(株式会社FIRST/株式会社HATCH 2026年公開の相場ガイド)。弊社の発注実務でも、この帯から大きく外れることはありません。

ここで見落とされがちな事実を1つ。時給効率で見ると、ショート動画編集のほうがYouTube横型より有利になりやすいという点です。ショートは尺が30〜60秒で、素材の総量が少なく、30分〜1時間で1本完成します。単価は低く見えても、時間あたりでは横型を上回るケースが珍しくありません。

「1本いくら」ではなく「1時間いくら」で案件を並べ替える。これが最初にやるべき作業です。

月収シミュレーション|月5万円と月8万円に必要な本数

図2|月5万円・月8万円に必要な本数
単価×本数から導いた計算値(受注できる単価・本数には個人差があります)
月5万円|YouTube横型 1本5,000円 × 月10本(週2〜3本ペース)
50,000円
月8万円|YouTube横型 1本8,000円 × 月10本(同ペース・単価を上げる)
80,000円
月5万円|ショート型 1本2,500円 × 月20本(作業時間は月20時間前後)
50,000円
本数は同じ月10本。差は単価だけ
「もっと本数をこなさないと」と考える局面の正解は、たいてい「本数を増やす」ではなく「単価を上げる」。
本数戦略は月10〜15本で頭打ち
1本4時間の案件を月30本=120時間。副業の可処分時間を超える。意志ではなく算数の問題。

単価が分かれば、必要本数は割り算で出ます。

▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)

・ショート動画分析の例:「2秒でパクれる.. #TikTok攻略 #tiktok運用 #tiktok初心者」(@mitton_short)

https://www.tiktok.com/@mitton_short/video/7451489794888174855

・社長の例:「社長の1日の流れを密着していく。」(@misaki_vlog7)

https://www.tiktok.com/@misaki_vlog7/video/7571308736694734101

参考動画(弊社クライアントではない公開アカウントの投稿)
  • 月5万円:1本5,000円 × 月10本(週2〜3本ペース)
  • 月8万円:1本8,000円 × 月10本(同ペース・単価を上げる)
  • 月5万円(ショート型):1本2,500円 × 月20本(1日1本弱・作業時間は月20時間前後)

注目してほしいのは、月5万円と月8万円で本数が同じという点です。差は単価だけです。つまり多くの人が「もっと本数をこなさないと」と考える局面の正解は、たいてい「本数を増やす」ではなく「単価を上げる」です。

本数を増やす戦略には上限があります。1日は24時間しかありません。1本4時間の案件を月30本受ければ120時間で、副業の可処分時間を超えます。本数戦略は月10〜15本あたりで物理的に頭打ちになる。これは意志の問題ではなく算数の問題です。

なお、上記はあくまで単価と本数から導いた計算値です。受注できる本数・単価は経験や市場環境で変わり、この金額を保証するものではありません。

スキル習得にかかる期間|基本1〜3ヶ月、実務レベルは3〜6ヶ月

期間の目安を分けて示します。

基本操作の習得:1〜3ヶ月 カット、テロップ、BGM・効果音、簡単なアニメーション。Premiere ProやCapCutの基本操作は、1日1時間の学習でも1〜3ヶ月で一通り触れるようになります。

実務レベルで受注できるまで:3〜6ヶ月 ここが本番です。実務レベルとは「操作ができる」ではなく、指定された納期・レギュレーション・修正回数の中で、他人の意図どおりに仕上げられる状態を指します。発注側が見ているのはソフトの習熟度ではありません。修正指示が1回で通るか、納期を守るか、質問が的確か。この3点です。

弊社が編集者を評価するときも、技術点より先にこの3点を見ます。ソフトは学べば追いつきます。仕事の作法は、案件を回さないと身につきません。

案件の取り方3ルート|クラウドソーシング・SNS営業・スクール経由

図3|案件導線3ルートの進み方
①→②→③の順に単価が上がる。実績を作ってから次のルートへ移る
STEP 01
クラウドソーシング
クラウドワークス/ランサーズ/ココナラ
単価帯:1本1,000〜3,000円
利点:実績ゼロでも応募できる
欠点:競合が多く手数料も引かれる
役割:実績と評価を3〜5件つくる場所
STEP 02
SNS営業
X・Instagramでの発信/DM・募集ツイート
仲介手数料なし=単価は上がる
利点:直接受注で単価が上がる
欠点:ポートフォリオがないと反応がほぼ返らない
順序:①で3〜5本つくってから移行
STEP 03
スクール・運用会社経由
運用会社が抱える案件を受ける
単価は中間帯/発注元が明確
利点:発注が継続的でフィードバックが返る
価値:「なぜ選ばれないか」が分かる
補足:独学の最大の弱点を埋める導線
単価が上がる方向 ①クラウドソーシング → ②SNS営業 → ③運用会社経由

初心者が取りうる導線は実質3つです。それぞれ性質が違います。

① クラウドソーシング(最短だが単価は最低帯)

クラウドワークス、ランサーズ、ココナラ。最大の利点は「実績ゼロでも応募できる」こと。欠点は競合が多く、初期は1本1,000〜3,000円の帯に沈みやすい点です。手数料も差し引かれます。ここは「稼ぐ場所」ではなく「実績と評価を3〜5件つくる場所」と割り切るのが合理的です。

② SNS営業(単価は高いが実績が要る)

X(旧Twitter)やInstagramで発信し、DMや募集ツイートから直接受注する導線です。仲介手数料がないぶん単価は上がります。ただしポートフォリオがない状態では反応がほぼ返りません。①で実績を3〜5本つくってから移行するのが現実的な順序です。

③ スクール・運用会社経由(発注元が明確)

運用会社が抱える案件を受ける形です。単価は中間帯ですが、発注が継続的で、フィードバックが返ってくるのが最大の価値です。独学の最大の弱点は「自分の編集がなぜ選ばれないか誰も教えてくれない」ことにあります。

どのルートでも、ショート動画の作り方5ステップ|20社実測データで見る成功条件で解説している制作フローを理解しておくと、発注側との会話が噛み合いやすくなります。

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稼げない人の共通点3つ|編集技術だけを磨く人が止まる場所

弊社には編集者からの応募が継続的に届きます。伸びる人と止まる人の差は、驚くほどはっきりしています。

共通点1:編集技術だけを磨いている エフェクトの引き出しを増やし、ソフトを乗り換え、テンプレートを買う。技術投資は無駄ではありませんが、発注側が単価を上げる理由にはなりにくいのが実情です。発注者が本当に困っているのは「編集が下手なこと」ではなく「動画が伸びないこと」です。この2つは別の問題です。

共通点2:単価交渉を一度もしない 初回単価のまま2年続けている人がいます。実績が積み上がっても価格が動かないのは、交渉していないからです。3〜5本を安定納品した時点で、次回分から単価改定を打診する。これは失礼ではなく、業務委託の通常運転です。

共通点3:実績を見せられる状態にしていない 守秘義務で公開できない案件は確かにあります。しかし「公開可否を発注者に確認していない」「サンプルを自作していない」だけのケースが大半です。ポートフォリオがない編集者は、単価表の一番下の行から選ばれます

「編集だけ」には時給の天井がある|成否の9割以上は編集以外

図4|「編集」と「運用」で報酬の決まり方が違う
同じ業界・同じ本人。変わったのは担当した工程だけ(筆者の実例)
編集=作業
時給600円
毎日睡眠2時間で編集を回していた時期
報酬の決まり方:時間で値段が決まる
担当工程:カット・テロップ・BGM・アニメーション
構造:時給に天井がある
運用=成果
時給5,600円
企画・台本・分析まで含む運用設計に踏み込んだ後
報酬の決まり方:成果で値段が決まる
担当工程:コンセプト設計/台本/分析改善/クライアントワーク
構造:天井の高さが違う
ショート動画運用の成否は、9割以上が『編集以外』で決まる
再生回数との相関(HolyTech実測)
冒頭3秒継続率 相関係数 +0.76
+0.76
いいね率 相関係数 +0.18
+0.18
3秒継続率は業界水準30〜35%、弊社優良水準は45〜49%。この3秒を決めているのは編集ではなく、台本と企画。

ここが本記事の核心です。

冒頭で書いたとおり、私の時給は600円から5,600円に変わりました。編集スキルが9倍になったわけではありません。担当する工程を「編集」から「運用」に広げただけです。

ショート動画運用の成否は、9割以上が『編集以外』で決まります。内訳はこの4つです。

1. コンセプト設計:誰が、何を、どの切り口で発信するか 2. 台本:冒頭3秒で離脱を止める構成 3. 分析改善:数字を読んで次の企画に反映する 4. クライアントワーク:意図を引き出し、提案し、合意を取る

弊社の実測では、再生回数と最も相関が強い指標は冒頭3秒継続率で、相関係数は+0.76。いいね率の相関は+0.18にとどまります。3秒継続率は業界水準30〜35%、弊社優良水準は45〜49%です。この3秒を決めているのは編集ではなく、台本と企画です。詳細はショート動画の伸ばし方は「3秒継続率50%」が分岐点|380本の実測データショート動画の台本は「誰が話すか」で決まる|再生数2〜5倍差・170本実測にまとめています。

編集は「作業」なので、時間で値段が決まります。運用は「成果」なので、成果で値段が決まります。天井の高さが違うのは、努力量ではなく報酬の決まり方の違いです。

3年以上支援している高価格帯ヘッドスパ専門店では、100万回再生超えの動画が何本も生まれ、予約は2ヶ月先まで埋まる状態が続いています。その裏でやっていたのは編集ではなく、コンセプト設計・台本・数値分析・導線設計でした。業種や商圏で差は出ますし、同じ結果を約束するものではありません。それでも、発注側がお金を払っている対象がどこにあるかは、この事例がそのまま示しています

まとめ:単価は「編集の上手さ」ではなく「担当工程の広さ」で決まる

  • 単価相場はYouTube横型1本3,000〜5,000円、ショート1本1,000〜3,000円。時給効率ではショートが有利になりやすい
  • 月5万円=1本5,000円×10本、月8万円=1本8,000円×10本。本数は同じで、差は単価だけ
  • 基本操作の習得は1〜3ヶ月、実務レベルで受注できるまで3〜6ヶ月が目安
  • 案件導線はクラウドソーシング→SNS営業→運用会社経由の順で単価が上がる
  • 稼げない人の共通点は「技術だけ磨く」「単価交渉しない」「実績を見せられない」の3つ
  • ショート動画運用の成否9割以上は『編集以外』。編集は時間給、運用は成果給
  • 収入には個人差があり、成果を保証するものではありません

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編集の単価が上がらない理由が「技術不足ではなく担当工程の狭さ」だと分かったなら、次に学ぶべきはエフェクトではなく、コンセプト設計・台本・分析・クライアントワークです。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 動画編集の副業は未経験から何ヶ月で稼げますか? 基本操作の習得に1〜3ヶ月、実務レベルで継続受注できるまで3〜6ヶ月が目安です。最初の3〜5件は単価より「評価と実績を作ること」を優先すると、その後の単価交渉が進めやすくなります。到達時期には個人差があり、成果を保証するものではありません。

Q2. ショート動画編集とYouTube横型編集はどちらが稼げますか? 1本あたりの単価はYouTube横型(3,000〜5,000円)が上ですが、時給換算ではショート(1,000〜3,000円/30分〜1時間)が有利になりやすいです。副業で可処分時間が限られている場合は、ショート案件から入って本数と実績を積むほうが効率的です。

Q3. 月5万円を稼ぐには何本編集する必要がありますか? 1本5,000円の案件なら月10本、1本2,500円のショート案件なら月20本が計算上の目安です。月8万円も同じ月10本で到達できるため、本数を増やすより単価を上げるほうが現実的な打ち手になります。

Q4. 動画編集ができなくてもショート動画運用の仕事はできますか? 可能です。ショート動画運用の成否は9割以上が『編集以外』(コンセプト設計・台本・分析改善・クライアントワーク)で決まります。実際に弊社では、編集作業を担当せずコンセプトと台本で成果を出しているディレクターが複数在籍しています。

Q5. 単価交渉はいつ・どう切り出せばいいですか? 同一クライアントで3〜5本を納期どおり納品した時点が目安です。「次回案件から○円でお願いしたい」と根拠(修正回数の減少、対応範囲の拡大、納期短縮など)を添えて提示します。業務委託では通常のやり取りであり、交渉自体が関係を損なうものではありません。


執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。

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林健斗

この記事を書いた人

林 健斗(はやし けんと)

株式会社HolyTech 代表取締役

2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。