ネット集客の格安は何が削られるか|5工程とCPAで見極める|HolyTech

ネット集客の格安は何が削られるか|5工程とCPAで見極める|HolyTech

目次

ネット集客の格安プランは「安いから悪い」のではなく、5つの工程のどれかが抜けているだけです。企画・台本・撮影・編集・分析のどこが削られるのかを分解し、月額の安さではなくCPA換算で選ぶ判断軸と、発注前に聞くべき5つの質問を実測値つきで解説します。


結論から言います。格安プランで削られているのは「作業」ではなく「意思決定に必要な工程」です

月1〜3万円のネット集客サービスは実在します。そしてその価格でも成果が出る会社は確かにあります。問題は「安いか高いか」ではなく、自社にとって削ってよい工程が削られているのか、削ってはいけない工程が削られているのかを、発注前に見分けられていないことです。

SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechには、他社での運用を1〜2年続けたうえでの相談が毎月届きます。直近の商談では、複数院を展開する美容クリニックが月15本・月額15万円(1本あたり1万円)で企画から投稿までを約2年間委託し、それでも1投稿あたりの再生数が400回台に留まっていたという状態でした。担当の方はその場でこう言っています。「安すぎるのは分かっている。逆にいくらなら成果が出るのか、その数字が知りたい」。

この記事では、①格安帯の実際の相場 ②その価格で抜け落ちる工程の内訳 ③格安で成果が出る条件と出ない条件 ④月額ではなくCPA換算で比べる計算式 ⑤発注前に必ず聞くべき5つの質問、を数値つきで示します。

本記事の続きと併せて、HolyTechのSNS運用代行サービス資料(無料)もご活用ください。

ネット集客の格安帯はいくらか|相場の全体像を先に押さえる

図1|ネット集客の価格帯マップ(2026年時点)
価格差は品質の優劣ではなく「含まれる範囲」の差
区分月額の目安一般的に含まれる範囲
格安帯月1〜3万円投稿代行のみ。素材は発注側が用意
簡易コンサル型月3〜5万円方針助言+企画案の提示まで
標準帯月10〜50万円企画・制作・投稿・レポートまで一気通貫
フル運用月50万円以上戦略設計+広告連携+複数媒体
動画制作単体の相場は、制作会社への依頼で1本20万〜200万円。一方で1本2万円からの大量生産型サービスも存在する。同じ「動画1本」で10倍以上開くのは、含まれる工程数が違うため。

比較の前提として、価格帯の地図を持っておきます。2026年時点の相場は次の通りです。

区分月額の目安一般的に含まれる範囲
格安帯月1〜3万円投稿代行のみ。素材は発注側が用意
簡易コンサル型月3〜5万円方針助言+企画案の提示まで
標準帯月10〜50万円企画・制作・投稿・レポートまで一気通貫
フル運用月50万円以上戦略設計+広告連携+複数媒体

動画制作単体では、制作会社への依頼相場が1本20万〜200万円である一方、1本2万円からの大量生産型サービスも存在します。同じ「動画1本」でも価格が10倍以上開くのは、品質の優劣というより含まれる工程数が違うからです。

業界メディアの調査でも、月額数万円の格安プランは「投稿数が少ない・戦略なし・レポートなし」という構成が多いと報告されています。つまり格安帯は手抜きの結果ではなく、最初から範囲が限定された商品です。ここを誤解したまま契約すると、あとから「やってくれると思っていた」が発生します。

なお価格帯ごとの内訳はSNS運用代行の相場とは?価格帯別のサービス内容と上手な依頼の工夫を解説でさらに細かく分解しています。

安さの正体|5工程のどこが抜けているかを1つずつ見る

図2|ショート動画運用の5工程と、削られる順序
価格差は「5つのうち何個が含まれるか」でほぼ説明できる
STEP 01
企画・コンセプト設計
誰が・何の役で・どんな切り口で話すか。検証を重ねる工程。
格安帯では検証回数ゼロ。2年・約360本で再生400回台という事例の主因
▲ 最初に削られる
STEP 02
台本作成
尺・フック・情報の順序を設計。無いと撮影がアドリブ化する。
再生数との相関は3秒継続率+0.76/いいね率+0.18
▲ 最も効く変数
STEP 03
撮影
移動と拘束時間が発生するため、単価に最も直接効く。
訪問を外しオンラインディレクション(3回程度)にすると1本2万3,000〜2万5,000円前後
△ 自社の時間に置き換わる
STEP 04
編集
テロップ・カット・音の処理。最も外注しやすく価格も読みやすい。
編集の巧拙だけで再生数が跳ねることは多くない
- 比重は①②③側
STEP 05
分析・改善
前月の数値を根拠に翌月の企画を変える工程。
抜けていても投稿は毎月納品されるため、半年経つまで欠落に気づけない
▲ 最も気づきにくい
格安帯で最初に外れるのは①企画、契約後に最も気づきにくいのは⑤分析。成否の比重はコンセプト・台本・撮影の側に寄っている。

ショート動画を軸にしたネット集客の工程は、大きく5つです。価格差はこの5つのうち何個が含まれるかでほぼ説明できます

▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)

・ショート動画分析の例:「バズっている動画やアカウントを引用しながらなぜこの動画がバズっているのか説明する」(@zuborashort)

https://www.tiktok.com/@zuborashort/video/7598123437726518548

・リンパマッサージの例:「眉間も筋肉ほぐすと結構変わりますよ! でも実は眉間だけのケアは あまり変わりませ」(@inouekonomi)

https://www.tiktok.com/@inouekonomi/video/7617786260152651015

参考動画(弊社クライアントではない公開アカウントの投稿)

①企画・コンセプト設計(最初に削られやすい)

「誰が・何の役で・どんな切り口で話すか」を決める工程です。ここは検証が必要で、1本作って終わりにはなりません。同一アカウントでもコンセプトを変えると再生数が数百倍単位で動きます。格安帯ではこの検証の回数がゼロになり、初回に決めた1コンセプトを固定で回し続ける形になります。冒頭の美容クリニックの事例で、2年間・約360本を投じても再生400回台で止まっていた最大の理由がここです。

②台本作成

尺・フック・情報の順序を設計する工程です。台本がないと撮影が「その場のアドリブ」になり、冒頭3秒の作り込みが消えます。再生回数と最も相関が強い指標は冒頭3秒継続率で、相関係数は+0.76です(弊社支援アカウントの実測)。ちなみに「いいね率」との相関は+0.18しかありません。台本工程を削ることは、最も効く変数を捨てることと同じ意味になります。詳細はショート動画の伸ばし方は「3秒継続率50%」が分岐点|380本の実測データで公開しています。

③撮影

移動と拘束時間が発生するため、単価に最も直接的に効く工程です。実際、弊社の見積もりでも撮影に伺う前提を外し、オンラインでの撮影ディレクション(3回程度)に切り替えると、1本あたり2万3,000〜2万5,000円前後まで下がります。逆に言えば、価格が下がった分は「発注側が自分で撮る時間」に置き換わっています。ここは削ってよい会社と、削った瞬間に更新が止まる会社にきれいに分かれます。

④編集

テロップ・カット・音の処理です。工程としては最も外注しやすく、価格も読みやすい部分です。ただし編集の巧拙だけで再生数が跳ねることは多くありません。成否を左右する比重はコンセプト・台本・撮影の側に寄っています

⑤分析・改善(削られたことに最も気づきにくい)

前月の数値を根拠に翌月の企画を変える工程です。ここが無いと、運用は「投稿し続けるだけ」になります。厄介なのは、分析工程が抜けていても投稿は毎月きちんと納品されるため、契約から半年経つまで欠落に気づけない点です。見るべき指標も、再生数だけでは足りません。評価が低かった動画が保存率で1位だった、という逆転は実際に起きます(ショート動画分析の落とし穴|評価D動画が保存率1位だった実測データ)。

ネット集客の格安が向く会社・向かない会社

図3|格安が合理的な会社/止まりやすい会社
安さの是非ではなく、抜けた工程を自社が引き取れるかで分岐する
格安が合理的なケース
抜けている工程を自社が持っている状態
撮影できる人と機材が社内にあり、素材のストックが既にある
発信コンセプトが決まっていて、勝ちパターンが見えている
数値を見て次月の企画を決める担当者が社内にいる
目的が更新頻度の維持で、新規獲得の主力は別チャネルにある
→ 格安帯が最もCPAの低い選択になる
格安で止まりやすいケース
削られた工程が誰にも引き取られない状態
撮影担当がいない、または現場が忙しく素材が上がってこない
何を発信すべきかが未定で、コンセプト検証から必要
数値の見方を社内で判断できず、レポートが打ち手に変換されない
目的が新規問い合わせ・新規来店の獲得そのもの
→ 投稿は溜まったが数字は動かない状態になる
断定はしないが、他社からの乗り換え相談で最も多いのは右のパターン

安さの是非ではなく、自社の状態で分岐します

格安が合理的なケース

  • 撮影できる人と機材が社内にあり、素材のストックが既にある
  • 何を発信するかのコンセプトが既に決まっていて、勝ちパターンが見えている
  • 数値を見て次月の企画を決める担当者が社内にいる
  • 目的が「更新頻度の維持」であり、新規獲得の主力は別チャネルにある

この条件が揃うなら、抜けている工程を自社が持っているので、格安帯は最もCPAが低い選択になります。

格安で止まりやすいケース

  • 撮影を担当できる人がいない、または現場が忙しく素材が上がってこない
  • 何を発信すべきかが決まっておらず、コンセプト検証から必要
  • 数値の見方を社内で判断できず、レポートが届いても打ち手に変換されない
  • 目的が新規問い合わせ・新規来店の獲得そのもの

この場合、削られた工程が誰にも引き取られないまま運用が進みます。結果として「投稿は溜まったが数字は動かない」状態になります。断定はしませんが、他社からの乗り換え相談で最も多いのはこのパターンです。

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判断軸は月額ではなくCPA換算|計算式で並べる

図4|月額ではなくCPAで並べ替える
CPA = 月額費用 ÷ 月間の問い合わせ(来店予約)件数/到達件数は2%×2%ルールで概算
ケースA|格安帯(月3万円・投稿代行のみ・撮影なし)
月間再生 3,000回 → ×2%=60(プロフィール遷移)→ ×2%=1.2件(予約導線への到達)→ 30,000円÷1.2件
CPA 約25,000円
ケースB|一気通貫(動画1本7,500円・月10本=月75,000円)
月間再生 32,000回 → ×2%=640(プロフィール遷移)→ ×2%=12.8件(予約導線への到達)→ 75,000円÷12.8件
CPA 約5,900円
月額の差
2.5倍(3万円→7.5万円)
CPAの差
約4分の1
「安い方が高くつく」現象の正体は、分母(獲得件数)がゼロに近づくことでCPAが発散する点にある。月3万円でも獲得0件ならCPAは計算不能で、年36万円は丸ごと固定費になる。
※再生数は弊社支援アカウントの平均値に基づく試算で、成果を保証するものではありません。業種・商圏・投稿本数によって差があります。

比較の軸を月額からCPA(1件の問い合わせ・来店獲得にかかった費用)に変えると、順位が入れ替わります。

CPA = 月額費用 ÷ 月間の問い合わせ(来店予約)件数

到達件数は、弊社が標準で使う2%×2%ルールで概算できます。プロフィール遷移率2%、遷移先クリック率2%です。

ケースA|格安帯(月3万円・投稿代行のみ・撮影なし)

  • 月間再生 3,000回 と仮定
  • 3,000 × 2% = 60(プロフィール遷移)
  • 60 × 2% = 1.2件(予約導線への到達)
  • CPA = 30,000円 ÷ 1.2件 = 約25,000円

ケースB|一気通貫(動画1本7,500円・月10本=月75,000円)

  • 弊社支援アカウントの平均再生は月32,000回
  • 32,000 × 2% = 640(プロフィール遷移)
  • 640 × 2% = 12.8件
  • CPA = 75,000円 ÷ 12.8件 = 約5,900円

月額は2.5倍ですが、CPAは約4分の1です。「安い方が高くつく」現象の正体は、分母(獲得件数)がゼロに近づくことでCPAが発散する点にあります。月3万円でも獲得0件ならCPAは計算不能で、支払った36万円/年は丸ごと固定費です。

ここで使った再生数は弊社の平均値であり、成果を保証するものではありません。業種・商圏・投稿本数によって差があります。重要なのは数値そのものより、見積もりを比べるときに月額ではなくCPAの列を作るという習慣です。

発注前に必ず聞くべき5つの質問

価格表を見ても工程は分かりません。質問で確かめます。

1. この金額に企画・コンセプト設計は含まれますか。含まれる場合、コンセプトは何本検証しますか(「含まれます」だけでなく検証本数を聞く) 2. 撮影は誰が行いますか。撮影が含まれない場合、素材は誰がどの頻度で用意しますか(自社負担になる工数を数字で確認する) 3. 台本は誰が書きますか。冒頭3秒の設計は誰の担当ですか(最も効く変数の所在を特定する) 4. 月次レポートに3秒継続率・保存率・プロフィール遷移率は入りますか。入らない指標はどれですか(再生数といいね数だけのレポートは分析工程が薄い) 5. 翌月の企画は、前月のどの数値を根拠に、誰が決めますか(改善の意思決定者が決まっていない契約は改善が起きない)

この5問に即答できる会社であれば、価格が安くても工程は明確です。答えが曖昧なまま契約すると、削られた工程が誰の担当でもない状態で走り出します。

まとめ:格安は「悪」ではなく「範囲が狭い商品」

  • ネット集客の格安帯は月1〜3万円。投稿代行のみ・素材は発注側用意という構成が中心
  • 価格差の正体は品質ではなく含まれる工程数。企画/台本/撮影/編集/分析の5工程のどれが抜けるかで決まる
  • 最初に削られるのは企画・コンセプト設計、最も気づきにくいのは分析・改善
  • 再生数と最も相関が高いのは冒頭3秒継続率(+0.76)。業界水準30〜35%に対し弊社優良水準は45〜49%
  • 比較軸は月額ではなくCPA換算。試算では格安帯 約25,000円/一気通貫 約5,900円(業種・商圏で差があります)
  • 撮影担当と数値判断者が社内にいるなら格安は合理的。いないなら削られた工程が空席のまま進む

削られている工程を、まず1本分だけ確かめてみてください

「どの工程が抜けているか分からない」という段階であれば、実物で確認するのが最短です。株式会社HolyTechでは、ショート動画1本を無料でお試しいただけます。企画設計から台本・撮影ディレクション・編集・投稿・分析まで、5工程すべてを含んだ状態の1本を見てから判断できます。

  • 動画1本あたり7,500円(税込)初期費用0円キャンペーン実施中
  • 企画→台本→撮影→編集→投稿→分析まで一気通貫(月10本以上・4ヶ月以上)
  • 発注側の作業は「撮影協力」「納品確認」「月1回のMTG」の3点のみ
  • SNS運用代行 累計250社以上。高価格帯ヘッドスパで月間1,100万再生・公式LINE登録6,000件/月、不動産仲介で月間問い合わせ100件以上などの支援実績があります(成果は業種・商圏により差があります)

自社で撮影も分析もできる体制があるなら、格安帯で問題ありません。その体制が無いまま安さだけで選ぶと、削られた工程が空席になります。そこだけ確認したうえで、一度ご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. ネット集客の格安プランは、そもそも避けるべきですか。 A. 避ける必要はありません。撮影できる人と機材が社内にあり、発信コンセプトが既に固まっていて、数値を見て翌月の企画を決められる担当者がいるなら、格安帯は最もCPAの低い選択になります。判断は価格ではなく、抜けている工程を自社が引き取れるかどうかで行ってください。

Q2. 月1〜3万円のプランでは、具体的に何が含まれないことが多いですか。 A. 企画・コンセプト設計、台本作成、撮影、分析レポートのいずれか、または複数が含まれないケースが中心です。業界メディアの報告でも、月額数万円帯は「投稿数が少ない・戦略なし・レポートなし」の構成が多いとされています。見積書に工程名が書かれていない場合は、5工程を1つずつ口頭で確認するのが確実です。

Q3. 安い会社に頼んで成果が出なかった場合、何を先に立て直すべきですか。 A. 最初に企画・コンセプト設計、次に台本(冒頭3秒)です。再生数との相関は3秒継続率が+0.76、いいね率が+0.18で、効き方の差が4倍以上あります。編集の作り込みから手を付けると、最も効く変数が動かないまま費用だけが増えます。

Q4. 複数社の見積もりを比べるとき、どこを揃えれば公平に比較できますか。 A. 「月額」ではなく「1本あたり単価×含まれる工程数」と「想定CPA」の2列を作って並べてください。CPAは〈月額費用÷月間の問い合わせ件数〉で計算し、件数は〈月間再生数×プロフィール遷移率2%×遷移先クリック率2%〉で概算できます。同じ月額でも工程数が違えば別の商品です。

Q5. 撮影を自社で行えば費用はどのくらい下がりますか。 A. 弊社の実例では、訪問撮影を外してオンラインでの撮影ディレクション(3回程度)に切り替えると、1本あたり2万3,000〜2万5,000円前後まで下がります。下がった分は発注側の撮影時間に置き換わるため、現場が撮影時間を確保できるかを先に確認してください。金額は本数・地域・撮影内容によって変わります。


執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。

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林健斗

この記事を書いた人

林 健斗(はやし けんと)

株式会社HolyTech 代表取締役

2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。