アパレルの広告は物撮りでは売れない|5つの費用相場と着用動画の本数で選ぶ依頼先|HolyTech

アパレルの広告は物撮りでは売れない|5つの費用相場と着用動画の本数で選ぶ依頼先|HolyTech

目次

アパレルの広告を、Instagram・Meta広告/TikTok広告・TikTok Shop/インフルエンサー/検索・ショッピング広告/SNS運用(着用ショート動画)の5つで比較。費用の形、効く商品、シーズンとの合わせ方、ステマ規制のPR表記と二重価格、依頼先4分岐と質問5つを整理。


結論から言います。アパレルの広告は「きれいな物撮り・モデル写真」だけでは売れません。服は“サイズ感・着用感・コーデ”が分からないと買われないからです。広告素材は物撮りより「身長・体型が近いスタッフの着用ショート動画」が効きやすく、シーズンの立ち上がりとセール前に素材を入れ替える本数で差がつきます。選択肢は5つ(Instagram・Meta広告/TikTok広告・TikTok Shop/インフルエンサー/検索・ショッピング広告/SNS運用)あり、費用の形と「どの商品に効くか」で選びます。

経済産業省の「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」(2025年8月公表)では、2024年の「衣類・服装雑貨等」のBtoC-EC市場規模は2兆7,980億円、EC化率は23.38%でした。物販系全体(9.78%)より高い一方、残りの約4分の3はECの外(店舗・ポップアップ等)で買われています。アパレルの広告は「EC売上」と「来店」の両方で測る必要があります。

弊社の商談でも、代表とアルバイトで回す少人数のデザイナーズブランドが「写真はモデル・カメラマンに一流の人を起用しているのに、Instagramのフォロワーが約450人から伸びない」と話していました。本記事は代理店・ブランドの実名ランキングを作らず、SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、公的資料と支援実績(業種属性化)をもとに整理します。具体的な支援の流れは低価格特化のショート動画制作サービスの詳細をご覧ください。

本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。

アパレルの広告5つの比較表|費用の形×効く商品×シーズン×計測

選択肢費用の形・公開相場(2026年)効く商品シーズンとの合わせ方計測向くブランド
Instagram・Meta広告表示・クリック課金。少額から配信でき、学習には1週間で約50件の成果が目安(Meta公式)トレンド品・コーデ提案型立ち上がり前に素材を差し替え、在庫が薄い型は止めるEC購入・カート追加自社ECがあり、素材を週単位で入れ替えられる
TikTok広告・TikTok Shop広告は公式ヘルプで日予算がキャンペーン$50超・広告グループ$20超。Shopは販売手数料(カテゴリ別7〜12%)価格帯が手頃な定番・トレンド品動画とライブで売り切る型。セール前の在庫消化に合うShop内の売上・動画経由の購入出演できるスタッフがいて、ライブや投稿を継続できる
インフルエンサー(PR表記)フォロワー×2〜4円が目安。1万人クラスで1投稿3万〜10万円。ギフティング代行はディレクション費 月20万〜50万円+商品原価・送料世界観で選ばれる高単価品・新作新作の立ち上がりに合わせて投稿日をそろえる専用クーポン・リンク経由の売上世界観が明確で、起用相手を選べる
検索・ショッピング広告クリック課金。商品データ(フィード)の登録が前提で、無料掲載枠もある指名検索・品番で探される定番品在庫とフィードを連動させ、欠品は自動で止めるEC購入(品番単位)定番品の在庫が厚く、商品データを整備できる
SNS運用(着用ショート動画の本数型)制作本数×単価。弊社は1本7,500円(税込)×月10本以上・初期費用0円サイズ感・着心地で迷われる定番〜中価格帯シーズンごとに着用動画を撮り直し、勝った動画を広告に回すプロフィール→EC・来店予約着用できるスタッフがいて、成果まで数ヶ月待てる

相場は出典で揺れます。インフルエンサー費用は2026年9月更新の公開解説を基準にしました。TikTok広告の最低予算は公式ヘルプがドル建てのため、円建ての額は管理画面で確認してください。媒体別のCPM・CPCの比較はSNS広告の費用を媒体別に比較、TikTok Shopで売上が立つ経路はTikTokショップの売上は出品数で決まらないにまとめています。広告運用を代理店に任せる場合、弊社の運用手数料は広告費の20%です。

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「物撮りで売れる」は誤り|着用動画の本数で差がつく

物撮り・モデル写真と着用ショート動画の役割分担
世界観の素材
物撮り・モデル写真
役割
世界観を伝える
置き場所
フィード・プロフィール・商品ページ
広告の入口での弱点
体型が大きく違うモデルだと「モデルだから似合う」と受け取られ、自分事にしにくい
入口の素材
スタッフの着用ショート動画
役割
「自分が着たらどうなるか」を見せる
置き場所
入口の広告・ショート動画
基本形
身長・サイズを字幕で出す/前・横・後ろのシルエット/体型の違う人が同じ服を着てカバーできる点を見せる
本数で差がつく理由
シーズンの立ち上がりとセール前で売るものが変わり、素材がすぐ古くなる
誰が話すかで再生数に2〜5倍の差(弊社ショート動画170本の実測)

本記事の訂正ポイントです。「アパレルの広告は“きれいな物撮り・モデル写真”で売れる」は誤りです。服は“サイズ感・着用感・コーデ”が分からないと買われません。広告素材は物撮りより“身長・体型が近いスタッフの着用ショート動画”が効きやすく、シーズン(立ち上がり・セール前)に合わせて素材を入れ替える本数で差がつきます。

▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)

・webマーケターの例:「新しい情報であると冒頭で伝えることで「乗り遅れたくない」という人の心理を刺激する」(@osaru_tiktok1)

https://www.tiktok.com/@osaru_tiktok1/video/7578889104125889799

・髪質改善・縮毛矯正の例:「嘘偽りなしで乾かしただけで綺麗にします✨ 美髪矯正したら人生変わります♪ 🌟予約」(@ryu_hair.care)

https://www.tiktok.com/@ryu_hair.care/video/7584323677416705288

参考動画(弊社クライアントではない公開アカウントの投稿)

物撮りやモデル写真は世界観を伝える素材として強い一方、見る人が知りたいのは「自分が着たらどうなるか」です。先の商談で弊社が指摘したのもこの点でした。体型が大きく違うモデルの写真は、見る人が「モデルだから似合う」と受け取り、自分事にしにくい。そこで提案したのが、骨格や体型が違う人が同じ服を着て、どこをどうカバーできるかを見せる着用動画です。世界観の写真はフィードに残し、入口のショート動画は「着用感」に振る、と役割を分けました。

同じ商談では、新ブランドの認知の手段を「ショート動画」「ライブ配信」「インフルエンサー(ギフティング)」の3つに整理しました。広告感の強い素材はショート動画の面で飛ばされやすいため、先にオーガニック投稿で反応の良い着用動画を見つけ、勝った動画だけを広告に回します。外注を検討する場合はショート動画運用代行サービスの詳細(初期費用0円・1本無料お試し)も参考にしてください。

実例:「接客=疑似体験」をリールにした家具・インテリア専門店 全国39店舗の家具・インテリア専門店では、「店頭で座る・説明を受ける」という接客を動画で追体験させるリールを型にし、平均約1万再生を出しました。同じ動画をTikTokにも投稿し、追加の制作費ゼロで配信先を増やしています(業種で差があります)。アパレルなら「試着室での試着」が接客にあたります。身長・サイズを字幕で出し、前・横・後ろのシルエットを見せるのが基本形です。

本数が要るのは、シーズンの立ち上がりとセール前で売るものが変わり、素材がすぐ古くなるからです。弊社のショート動画170本の実測では、誰が話すかで再生数に2〜5倍の差が出ました(台本は「誰が話すか」で決まる)。出演者と服の組み合わせを毎シーズン試せる本数を、月単位で確保してください。消費財メーカー全般のSNS設計はメーカーのSNS戦略は新商品告知では積み上がらないにあります。

アパレルの広告で外せない表示ルール|ステマ規制のPR表記・二重価格

表示ルールは「台本段階」と「公開前」の2回で確認する
CHECK 1
台本段階で確認
CHECK 2
公開前(入稿前)に再確認
毎回確認する3つの論点
ステマ規制
2023年10月1日〜 景品表示法の不当表示に指定
依頼・ギフティングした投稿に「広告」「PR」等の表記を入れてもらう
二重価格
セール開始前8週間の過半の期間で販売された価格が目安
販売実績のない「通常価格」を並べない。値下げは販売期間を記録する
優良誤認
実際より著しく優良と示す表示は不可
「着るだけで細見え確定」等の断定を避け、着用者の身長・サイズを明記する
規制対象は広告主(事業者)。依頼投稿の表記の責任はブランド側が負う
消費者庁の公表内容で確認できた範囲。個別判断は専門家へ

アパレルで問題になりやすいのは「インフルエンサー投稿の表記」と「セール価格の見せ方」です。消費者庁の公表内容で確認できた範囲です(個別判断は専門家へ)。

論点公的なルール(確認できた範囲)広告での扱い
ステマ規制2023年10月1日から「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」が景品表示法の不当表示に指定。規制対象は広告主(事業者)で、依頼を受けたインフルエンサー等の第三者は対象外依頼・ギフティングした投稿は「広告」「PR」等の表記を入れてもらう。責任はブランド側が負う
二重価格過去の販売価格と比べる場合は「最近相当期間にわたって販売されていた価格」である必要がある。セール開始前8週間の過半の期間で販売された価格が目安(通算2週間未満などは該当しない)販売実績のない「通常価格」をセール価格と並べない。シーズン途中の値下げは販売期間を記録する
優良誤認実際より著しく優良と示す表示は景品表示法の優良誤認「着るだけで細見え確定」等の断定を避け、着用者の身長・サイズを明記する

台本段階と公開前の2回、この表で確認します。インフルエンサーへの依頼の費用構造と依頼先の選び方はインフルエンサー会社はフォロワー数で選ばない、PR表記の実務は美容系YouTuberタイアップの費用相場と選び方を参考にしてください。

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依頼先4分岐と見極める質問5つ

依頼先を見極める質問5つ|最重要は質問1と3
優先度質問注意する答え
最重要1. 広告素材は誰が作り、月に何本入れ替えますか「素材はご支給ください」で終わる
確認2. サイズ感・着用感をどう見せますか物撮りとモデル写真だけ
最重要3. EC売上と来店の両方をどう測りますかクリック数・表示回数だけ
確認4. PR表記と価格表示は誰が確認しますか「インフルエンサー側の責任です」
確認5. アパレルか近い業態の実績を数字で見せられますかフォロワー数・いいね数だけ
「誰が・何本作るか」を答えられない依頼先は、広告費を古い素材に流し続ける
依頼先得意な施策費用の形シーズンの素材入れ替え向くブランド
アパレル特化の代理店Meta広告・ショッピング広告・EC運用広告費の手数料か月額固定素材は支給前提の会社が多い自社ECの売上が立ち、素材を自社で作れる
総合代理店検索・Web広告全般、マス媒体広告費の手数料+最低出稿額会社差が大きい月数十万円以上の広告費を年単位で組める
インフルエンサー事務所・キャスティング会社タイアップ・ギフティング1投稿単価か月額ディレクション費新作の立ち上がりに強い世界観で選ばれる新作・高単価品がある
SNS運用代行(本数型)着用ショート動画の企画・撮影・投稿・分析月額固定か本数型本数で入れ替える前提スタッフが着用・出演でき、指名を作りたい

広告代理店の手数料の考え方とインハウスとの分岐点はSNS広告代行の手数料相場は広告費の20%、TikTok Shopを任せる場合の契約範囲はTikTok Shop運用代行は管理を任せる契約ではないにまとめています。

質問良い答え注意する答え
1. 広告素材は誰が作り、月に何本入れ替えますか着用動画の本数と、シーズンごとの入れ替え計画を出す「素材はご支給ください」で終わる
2. サイズ感・着用感をどう見せますか着用者の身長・サイズを出し、体型の違う人で同じ服を見せる物撮りとモデル写真だけ
3. EC売上と来店の両方をどう測りますか専用リンク・クーポン・来店時の聞き取りまで設計するクリック数・表示回数だけ
4. PR表記と価格表示は誰が確認しますか依頼投稿の表記と二重価格を、台本と入稿前に確認する手順がある「インフルエンサー側の責任です」
5. アパレルか近い業態の実績を数字で見せられますか許可を取った範囲で再生数・EC遷移・売上への影響を示すフォロワー数・いいね数だけ

最重要は質問1と3です。「誰が・何本作るか」を答えられない依頼先は、広告費を古い素材に流し続けます。

比較のうえで外部に任せる選択肢も検討する場合は、下記からご相談ください。

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アパレルの広告を代行に頼むべきブランド・自社で回せるブランド

頼むべきブランド

  • 物撮り・モデル写真は整っているのに、フォロワーやEC遷移が伸びない
  • 着用できるスタッフはいるが、台本・撮影・編集の型がなく本数が続かない
  • シーズンごとに素材を入れ替える体制がなく、同じ広告を回し続けている
  • PR表記やセール時の価格表示の確認に不安がある

自社で回せるブランド

  • 既存顧客とポップアップで売り切れ、新規獲得を急いでいない
  • スタッフが着用動画の撮影・編集・投稿まで社内で回せている
  • 出演できる人がおらず撮影の時間も取れない(まず商品ページに着用者の身長・サイズと着用写真を足すことから始めます)

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まとめ:アパレルの広告は「着用感が伝わる素材の本数」で比べる

  • 選択肢は5つ。インフルエンサーはフォロワー×2〜4円、TikTok Shopは販売手数料7〜12%が公開情報の目安
  • 2024年の衣類・服装雑貨等のEC化率は23.38%(経産省)。EC売上と来店の両方で測る
  • 物撮りより、身長・体型が近いスタッフの着用ショート動画。立ち上がりとセール前に入れ替える本数で差がつく
  • ステマ規制のPR表記と二重価格は、台本段階と入稿前に確認する。依頼先は4分岐、最初に「月に何本入れ替えますか」と聞く

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電話で聞く 080-8749-9392(平日10:00〜19:00)

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よくある質問(FAQ)

Q1. アパレルの広告費はいくらから始められますか? Meta広告は少額から配信できますが、学習には1週間で約50件の成果が目安(Meta公式)です。目標の獲得単価×50件から逆算して決めてください。

Q2. モデル写真はもう不要ですか? 不要ではありません。世界観を伝える写真はプロフィールや商品ページに残し、入口の広告・ショート動画には着用者の身長・サイズが分かる着用動画を使う、と役割を分けます。

Q3. 商品を無償で送ってSNSに投稿してもらう場合もPR表記は必要ですか? 消費者庁は、事業者の表示であることが分からない表示を不当表示としています。依頼の有無や関与の度合いで判断が分かれるため、商品提供で投稿をお願いする場合は「PR」等の表記を入れてもらう運用を基本にしてください。個別の判断は専門家に確認してください。

Q4. セールで「通常価格」と並べて表示するときの注意は? 比べる価格は、最近相当期間にわたって販売されていた価格である必要があります。消費者庁の考え方では、セール開始前8週間の過半の期間で販売された価格が目安です。販売期間の記録を残してください。

Q5. 着用ショート動画は、どのくらいで売上につながりますか? 期間はブランドと商品で差があり、一律には言えません。再生数ではなく、EC遷移・来店数で判断してください(業種・商圏で差があります)。


執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。

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林健斗

この記事を書いた人

林 健斗(はやし けんと)

株式会社HolyTech 代表取締役

2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。