店舗マーケティングは新規集客から始めない|手段6つの費用と再来・客単価を測る順番|HolyTech
目次
- 店舗マーケティングの手段6つ比較表|費用×効く段階×測る数字×内製のしやすさ
- 「店舗マーケティングは新規客を増やす施策」は誤り|初来店→2回目→3回目の転換率を先に測る
- 段階別に穴を塞ぐ打ち手|2回目・3回目・客単価・指名の比較表
- 業態別・店舗数別の店舗マーケティングの組み立て方|飲食・美容・小売・多店舗
- 店舗マーケティングを外注すべき店・自分で回せる店と、依頼先に聞く質問5つ
- 外注すべき店
- 自分で回せる店
- まとめ:店舗マーケティングは段階別の転換率で投資の順番を決める
- 担当者が話すショート動画1本を無料で試し、LINE登録と2回目来店につながるかを自店の数字で確かめてください
- よくある質問(FAQ)
店舗マーケティングを、Googleビジネスプロフィール・インスタとTikTok・LINE公式アカウント・SNS広告・ポータル・チラシと紹介の6手段で比較。費用の幅、効く段階、測る数字、初来店→2回目→3回目の転換率から投資の順番を決める方法を、1〜10店舗の経営者向けに整理します。
結論から言います。店舗マーケティングを「新規客を増やす施策」と考えると、広告費が膨らむ一方で、来た客が2回目に来ないまま穴の空いたバケツになります。先に測るのは「初来店→2回目→3回目」の転換率です。再来の仕組み(LINE・次回予約)を作ってから新規に投資する順番で考えます。
弊社の商談でも、この構図は繰り返し語られています。美容整体サロンは、予約ポータルに月4万4,000円をかけて新規が月2〜5人。口コミを集めるために2回目を割引にしても「2回は来るけど、それで終わる人が多い」と話していました。髪質改善とヘッドスパが強みの美容室は、次回予約の仕組みで2回目の来店率は高い一方、「3回目から5回目の失客が多い」ことが課題でした。タイ古式マッサージ店では、入口で想像と違った客が2回目に来ない状態が続いていました。
本記事では、SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、飲食・美容・小売・サロンを1〜10店舗で経営する方向けに、手段6つの費用と、再来・客単価・指名まで含めた投資の順番を整理します。新規1来店あたりの獲得コスト(CPA)の比較は店舗集客の方法6つをCPAで比較にまとめたため、本記事は「来た客をどう残すか」から逆算します(料金・統計は2026年10月時点の公式情報で確認できた範囲)。
本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。
店舗マーケティングの手段6つ比較表|費用×効く段階×測る数字×内製のしやすさ
月5,000円(5,000通)
月1万5,000円(3万通)
税別・2026年10月時点
2回目来店率・3回目来店率・配信からの予約数
市場の前提から確認します。経済産業省の分析レポート「2025年小売業販売を振り返る」(2026年4月公表)では、2025年の小売業販売額は約158兆円で前年比1.4%増、5年連続の増加でした。市場が伸びても、増えた分は商圏の同業と取り合いになり、新規だけに予算を寄せると1来店あたりのコストは上がり続けます。弊社の料金体系はショート動画運用代行の詳細(初期費用0円・1本無料お試し)にまとめています。
| 手段 | 初期費用・月額の幅(2026年10月時点で確認できた範囲) | 効く段階 | 測る数字 | 内製のしやすさ | 向く業態 |
|---|---|---|---|---|---|
| Googleビジネスプロフィール | 掲載は無料(Google公式)。MEO代行の公開相場は月額固定2万〜5万円が多いとする解説が中心(業者により幅) | 初来店 | 経路検索・電話・予約リンクのクリック数 | 高い。写真・営業時間・口コミ返信は自店で直せる | 来店型の全業態 |
| Instagram・TikTok(ショート動画) | 自店運用は人件費のみ。外注は弊社で1本7,500円(税込)。運用代行の公開相場は月10万〜30万円程度とする解説が多い | 認知→初来店、指名 | プロフィールへの遷移率・LINE登録率 | 中。撮影・編集で1本4〜6時間かかる | 施術・調理・接客を見せられる店 |
| LINE公式アカウント | 月0円(200通)/5,000円(5,000通)/1万5,000円(3万通)。税別。追加メッセージはスタンダードのみ | 2回目・3回目(再来) | 2回目来店率・3回目来店率・配信からの予約数 | 高い。配信と予約受付は自店で回せる | 既存客がいる全業態 |
| SNS広告(Instagram広告・TikTok広告) | 広告費+運用手数料(弊社は広告費の20%) | 認知→初来店 | 1来店あたりの獲得コスト | 低い。配信設定と数値確認に慣れが要る | 新店オープン・反応の取れた動画がある店 |
| ポータル・予約サイト | 掲載料は公式に非公開(エリア・プランで変動)。弊社商談では月4万4,000円の例 | 初来店 | 新規数とクーポン客の2回目来店率 | 高い。写真とクーポンの更新が中心 | 美容・飲食で比較検討される店 |
| チラシ・紹介 | 印刷費・配布費、紹介特典の原価 | 初来店(紹介は指名まで) | 配布エリア別の来店数・紹介経由の来店数 | 高い | 半径数kmの商圏で営業する店 |
表の右から3列目が本記事の主役です。6手段のうち5つは「初来店」に効き、再来に直接効くのはLINE公式アカウントだけです。LINEの料金は2026年10月1日に追加メッセージ単価が改定済みで、月額固定費と無料通数は変わっていません。改定の詳細はLINE@は2019年に終了|LINE公式アカウントへの移行と2026年10月料金改定にあります。なお、LINE上の無料の発信面だったLINE VOOMは2026年9月30日に終了しているため、再来の施策はメッセージ配信と予約導線で組み立てます。
「店舗マーケティングは新規客を増やす施策」は誤り|初来店→2回目→3回目の転換率を先に測る
再来率を上げる施策は、新規の獲得単価を下げるのと同じ効果を持つ。
本記事の訂正ポイントです。「店舗マーケティングは新規客を増やす施策のこと」は誤りです。新規だけを追うと、2回目に来ない客の分まで広告費で埋め続けることになります。先に測るのは段階ごとの転換率で、最も低い段階から直します。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・webマーケターの例:「新しい情報であると冒頭で伝えることで「乗り遅れたくない」という人の心理を刺激する」(@osaru_tiktok1)
https://www.tiktok.com/@osaru_tiktok1/video/7578889104125889799
・ショート動画分析の例:「バズっている動画やアカウントを引用しながらなぜこの動画がバズっているのか説明する」(@zuborashort)
https://www.tiktok.com/@zuborashort/video/7598123437726518548

仮の数字で比べます(説明用の試算で、実績ではありません)。
- A店:新規100人。2回目来店率30%、2回目→3回目50%。3回来た客は15人
- B店:新規100人。2回目来店率50%、2回目→3回目60%。3回来た客は30人
同じ新規数で、3回来る客はB店が2倍です。A店がB店と同じ30人を得るには新規が200人必要で、新規の獲得費用も2倍になります。再来率を上げる施策は、新規の獲得単価を下げるのと同じ効果を持ちます。
なお「新規獲得のコストは既存客の維持の5倍」という説はよく引用されますが、一次出典を確認できなかったため本記事では使いません。数字は業界平均ではなく、自店の段階別の記録で判断します。毎月、店舗ごとに次の4つを記録します。
1. 初来店数(経路別):予約フォーム・受付で「何を見て来たか」を聞く 2. 2回目来店率:初来店した人のうち、自店の来店周期(例:美容室なら60日)以内に2回目に来た人の割合 3. 3回目来店率:2回目に来た人のうち、3回目に来た人の割合 4. 客単価:1回目・2回目・3回目以降で分けて見る
経路別に2を出すと、新規数では優秀な手段が、3回目まで見ると最も高くつくことがあります。
段階別に穴を塞ぐ打ち手|2回目・3回目・客単価・指名の比較表
転換率が低い段階ごとに、症状と打ち手は決まっています。弊社の商談と運用実績から整理します(成果は業種・商圏で差があります)。
| 低い段階 | よくある症状 | 打ち手 | 使う道具 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 初来店→2回目 | 入口で想像と違った・クーポン目的で来た | 来店前に店内・担当者・施術や調理の流れを見せる。会計時に次回予約を取る | ショート動画・ピン留め投稿・次回予約 | 動画外注は1本7,500円(税込)。次回予約は0円 |
| 2回目→3回目 | 3〜5回目で来なくなる | 来店周期に合わせた案内、来店ポイント | LINE公式アカウントのメッセージ配信・ショップカード | 月0円〜1万5,000円(税別) |
| 予約→来店 | 当日の無断キャンセル | 事前決済・前日のリマインド | LINE上の決済ツール・リマインド配信 | 決済ツールの手数料 |
| 客単価 | 割引価格のまま定着する | 回数券・コースを2回目以降に案内する | 会計時のトーク・LINE配信 | 0円(トーク設計の工数) |
| 指名・紹介 | 店は知られていても担当者が知られていない | 担当者本人が話す動画、紹介カード | ショート動画・紹介特典 | 特典の原価 |
数字で裏づけます。ヘッドスパ専門店では、支援前の予約率が60%で当日の無断キャンセルも多い状態でした。ショート動画から公式LINEへの導線と、LINE上の事前決済を入れた結果、無断キャンセルはほぼゼロになり、2ヶ月先まで満席の状態を1年以上続けています。接客トークも設計し、回数券の購入率を上げました。
LINE公式アカウントのショップカードは、来店や購入の特典として付けるポイントをLINEで発行・管理する機能で、公式コラムは「再来店を促す」使い方を挙げています。料金プランで使える機能に差はなく、無料のコミュニケーションプランでも使えます。客単価では、新規をクーポン5,000円前後で迎え、回数券では1回7,000〜8,000円になる整体院の例がありました。2回目以降に回数券を案内する設計なら、割引で来た客を通常価格の客に変えられます。費用の目安はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)でも公開しています。
担当者の見せ方は再生数にも効きます。弊社のショート動画170本の実測では、誰が話すかで再生数に2〜5倍の差が出ました(業種で差があります)。店舗紹介動画の構成は店舗紹介動画は内装より「不安」を映すで解説しています。
業態別・店舗数別の店舗マーケティングの組み立て方|飲食・美容・小売・多店舗
| 業態 | 来店周期の特徴 | 効く導線・打ち手 | 本文の実例・補足 |
|---|---|---|---|
| 飲食店 | 周期が短い。席数で売上の上限が決まる | オープン2ヶ月前からSNSで認知→LINE登録を集める | 高価格帯飲食店:LINE登録1件212円、最初の6ヶ月で6,000人。開業前から2ヶ月先まで満席 |
| 美容室・サロン | 周期が4〜8週と読みやすい | 次回予約とLINEの周期配信が最も効く | 3〜5回目で失客するなら、3回目の来店時に次の施術の目的(髪質改善の段階など)を示す |
| 小売店 | 周期が客ごとにばらつく | ショップカードと新商品・入荷の配信で来店の理由を作る | Googleビジネスプロフィールの写真・営業時間の更新は無料。順位は主に関連性・距離・知名度で決まる(Google公式ヘルプ) |
| 2〜10店舗の多店舗 | 数字を店舗別に分けないと、どの店の穴か見えない | プロフィール→統一の公式LINE→各店舗のLINEへ分ける2段階の導線 | 全国17店舗のリラクゼーションサロンで構築。入口は1つ、管理は店舗別 |
測る数字は同じでも、来店周期と導線は業態で変わります。
- 飲食店:来店周期が短く、席数で売上の上限が決まります。高価格帯飲食店では、オープン2ヶ月前からSNSで認知を作ってLINEに登録を集め、開業前から2ヶ月先まで満席にしました。LINE登録1件あたりの獲得コストは212円、最初の6ヶ月の登録者は6,000人です
- 美容室・サロン:周期が4〜8週と読みやすく、次回予約とLINEの周期配信が最も効きます。2回目は取れていても3〜5回目で失客するなら、3回目の来店時に次の施術の目的(髪質改善の段階など)を示します
- 小売店:来店周期が客ごとにばらつくため、ショップカードと新商品・入荷の配信で来店の理由を作ります。Googleビジネスプロフィールの写真と営業時間の更新は無料で、手順はMEO対策のやり方7ステップにあります。Googleは公式ヘルプで、ローカル検索の順位は主に関連性・距離・知名度で決まり、「ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません」としています
- 2〜10店舗の多店舗:数字を店舗別に分けないと、どの店の穴かが見えません。全国17店舗のリラクゼーションサロンでは、SNSのプロフィールから統一の公式LINEに登録してもらい、そこから各店舗のLINEへ分ける2段階の導線を作りました
店舗マーケティングを外注すべき店・自分で回せる店と、依頼先に聞く質問5つ
外注すべき店
- 2回目・3回目の来店率を測っていて、初来店の母数が足りないと数字で分かっている
- 話せる店長・スタッフが1人以上いて、施術や調理の様子を撮影できる
- 新店オープンや多店舗化で、短期間に商圏へ認知を広げたい
自分で回せる店
- 2回目来店率をまだ測っていない(まず4つの数字の記録から始める。費用は0円)
- Googleビジネスプロフィールの写真・営業時間・予約リンクが整っていない(無料で、自店で直せる)
- 次回予約とLINE公式アカウントの登録案内を会計時に行っていない
外注するなら、次の5つを聞いてください。
1. 成果として、新規数のほかに2回目・3回目の来店率と客単価を店舗別に報告しますか 2. 動画からLINE登録、来店、次回予約までの導線をどこまで一緒に設計しますか 3. 誰が出演し、担当者・店内・施術や調理の流れをどう見せますか 4. LINEの配信頻度と通数を、料金プランの無料通数の範囲でどう組みますか 5. Instagram・TikTok・LINEのアカウントとデータは誰の名義ですか。解約時に引き渡せますか
1に「再生数とフォロワー数」としか答えない会社は、来店と再来につながる数字を見ていません。
まとめ:店舗マーケティングは段階別の転換率で投資の順番を決める
- 手段は6つ。5つは初来店に効き、再来に直接効くのはLINE公式アカウント。役割を分けて組み合わせる
- 小売業販売額は2025年に約158兆円・5年連続増(経済産業省)でも、増えた分は商圏の同業と取り合いになる
- 新規100人で2回目来店率30%と50%では、3回来る客が15人と30人で2倍差(説明用の試算)
- 店舗ごとに「初来店数(経路別)・2回目来店率・3回目来店率・客単価」を毎月記録し、最も低い段階から直す
- 出典を確認できない「新規は既存の5倍」などの俗説ではなく、自店の数字で判断する
担当者が話すショート動画1本を無料で試し、LINE登録と2回目来店につながるかを自店の数字で確かめてください
弊社のショート動画運用代行は、企画・台本・撮影ディレクション・編集・投稿・分析を動画1本あたり7,500円(税込)で一気通貫にお任せいただけます(月10本以上・4ヶ月以上)。初期費用0円キャンペーンを実施中で、ショート動画1本の無料お試しも可能です。発注側の作業は「撮影素材の提供・確認・承認」の3点のみ。公開の判断は貴店が行います。広告配信まで任せる場合の運用手数料は広告費の20%です(成果は業種・商圏で差があります)。ご相談は公式LINEまたは無料相談の予約から承ります。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 店舗マーケティングにかかる費用はいくらですか? 手段で変わります。Googleビジネスプロフィールは無料、LINE公式アカウントは月0円〜1万5,000円(税別)です。ショート動画の外注は弊社で1本7,500円(税込)、SNS広告は広告費に加えて運用手数料(弊社は広告費の20%)がかかります。ポータルの掲載料は公式に非公開のため、見積もりで比べてください。
Q2. 新規集客と再来対策、どちらから始めるべきですか? 2回目来店率を測っていないなら、測るところから始めます。2回目・3回目の来店率が低い店は、次回予約とLINEの登録案内を先に整えます。再来率が安定していて初来店の母数が足りない店は、新規に投資します。
Q3. 1店舗だけでもLINE公式アカウントは必要ですか? 既存客がいるなら必要です。無料のコミュニケーションプランは月200通まで配信でき、ショップカードも使えます。友だち数×月の配信回数が200通を超えたら、ライトプラン(月5,000円・税別)を検討します。
Q4. 店舗マーケティングを代行会社に頼むときの注意点は? 新規数や再生数だけでなく、2回目・3回目の来店率と客単価を店舗別に報告するかを最初に確認してください。アカウントとデータの名義、解約時の引き渡しもあわせて聞きます。
Q5. 多店舗の場合、SNSやLINEは店舗ごとに分けるべきですか? 入口は1つにまとめ、管理は店舗別に分けるのが基本です。プロフィールのリンクは1つしか置けないため、統一の公式LINEに登録してもらい、そこから各店舗のLINEへ分ける2段階の導線にすると、店舗別の数字も取れます。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




