SNS運用代行の実績は数字の大きさで選ばない|5類型の読み方と契約前の質問5つ|HolyTech
SNS運用代行の実績は、期間・母数・広告費の有無・業種が揃わないと比べられません。取引社数・フォロワー増・再生数・CV・業種別事例の5類型の読み方、消費者庁のNo.1表示調査が示す4条件、契約前の質問5つを、失敗例を含む弊社実績で整理します。具体的な支援の流れは低価格特化のショート動画制作サービスの詳細をご覧ください。
結論から言います。「実績の数字が大きい会社を選ぶ」は誤りです。実績の数字は「期間・母数・広告費の有無・業種」が揃わないと比べられません。フォロワーや再生は広告費で積み増せますし、1本のバズは再現性の証拠になりません。見るべきは「自社と同じ業種・商圏で、予約・問い合わせ・LINE登録までの数字」と「その数字を出すまでに何本作り、何回検証したか」です。
弊社でも、同じ漢方薬局のアカウント内でコンセプトにより平均再生回数に480倍の差が出た一方、多店舗のリラクゼーションサロンでは再生数が約50倍に伸びた時期にLINE登録率が1/15に落ちました。どちらも「実績」です。
本記事では、SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、実績の見せ方5類型の読み方、消費者庁「No.1表示に関する実態調査報告書」(2024年9月)が示す根拠の考え方、契約前の質問5つを整理します。他社の実績表示を個別に評価するものではなく、本記事は法的助言でもありません。
本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。
SNS運用代行の実績は5類型で読む|数字の意味・誇張されやすい点・追加資料
SNS運用代行会社の実績ページは、おおむね次の5類型に分かれます。どれも嘘ではありませんが、数字が意味する範囲が違います。
| 実績の類型 | 数字が意味すること | 誇張されやすい点(期間・母数・広告) | 出してもらう追加資料 | 自社への当てはめ方 |
|---|---|---|---|---|
| ① 取引社数・導入社数 | 会社の経験量と継続性 | 単発の制作・スポット相談も1社と数える場合がある。期間の起点が不明 | 継続中の社数、平均契約期間、自社と同じ業種の社数 | 同業種の社数が数社でもあれば、業界の注意点を知っている目安になる |
| ② フォロワー増加数 | アカウントの認知の蓄積 | 広告やキャンペーンで積み増せる。支援前からのフォロワーを含めて書かれることがある | 支援開始時点と現在の数、広告費の有無と金額、期間 | 来店型の店舗は、フォロワー数より商圏内の反応(保存・プロフィール遷移)を聞く |
| ③ 再生数・バズ動画 | 1本または一時期の到達量 | 最大値だけを出すと平均が見えない。広告再生を含むことがある | 平均再生数、投稿本数、当たり外れの比率、オーガニックか広告か | 1本の最大値より「月10本の平均」と「外れた本の数字」を見る |
| ④ 売上・来店・問い合わせ等のCV | 集客にどこまで効いたか | SNS以外の経路(店頭QR・検索・紹介)の成果を含めることがある。季節の上振れ | 経路の分け方、月次推移、登録率・予約率の分母 | 自社の客単価・LTVで割り戻し、1件あたりの費用に直す |
| ⑤ 業種別の事例記事 | 施策の中身と判断の過程 | 成功した部分だけを切り出しやすい。社名が出せず検証しにくい | 失敗したコンセプトの数字、担当ディレクター、支援範囲 | 業種が同じでも、商圏・客単価・導線が違えば同じ結果にならない |
発注判断に直接使えるのは④と⑤です。①〜③は経験と技術の目安で、自社の予約が増える根拠にはなりません。成功事例を真似る前に商圏・客単価・導線の一致を見る考え方はSNSマーケティングの成功事例6選|真似る前に商圏・客単価・導線の一致を見るで詳しく扱っています。
「実績の数字が大きい会社を選ぶ」は誤り|弊社実績の成功と失敗を同じ物差しで開示する
本記事の訂正ポイントです。実績の数字は、期間・母数・広告費の有無・業種の4つが揃って初めて比べられます。弊社の公開済み事例を、同じ物差しで並べます(成果は業種・商圏で差があります)。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・webマーケターの例:「新しい情報であると冒頭で伝えることで「乗り遅れたくない」という人の心理を刺激する」(@osaru_tiktok1)
https://www.tiktok.com/@osaru_tiktok1/video/7578889104125889799
・ショート動画分析の例:「バズっている動画やアカウントを引用しながらなぜこの動画がバズっているのか説明する」(@zuborashort)
https://www.tiktok.com/@zuborashort/video/7598123437726518548

| 業種(属性化) | 期間・母数 | 伸びた数字 | CVまでの数字 | 隠さず書く弱点 |
|---|---|---|---|---|
| 漢方薬局(TikTok) | コンセプト別に各3〜6本で並列検証 | 平均再生 999回〜152,555回。当たりのテーマ軸は11本平均479,308回(480倍差) | 月次LINE登録 13人→134人(10.3倍・約4ヶ月) | LINE登録率0.82%は弊社標準値2%に未達 |
| 多店舗のリラクゼーションサロン(TikTok中心・月10本) | 4期分の月次推移 | 合計視聴 16,363回→823,000回(約50倍)。フォロワー89人→1,798人 | LINE登録率 6.50%→0.43%(1/15)。友だち月次増加は+160から+46へ減速 | 再生が伸びるほど登録率が下がった |
| 上場保育事業者(TikTok・採用) | 広報部4名の内製に、認知の入口だけ介入 | 平均再生 約5,000回→約30,000回(約6倍)。冒頭3秒継続率49% | 応募導線は先方の内製で、弊社の実績としては示していない | 示せるのは認知の数字まで |
| 家具・インテリアの上場企業(全国39店舗) | 運用代行ではなく内製化支援 | リール平均 約1万再生 | 来店・EC遷移の前段として設計 | フォロワー21.8万人は支援前からの資産 |
480倍差の詳細はTikTok集客の成功事例|再生数480倍差を生んだコンセプト検証の全記録、登録率1/15の失敗はSNS集客の失敗と改善|再生50倍でLINE登録率が1/15に落ちた実例、内製化支援はSNS運用の内製化を全国39店舗の上場企業で支援した実例に全記録があります。
この表から読み取れることは3つです。
1. 再生数の最大値は、平均も外れも語らない。同じアカウント・同じ演者でも、コンセプト次第で平均999回に留まります 2. 再生50倍は、CVの悪化と同時に起きうる。おすすめ経由で商圏外の人が増えると、登録率の分母が薄まります 3. 大きなフォロワー数が「支援の成果」とは限らない。家具・インテリアの事例では、21.8万人は支援開始時点で既にあった数字です。実績ページで大きな数字を見たら「支援前はいくつでしたか」と聞いてください
逆に、同じ業種でCVまでの数字と本数・期間を答えられる会社は、実績の規模が小さくても判断材料になります。
実績表示を読むときの公式の物差し|No.1表示の実態調査が示す4条件
| 報告書が示す4条件 | 実績を読むときの問い |
|---|---|
| 1. 比較対象となる商品・サービスが適切に選定されている | 誰と比べたか |
| 2. 調査対象者が適切に選定されている | 誰に聞いたか |
| 3. 調査が公平な方法で実施されている | どう数えたか |
| 4. 表示内容と調査結果が適切に対応している | 表示と数字が対応しているか |
実績ページには「満足度No.1」「継続率○%」のような表示もよく使われます。消費者庁は2024年9月26日に「No.1表示に関する実態調査報告書」を公表しました。広告368サンプルの収集、消費者1,000名へのウェブアンケート、広告主15社等へのヒアリングを行った調査です。
要点は次の3つです。
- 新しい商品等を購入する際、No.1表示が購入の意思決定に「かなり影響する」「やや影響する」と答えた消費者は約5割
- 令和5年度のNo.1表示関連の措置命令は13事業者(全44事業者中)で、いずれもイメージ調査を根拠に「顧客満足度No.1」等と表示していた
- ヒアリングした広告主の多くは、根拠とした調査の質問項目や比較対象を把握していなかった
報告書は、No.1表示が合理的な根拠と認められるには「比較対象となる商品・サービスが適切に選定されている」「調査対象者が適切に選定されている」「調査が公平な方法で実施されている」「表示内容と調査結果が適切に対応している」の4点が必要としています。根拠に基づかず事実と異なる場合は「実際のもの又は競争事業者のものよりも著しく優良又は有利であると一般消費者に誤認され、不当表示として景品表示法上問題となる」とされます。景品表示法は、裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求め、提出がなければ不当表示とみなす不実証広告規制(第7条第2項)も定めています。
景品表示法は一般消費者向けの表示の規制で、企業間の発注で示される実績にどこまで及ぶかは個別の判断です。ただ、4条件は「誰と比べたか」「誰に聞いたか」「どう数えたか」「表示と数字が対応しているか」という、実績を読む物差しとしてそのまま使えます。
また、発注後に自社アカウントで「No.1」「満足度○%」を投稿するなら表示するのは自社です。根拠を自社で確認できない表現は使わないでください。口コミの信頼度の見方はSNS運用代行の口コミは良い会社の証拠にならない|4種の信頼度比較と契約前の質問3つで整理しています。
SNS運用代行の実績を契約前に確かめる質問5つ
守秘義務で社名を出せない実績は多く、弊社も商談では社名を伏せて説明します。社名の代わりに、次の5問への答えを書面でもらってください。
| 質問 | 良い答え | 注意する答え |
|---|---|---|
| 1. 同じ業種の事例はありますか | 業種・商圏・客単価が近い事例を、支援範囲つきで出す | 別業種の最大値だけを出し「業種は関係ない」と答える |
| 2. その数字の期間と母数は | 「4ヶ月・月10本・平均○回」と期間・本数・平均を即答 | 最大値のみで、期間と投稿本数が出ない |
| 3. 広告費は使っていますか | オーガニックと広告の数字を分け、広告費の額を示す | 広告併用の有無を答えない |
| 4. その数字を出すまでに何本作り、何回検証しましたか | 外れたコンセプトの数字と、切り替えた判断を説明する | 当たった動画の話だけで、外れの数字が出ない |
| 5. その事例の担当者が、自社も担当しますか | 事例を担当したディレクターが契約前に同席する | 事例は別チームで、担当は契約後に決まる |
弊社の商談でも、質問1は実際に出ます。アイリスト向け商材を扱うBtoB事業者から「商品を売っているアカウントの事例はありますか」と聞かれ、一般消費者向けのサプリの事例を示したところ、「うちは技術者に売るコアな商材で、対象が全然違う」と返されました。業種が近く見えても、買う人が違えば事例は当てはまりません。この指摘は正しく、質問1は「買う人が同じか」まで聞くのが本来の使い方です。
質問5は、実績を作ったのが会社ではなく担当者と進め方だからです。動画制作会社の実績本数の読み方は動画制作会社のおすすめは実績本数で選ばない|5類型の費用相場と目的別の選び方も参照してください。
実績ページで選んでよい企業/試作で確かめるべき企業の分岐と費用レンジ
・月15万円以上の予算があり、複数社を比べる時間がある
・成果指標(予約・問い合わせ・応募)が決まっている
・来店型の店舗・中小で、商圏・客単価が大手の事例と違う
・自社の現場スタッフが出演したときに同じ型が効くか分からない
実績で比べる前に、費用の幅も押さえておきます。2026年9月公開の解説では、SNS運用代行の月額は中小企業の中心帯が月5万〜10万円、中堅代理店・フルサービスの標準帯が月15万〜50万円、大手代理店の高単価帯が月50万〜200万円です。月額と実績の数字の大きさは比例しません。費用の目安はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)でも公開しています。
実績ページ(同業種の事例)で選んでよい企業
- 業界の規制や商習慣が強く(医療・不動産・士業など)、同業種の経験がないと企画が通らない
- 相談できる予算が月15万円以上あり、複数社の事例を並べて比べる時間がある
- 自社の成果指標(予約・問い合わせ・応募)が決まっていて、質問2〜4を具体的に聞ける
実績より試作(少本数の検証)で確かめるべき企業
- 同業種の事例を持つ会社が見つからない、または社名が伏せられて検証できない
- 来店型の店舗・中小で、商圏・客単価が大手の事例と大きく違う
- 実績の数字は魅力的だが、自社の現場スタッフが出演したときに同じ型が効くか分からない
弊社は選択肢の1つとして条件を開示します。ショート動画の運用代行は動画1本あたり7,500円(税込)、月10本以上・4ヶ月以上の契約で、実績は上の表のとおり失敗例も含めて公開しています。成果の期間は約束しません。実績ページで判断がつかない場合は、1本の試作で「自社の現場が出たときの数字」を見る方が確実です。
まとめ:SNS運用代行の実績は「同業種・CV・本数」の3点で比べる
- 実績の見せ方は、取引社数/フォロワー増加数/再生数・バズ/CV/業種別事例の5類型。発注判断に直接使えるのはCVと業種別事例
- 実績の数字は期間・母数・広告費の有無・業種が揃わないと比べられない。弊社でも再生約50倍の時期に登録率が1/15に落ちた
- 消費者庁のNo.1表示調査が示す4条件(比較対象・調査対象者・公平な方法・表示と結果の対応)は、実績を読む物差しになる
- 契約前の質問5つ(同業種/期間と母数/広告費/本数と検証回数/担当者)を書面でもらう
- 同業種の事例で判断できなければ、少本数の試作で自社の数字を見る
実績ページで決めきれないなら、1本の無料お試しで自社の数字を見てください
弊社のショート動画運用代行は、企画・台本・撮影ディレクション・編集・投稿・分析まで動画1本あたり7,500円(税込)で一気通貫です。初期費用0円キャンペーンを実施中で、ショート動画1本の無料お試しが可能です。発注側の作業は「撮影素材の提供・確認・承認」の3点のみ。毎月、平均再生数・3秒継続率・プロフィール遷移率・LINE登録数を、外れた動画の数字も含めて報告します。成果は業種・商圏で差がありますので、まずは公式LINEで相談するか、無料相談を予約するから、御社の業種に近い事例の期間・本数・CVまでの数字をお聞きください。
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よくある質問(FAQ)
Q1. SNS運用代行の実績で、いちばん信用できる数字は何ですか? 自社と同じ業種・商圏での、予約・問い合わせ・LINE登録などCVまでの数字です。あわせて期間・投稿本数・広告費の有無を確認してください。
Q2. 取引社数が多い会社を選べば安心ですか? 経験量の目安にはなりますが、単発の制作を含むことがあり、自社の成果の根拠にはなりません。継続中の社数、平均契約期間、同じ業種の社数を聞いてください。
Q3. 「満足度No.1」と書かれた代行会社はどう見ればよいですか? 消費者庁の実態調査報告書(2024年9月)は、比較対象・調査対象者・調査方法・表示と結果の対応の4点が揃わない場合を問題となる例として示しています。誰と比べ、誰に、どう聞いた調査かを確認してください。個別の法的判断は専門家にご相談ください。
Q4. 同業種の実績がない会社には頼まない方がよいですか? 規制の強い業種では同業種の経験が重要です。一方、来店型の店舗・中小では、商圏や客単価が違えば同業種の事例も当てはまりません。質問2〜4に具体的に答えられるかを見たうえで、少本数の試作で自社の数字を確かめる方法が確実です。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




