YouTube広告の運用代行は手数料率で選ばない|任せる業務と判断表
YouTube広告の運用代行は、手数料率より「クリエイティブを誰が作り、何本回すか」で成果が分かれます。Google公式で確認した現行フォーマットと課金方式、手数料20%・最低手数料の実効負担、代行会社への質問6つ、広告費別の判断表を整理します。
結論から言います。YouTube広告の運用代行は「手数料率」ではなく「クリエイティブを誰が作り、何本回すか」で成果が分かれます。広告費が小さい段階では、代行より自社運用+動画制作の外注が合理的な場合があります。
代行会社の比較では「手数料15%か20%か」に目が行きがちです。ただ、YouTube広告は入札やターゲティングの自動化が進み、管理画面の設定で差がつく余地は年々小さくなっています。差が残るのは、視聴者が最初の数秒で離脱しない動画を用意し、反応の悪い動画を入れ替え続けられるかどうかです。月20万円の広告費で5%の手数料差は1万円ですが、動画1本の出来で視聴単価は大きく変わります。
弊社の支援実測でも、再生回数と最も相関が強いのは冒頭3秒継続率(相関係数+0.76)で、いいね率の相関は+0.18にとどまります。広告でも同じで、配信設定より先に「最初の3秒」の設計が成果を決めます。
SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、YouTube広告の運用代行で頼める業務、費用の出方、Google公式で確認した現行フォーマット、代行会社への質問6つ、広告費別の判断表を順に示します。運用を任せる選択肢はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)で確認できます。
本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。
YouTube広告の運用代行で頼める業務|5つのうち成果を分けるのは1つ
YouTube広告の運用代行のメニューは、おおむね次の5業務の組み合わせです。
1. アカウント設計:Google広告アカウントの開設、YouTubeチャンネルとのリンク、コンバージョン計測の設定。最初に1回だが、計測が壊れていると以降の判断が全て狂う 2. キャンペーン・ターゲティング:目的(認知・検討・獲得)の選択、配信する人の条件、除外設定。自動化が進み、差がつく幅は小さい 3. 入札・予算管理:入札戦略の選択、日予算の調整。多くは自動入札に任せる運用になる 4. クリエイティブ制作:広告用動画の企画・台本・撮影・編集、差し替え用の追加制作。視聴単価と獲得単価を直接動かす、成果を分ける1つ 5. レポート:視聴率・視聴単価・コンバージョンの集計と改善提案。「何を変えるか」まで書かれているかで価値が変わる
注意したいのは、運用手数料とクリエイティブ制作費は別物だということです。公開されている相場解説でも、手数料と動画制作費は別項目で示されています。手数料は「配信の運用」の対価で、動画は「支給」か「別見積もり」になる契約を前提に確認してください。運用だけを任せて、社内にある1〜2本の動画を回し続けると、同じ視聴者に同じ動画が当たり続け、反応が落ちても打ち手が残りません。
弊社が支援する全国17店舗のタイ古式マッサージサロンでは、TikTok・Instagramのオーガニック投稿で反応が良かったショート動画を、一部店舗の広告配信に転用しました。広告用に新しく作るのではなく、無料の投稿で勝ちパターンを見極めてから広告費をかける順番です(業種・商圏で差があります)。美容系サロンとの商談でも、まず広告をかけずに見てもらうショート動画で土台を作り、反応の良い動画に広告をかける方が費用を最小限に試せると提案しています。
費用の出方|手数料20%と最低手数料・動画制作費は別建て
費用は「広告費」「運用手数料」「初期費用」「動画制作費」の4つに分けて見ます。他社相場は公開情報で確認できた幅だけ載せ、断定はしません。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・webマーケターの例:「新しい情報であると冒頭で伝えることで「乗り遅れたくない」という人の心理を刺激する」(@osaru_tiktok1)
https://www.tiktok.com/@osaru_tiktok1/video/7578889104125889799
・運用代行の例:「TikTok運用代行で月1000万円 #tiktok運用代行 #集客」(@sora06121)

| 費用項目 | 弊社 | 公開情報で確認できた他社の幅 |
|---|---|---|
| 広告費 | Googleへ支払う実費 | Google側に最低出稿額の設定はなし。実務では月10万〜30万円からの開始が現実的とする解説あり |
| 運用手数料 | 広告費の20% | 広告費の15〜20%。表示料率は20%が最多とする解説あり |
| 最低手数料 | ─ | 月3万円〜/下限10万円が一般的とする解説あり(出典で揺れ) |
| 初期費用 | ─ | 会社ごとに有無が分かれ、公開情報で幅を確定できず |
| 動画制作費 | 動画1本あたり7,500円(税込) | スライド動画5万〜15万円、素材撮影+簡易編集20万〜50万円(出典1件のため参考値) |
見落としやすいのが最低手数料による実効負担です。仮に「広告費の20%、ただし最低10万円」の契約で広告費が月10万円なら、手数料は10万円で、広告費に対する負担は100%になります。広告費が50万円まで増えて、ようやく表示どおりの20%に落ち着きます。手数料率の比較は、最低手数料と自社の広告費を掛け合わせてから行ってください。費用の目安はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)でも公開しています。
課金方式ごとの単価相場はYouTube広告の費用はいくら?課金方式と単価相場・少額で始める方法、他媒体との比較はSNS広告の費用を媒体別に比較|CPM・CPC相場と手数料の実額にまとめています。
2026年のYouTube広告フォーマット|「動画アクションキャンペーン」はもう作れない
Google広告ヘルプで確認できた現行フォーマットです。
| フォーマット | 課金方式 | 料金が発生する条件(CPVの場合) |
|---|---|---|
| スキップ可能なインストリーム広告 | CPV・目標インプレッション単価・目標コンバージョン単価 | 30秒視聴(30秒未満の広告は最後まで)または30秒前の操作 |
| スキップ不可のインストリーム広告 | 目標インプレッション単価 | ─(60秒以下・スキップ不可) |
| インフィード動画広告 | クリック時、または自動再生の10秒以上視聴 | 広告をクリックして視聴、または10秒以上の視聴 |
| バンパー広告 | 目標インプレッション単価 | ─(5〜6秒・スキップ不可) |
| YouTubeショート広告 | CPV・目標インプレッション単価 | 10秒視聴(10秒未満は最後まで)またはCTA・高評価・コメント・共有のクリック |
| マストヘッド広告 | CPM・時間単価 | ─(ホーム画面上部の予約型) |
使い分けはYouTube広告の種類6つと選び方|課金形態とフォーマットの仕組みで解説しています。本記事で押さえたいのは、キャンペーンの器が変わった点です。
Googleは獲得目的で使われてきた「動画アクションキャンペーン」をデマンドジェネレーションキャンペーンへ統合しました。公式ヘルプによると、2025年4月に新規作成のオプションが削除され、2025年7月から既存キャンペーンの自動アップグレードが始まり、残りも2026年4月までに自動でアップグレードされると案内されています。デマンドジェネレーションはYouTube(ショートを含む)に加え、Discover・Gmail・ディスプレイネットワーク等にも配信されます。
実務上の意味は2つです。1つ目は、2026年9月時点で「動画アクションキャンペーンで獲得を狙います」という提案は、前提が古いということ。2つ目は、配信面がYouTube以外にも広がるため、横長の動画1本では足りず、縦型・正方形・画像まで素材の種類が必要になることです。
動画:【先着10社】動画1本無料制作!SNSマーケティングで集客や採用を成功させる秘訣を特別公開!SNS運用代行の闇を大暴露!
YouTube広告の運用代行を見極める質問6つ
提案の場で、次の6つをそのまま聞いてください。
| # | 項目 | 聞くこと | 注意すべき返答 |
|---|---|---|---|
| 1 | Google Partner資格 | Partnerバッジの有無と、それが何を示すか | 「Partnerだから成果が出る」と成果の保証のように語る |
| 2 | アカウント所有権 | Google広告アカウントは誰の名義で、自社に管理者権限が付くか | 代行会社のアカウントで配信し、解約時に履歴を渡さない |
| 3 | クリエイティブ本数 | 月に何本の動画を追加・差し替えするか、制作は誰がいくらで行うか | 「動画はご支給ください」で本数の計画が無い |
| 4 | レポート指標 | 月次で見る指標と、数値が悪い時に何を変えるか | 表示回数と視聴回数だけで、改善策が書かれていない |
| 5 | 視聴単価(CPV) | 視聴単価の目標と、上がった時の打ち手 | 入札の調整だけで、動画の差し替えが打ち手に無い |
| 6 | コンバージョン計測 | 問い合わせ・予約・購入をどの方法で計測するか | 計測の設定が「開始後に検討」になっている |
Google Partnerバッジは「一定の運用規模と資格」の証明
公式ヘルプで確認できたPartnerバッジの要件は、①最適化スコア70%以上②管理する子アカウント全体の過去90日間の広告利用額が常に10,000米ドル超③アカウントマネージャーの50%以上がGoogle広告の認定資格を取得、の3つです。Premier Partnerは、その上で各国の参加代理店の上位3%に入る必要があります。運用の規模と知識の基準は満たしている証明ですが、自社の業種で成果が出るかの証明ではありません。質問3と4の答えと合わせて判断してください。
アカウントは自社名義・管理者権限を持つ
Google広告のアクセス権は「管理者」「標準」「読み取り専用」「お支払いとご請求」「メール専用」の5段階です。代行会社には「標準」で運用を任せ、自社側が「管理者」を持つ形にしておくと、解約後も配信履歴と計測データが残ります。代行会社のアカウントで配信すると、乗り換え時に配信履歴を引き継げず、新しいアカウントで積み直すことになります。
広告費別の判断表|自社運用・代行・動画制作だけ外注
境界の金額は業種と目的で動くため、断定はしません。考え方は「手数料を払って運用を任せた場合に、浮いた時間と改善幅が手数料を上回るか」です。
| 自社の状況 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 広告費が少額で、まず反応を試したい | 自社運用+動画制作だけ外注 | 最低手数料があると実効負担が重い。設定は公式の自動化で足り、差は動画で出る |
| 広告費が一定規模あり、社内に担当者がいない | 運用代行(動画制作込み) | 手数料が表示料率に近づき、改善の手間を任せる価値が出る |
| 社内に担当者はいるが、動画が1〜2本しかない | 動画制作だけ外注 | 足りないのは運用ではなく、差し替え用の素材の本数 |
| 検索広告も併用し、獲得単価で管理したい | 運用代行(計測設計込み) | 媒体をまたいだ計測設計を任せる価値がある |
| オーガニックのショート動画が伸びていない | 広告の前にショート動画の運用 | 勝ちパターンが無いまま広告費をかけると、反応の悪い動画に予算が流れる |
最後の行が本記事の判断の起点です。弊社が支援した事例でも、1つのコンセプトに絞らず、複数のコンセプトを並行して投稿し、反応を見て伸びた型に寄せる「広告的な運用」で再生を伸ばしてきました。オーガニックの投稿は、広告費をかけずにクリエイティブのテストができる場です。そこで冒頭3秒継続率の高い動画を見つけてから広告に回すと、配信初日から勝ちやすい素材で始められます(業種・商圏で差があります)。
検索広告の代行費用はリスティング広告代行の費用相場|手数料20%の内訳と選び方で、同じ手数料20%の考え方で整理しています。
まとめ:YouTube広告の運用代行は「クリエイティブを誰が作り、何本回すか」で選ぶ
- 運用代行で頼める業務は5つ。成果を最も動かすのはクリエイティブ制作で、制作費は手数料と別建てで確認する
- 手数料は広告費の15〜20%が公開情報の幅。最低手数料を自社の広告費に当てはめ、実効負担で比べる
- 動画アクションキャンペーンは2025年4月に新規作成が終了し、デマンドジェネレーションへ統合。提案が現行仕様か確認する
- 見極めは6項目(Partner資格/アカウント所有権/クリエイティブ本数/レポート指標/視聴単価/コンバージョン計測)
- 広告費が小さい段階は、自社運用+動画制作の外注、またはショート動画のオーガニック運用で勝ちパターンを先に作る
広告に回せる「勝ちパターンの動画」から作りませんか
YouTube広告の成果を決めるのは、配信設定より冒頭3秒で離脱されない動画です。弊社のショート動画運用代行は、コンセプト設計・台本・撮影・編集・投稿・分析まで動画1本あたり7,500円(税込)の一気通貫で、初期費用0円キャンペーンを実施中です。発注側の作業は「撮影協力・納品確認・月1MTG」の3点のみ。オーガニックで反応の良かった動画を広告に転用する設計まで伴走し、YouTube広告の運用を併せて任せる場合の運用手数料は広告費の20%です。まずはショート動画1本の無料お試しで、冒頭3秒の設計を体感してください。お問い合わせはhttps://holytech.jp/contact/から承ります。
よくある質問(FAQ)
Q1. YouTube広告の運用代行の手数料相場はいくらですか? 公開情報では広告費の15〜20%が中心で、表示料率は20%が最多とする解説があります。最低手数料を設ける会社もあり(公開情報では月3万円〜、下限10万円が一般的とする解説も)、広告費が少ないと実効負担が表示料率を大きく上回ります。料率だけでなく、最低手数料と自社の広告費を掛け合わせて比べてください。
Q2. YouTube広告の運用代行に動画制作は含まれますか? 運用手数料と動画制作費は別項目で見積もられるのが公開相場の示し方で、動画は支給か別見積もりになる前提で確認してください。成果を最も動かすのは動画の出来と差し替え本数のため、契約前に月何本を誰がいくらで作るかを決めておくと、運用開始後に素材が尽きません。
Q3. 動画アクションキャンペーンは今も使えますか? 新規作成はできません。Google広告ヘルプによると、2025年4月に新規作成のオプションが削除され、既存キャンペーンは2025年7月から順次、デマンドジェネレーションキャンペーンへ自動アップグレードされ、残りも2026年4月までに移行すると案内されています。
Q4. Google Partnerの代理店なら成果は保証されますか? 保証されません。Partnerバッジの要件は最適化スコア70%以上、過去90日間の広告利用額10,000米ドル超、アカウントマネージャーの50%以上の認定資格取得で、運用規模と知識の基準を示すものです。自社の業種で成果が出るかは、クリエイティブの本数やレポートの中身で判断してください。
Q5. 広告費が少ない場合も運用代行に頼むべきですか? 最低手数料があると実効負担が重くなるため、自社運用に動画制作の外注を組み合わせる方が合理的な場合があります。設定はGoogleの自動化で足りることが多く、差は動画で出ます。先にオーガニックのショート動画で反応の良い型を見つけてから広告費をかける方法も有効です。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




