MacBookで動画編集は「Proが必要」ではない|Airで足りる境界とソフト5つの費用|HolyTech
目次
MacBookで動画編集の副業を始めるなら、ショート動画中心はAir(メモリ16GB)で足りる場面が多く、Proとの差額は11万5,000円です。値上げ後の現行価格、8GBのNeoで止まる境界、Final Cut Pro・Premiere Proなどソフト5つの費用を公式情報で整理します。
結論から言います。「動画編集をするならMacBook Pro」は、ショート動画の副業を始める段階では当てはまりません。縦型・60秒前後・カットとテロップとBGMが中心の案件なら、MacBook Air(M5・メモリ16GB・ストレージ512GB、224,800円から)で受けられる場面が多くあります。先に決めるべきなのは機種ではなく「メモリを何GBにするか」と「案件がどの編集ソフトを指定するか」です。足りなくなるのは、メモリ8GBの機種を選んだとき、長尺や4K素材を毎日書き出すとき、そしてクライアントがPremiere Proの編集データでの納品を求めるのにFinal Cut Proで編集していたときです。
2026年6月25日、Appleは日本のオンラインストアでMacの価格を改定し、MacBook Air 13インチの最安構成は184,800円から224,800円に上がりました(ケータイ Watch、2026年6月26日)。10月27日(米国時間)にはM6チップの14インチMacBook Proが発表され、11月6日に発売されます。本記事のモデル・価格は2026年10月29日時点のApple公式ストアの表示、ソフトの料金は各社公式で確認できた範囲だけを書いています。未発表の新型や噂の情報は書きません。
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MacBookで動画編集は「Proが必要」ではない|現行モデルと価格
2026年10月29日時点でApple公式ストアに並ぶMacBookは、Neo・Air・Proの3系統です。価格はすべて税込・最安構成です。
| モデル | チップ | メモリ | ストレージ | 価格(税込) | ショート動画の副業での目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| MacBook Neo(13インチ) | A18 Pro(6コアCPU・5コアGPU) | 8GB(選択肢なし) | 256GB/512GB | 119,800円/137,800円 | 練習と短い案件まで。Final Cut Proは最低条件ちょうど |
| MacBook Air 13インチ | M5(10コアCPU・8コアGPU) | 16GB(24GB・32GBに変更可) | 512GB(最大4TB) | 224,800円から | ショート中心の副業の主力 |
| MacBook Air 13インチ | M5(10コアCPU・10コアGPU) | 16GB/24GB | 1TB/512GB(構成で組み合わせが変わる) | 242,800円から | 素材が多い案件も受けたい人 |
| MacBook Air 15インチ | M5(10コアCPU・10コアGPU) | 16GB〜 | 512GB〜 | 264,800円から | 画面の広さを優先する人 |
| MacBook Pro 14インチ | M6(12コアCPU・12コアGPU) | 16GB(24GB・32GB) | 1TB〜4TB | 339,800円から(11月6日発売) | 長尺・4Kを毎日書き出す人 |
| MacBook Pro 14インチ | M5 Pro | 24GB〜 | 1TB〜 | 429,800円から | 長尺・色調整が中心の人 |
| MacBook Pro 16インチ | M5 Pro | 24GB〜 | 1TB〜 | 519,800円から | 本業の映像制作 |
Air 13インチとPro 14インチの最安構成の差は115,000円です。弊社代表は解説動画で、ショート動画編集の例として「1本2時間・案件単価3,000円」を示しています。この単価なら、差額は約39本分の報酬にあたります(本記事での単純計算。案件・人によって差があります)。始める段階でこの差額を払う理由があるかを、次の4つの境界で判断してください。
PC全般の必要スペックと予算の考え方は動画編集パソコンの必要スペックと予算別の選び方にまとめています。本記事はMacBookの機種選びに絞ります。
MacBookの動画編集で足りなくなる境界4つ
| 境界 | MacBook Neo | MacBook Air(M5) | 判断の目安 |
|---|---|---|---|
| 1. メモリ | 8GB(変更の選択肢なし) Final Cut Proの最低条件ちょうど | 16GB(24GB・32GBに変更可) | 購入時に選ぶ項目。迷ったら16GB以上(Final Cut Proの推奨は16GB) |
| 2. ストレージ | 256GB/512GB 256GBは早く埋まる | 512GB(最大4TB) | 512GBを基準に、素材は案件ごとに外付けSSD・クラウドへ移す |
| 3. 長時間の書き出し | — | ファンレス設計(Apple公式) | 長尺の書き出しを1日に何本も回すならPro検討。60秒前後を月数本〜十数本なら止まりにくい |
| 4. 外部モニター | 最大4K・60Hzを1台まで | 最大2台まで | 2画面で作業したいならNeoを外す |
1. メモリ8GB(MacBook Neo)
MacBook Neoのメモリは8GBで、仕様ページに変更の選択肢がありません。Apple公式によると、Final Cut ProのMac版を使うには「8GBのメモリ(16GBを推奨)」が必要です。Neoは最低条件ちょうどで、推奨には届きません。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・Vlogの例:「その人の日常がよりリアルに見えるため、興味をひきやすい。 自分以外の人生をのぞき」(@ksuxbrurhes)
https://www.tiktok.com/@ksuxbrurhes/video/7542270773327744264
・オイルトリートメントの例:「プロ視点の解説により信頼性が高く、「知らなかった」という気づきを生みやすい。正解」(@ai.relaxsalon)
https://www.tiktok.com/@ai.relaxsalon/video/7609642900753829136

AirもProも、Appleの仕様ページではメモリを購入時の構成で選ぶ項目として並べています。後から増やす前提で安い構成を選ぶのは避け、迷ったら16GB以上にしてください。 予算を削るなら、メモリよりストレージを先に削る方が後から補えます(外付けのSSDで逃がせるため)。
2. ストレージの空き
ショート動画1本の作業でも、端末に残るファイルは完成動画だけではありません。弊社の編集チームは1本の納品ごとに、完成動画(媒体別に2本書き出すこともある)・編集データ(プロジェクトファイル)・確認用の限定公開URLの3点を提出しています。撮影素材と書き出したファイルが毎回たまるため、Neoの256GBは早く埋まります。Airの512GBを基準に、素材は案件ごとに外付けSSDやクラウドへ移す運用にしてください。
3. 長時間の書き出しが毎日続く
Apple公式はMacBook Air(M5)を「ファンレス設計なので静か」と案内しています。「4Kビデオを編集する時も」スムーズという説明もあります。冷却ファンがない分、長尺の書き出しを1日に何本も回す使い方になったら、Proを検討する境界です。60秒前後のショートを月に数本〜十数本書き出す段階では、ここで止まることは少ないです。
4. 4K素材・複数カメラ・外部モニター
素材の本数と解像度が上がるほど、メモリとストレージを使います。外部モニターをつなぐ場合、Neoは最大4K・60Hzのディスプレイ1台まで、Air(M5)は最大2台まで対応します(Apple仕様ページ)。2画面で作業したい人はNeoを外してください。
弊社代表は解説動画で、登録者数200万人規模のチャンネルでもスマホで撮影していると話しています。撮影がスマホなら素材も4K前提とは限らず、最初から4K・長尺向けの構成にする必要はありません。
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macOS 15.6以降・メモリ8GB(16GB推奨)
無料版はUltra HD(3840×2160)・60fpsまで
動作環境はAdobe公式で確認
ソフトの比較は動画編集ソフトのおすすめは「月10本回るか」で選ぶで扱っています。ここではMacBookで使う前提で、費用と動作環境、案件での通り方だけを並べます。
| ソフト | 料金(2026年10月29日時点・公式) | Macの動作環境(公式で確認できた範囲) | 案件で通るか |
|---|---|---|---|
| iMovie | 無料 | macOS 11.5.1以降・RAM 4GB | 練習用。テロップの細かい調整には向かない |
| Final Cut Pro | 買い切り50,000円(税込)、またはApple Creator Studio 月額1,780円・年間17,800円(学生・教職員は月額480円) | macOS 15.6以降・メモリ8GB(16GB推奨) | 完成動画の納品なら通る。編集データの指定がPremiereなら通らない(Mac専用) |
| DaVinci Resolve | 無料版あり。Studio版は51,980円(税込)、キャンペーンで40,980円の表示あり | 無料版はUltra HD(3840×2160)・60fpsまで対応 | 完成動画の納品なら通る |
| Premiere(Premiere Pro) | 単体プラン 年間プラン月々払い3,280円(税込) | Adobe公式の必要システム構成で確認 | 企業案件で指定されやすい |
| CapCut(Mac版) | 基本無料。Proの価格は地域・端末・時期で変わり、アプリ内で確認(公式ヘルプ) | — | 縦型ショートで指定が増えている。素材の商用条件に注意 |
注意点は「どのソフトで作ったか」を問われる案件があることです。 弊社の案件の編集チームでは、基本的にすべての編集をPremiere Proで行っています。演出をまとめた編集データ(プロジェクトファイル)の提出を求める案件もあります。Final Cut ProはMac専用のため、Final Cut Proで作った編集データをPremiere Proで開いて続きを作業することは前提にできません。
逆の例もあります。弊社のインフルエンサーとのコラボ案件では、演者の方がCapCutのエフェクト(冒頭のタイピング演出など)を使っていて、Premiere Proでは再現が難しい場面がありました。そのときはCapCutとPremiere Proの両方を使える編集担当を入れて対応しました。MacBookを買う前に、応募したい募集文の「使用ソフト」欄を10件見て、多いソフトに合わせるのが確実です。
MacBook選びの判断基準|差額を払うのは「止まってから」でいい
| 今の状態 | 選ぶ構成 | 理由 |
|---|---|---|
| まず練習して、1件目を取りたい | Air 13インチ・16GB・512GB(224,800円から) | ショート中心の案件とFinal Cut Proの推奨メモリを満たす |
| 予算が12万円台までしかない | Neo(119,800円から)+外付けSSD | 練習と短い案件まで。8GBのまま増やせない前提で使う |
| 長尺・4K・複数カメラの案件を最初から狙う | Air・24GB以上、またはPro 14インチ | メモリと書き出し時間で止まりやすい |
| 月の本数が増え、書き出し待ちで作業が止まる | Proへの買い替えを検討 | 待ち時間がそのまま時給を下げている状態 |
PCを替えるタイミングは「編集できないとき」より前、「作業時間が縮まらないとき」です。代表の例(1本2時間・3,000円=時給1,500円)でいえば、同じ案件に3時間かかれば時給は1,000円まで下がります(単純計算)。
MacBookを買う前に自分に聞く質問5つ
1. 応募したい案件のソフト指定は何が多いですか?(Premiere指定が多いなら、Final Cut Proの買い切りより先にPremiereの月額を考える) 2. 納品は完成動画だけですか、編集データも渡しますか?(編集データならソフトを相手に合わせる) 3. 扱う素材は縦型の短い動画ですか、4K・長尺ですか?(後者ならメモリ24GB以上) 4. 素材を案件ごとにどこへ逃がしますか?(外付けSSDやクラウドの置き場を決めてから容量を選ぶ) 5. 外部モニターを使いますか?(2台使うならNeoは外す)
もう1つの道は、機材ではなく担う工程で単価を上げることです。代表は同じ解説動画で、企画・台本・撮影・編集・投稿・分析まで担う運用代行の例を「1本5時間・平均2万円前後=時給4,000円」と示しています。工程ごとの単価の積み上がり方はショート動画編集の副業単価は「尺」で決まらないで整理しています。
まとめ:MacBookの動画編集は「メモリ」と「ソフト指定」で決める
- ショート動画中心の副業なら、MacBook Air(M5・16GB・512GB、224,800円から)で受けられる場面が多い
- Proとの最安構成の差は115,000円。1本3,000円の案件なら約39本分(単純計算)
- 2026年6月25日の価格改定で、Air 13インチは184,800円→224,800円に上がった
- Neoはメモリ8GBで変更できず、Final Cut Proの最低条件ちょうど(推奨は16GB)
- 機種より先に、応募したい案件のソフト指定と、編集データ納品の有無を確かめる
- Proへ移るのは、長尺・4Kの書き出し待ちで作業時間が縮まらなくなったとき
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よくある質問(FAQ)
Q1. MacBook Airで動画編集の副業はできますか? 縦型・60秒前後のショート動画が中心なら、M5・メモリ16GB・ストレージ512GBの構成で受けられる場面が多くあります。長尺・4K・複数カメラの書き出しが毎日続くようになったら、メモリ24GB以上やProを検討してください。
Q2. MacBook Neoでも動画編集はできますか? 練習や短い案件はできます。ただしメモリは8GBで変更できず、Final Cut Proの最低条件ちょうど(推奨16GB)です。外部ディスプレイも1台までです(Apple公式)。
Q3. Final Cut ProとPremiere Proのどちらを選べばいいですか? 応募したい案件の指定で決めてください。完成動画だけの納品ならどちらでも通りますが、編集データの受け渡しがある案件はPremiere Pro指定が多く、Final Cut ProはMac専用です。費用はFinal Cut Proが買い切り50,000円または月額1,780円、Premiereが年間プラン月々払い3,280円です(各社公式・2026年10月29日時点)。
Q4. メモリは後から増やせますか? Appleの仕様ページでは、メモリは購入時の構成で選ぶ項目として並んでいます。後から増やす前提にせず、迷ったら16GB以上を選んでください。ストレージは外付けSSDで補えます。
Q5. 新型を待ってから買うべきですか? M6チップの14インチMacBook Proは2026年11月6日発売で、339,800円からです。ショート動画中心ならAirで始め、作業時間が縮まらなくなってから買い替える順番で十分です。成果には個人差があり、収入を保証するものではありません。
著者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役) SNS運用代行 累計250社以上。時給600円の動画編集から運用代行(時給5,600円)に移った経験と、企業・店舗のショート動画を編集チームで制作・納品してきた現場をもとに、動画編集で副業に取り組む人に向けて発信している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。



