動画編集のカットのみの単価は「動画の長さ」で決まらない|公開募集の相場と時給換算|HolyTech
目次
- 動画編集のカットのみの単価|公開募集の幅と時給換算(2026年10月時点)
- カットの作業時間を決めるのは「素材の長さ」と「話者の数」|受ける前に聞く質問5つ
- 工程を足すと単価はどう変わるか|カットのみ→テロップ→BGM→台本の比較
- 「カットのみは安くて当然、すぐ卒業すべき」は誤り|継続と単価を変える3つ
- カットのみで受け続ける人/工程を足す人の分岐|3か月の計画と税金・取引条件
- 確定申告:工程を足すと20万円の基準を超えやすい
- フリーランス法:単価と作業範囲は文字で受け取る
- まとめ:動画編集のカットのみの単価は「素材の長さ×話者の数」で見て、工程を1つ足す
- カットの先、「台本・運用」まで担える側に移りたい方へ
- よくある質問(FAQ)
動画編集のカットのみの単価を、2025年12月〜2026年6月のクラウドソーシング公開募集8件の幅で整理。素材の長さ・話者の数で変わる作業時間と時給換算、テロップ・BGM・台本を足したときの単価の変化、継続と単価を変えるカットの精度、確定申告20万円の基準まで受注側の目線でまとめました。
結論から言います。動画編集のカットのみの単価は「完成した動画の長さ」ではなく「素材の長さと話者の数」で決まります。カットのみは入口として受けてよい仕事ですが、時給に直すと低く出やすいため、3か月以内に同じ発注者から工程を1つ足してもらう前提で受けます。
大手クラウドソーシングでは、10〜20分の素材から無音・言い間違いを切る「カット編集のみ」の募集が1本1,000円で出ています。同じ1,000円でも、素材の長さと話す人の数で作業時間は倍以上変わり、完成尺だけ見て受けると手数料後の時給が数百円まで下がります。
副業の初心者向けに、カットのみの単価の幅・時給換算・工程の足し方を整理します。動画編集全体の単価相場は動画編集の副業の単価相場と月5万円ロードマップで扱っています。単価は2026年10月14日時点で確認できた公開募集(いずれも募集終了)の金額です。
本記事と併せて、LINE登録で動画編集×TikTok運用の特典を受け取ることもできます。
動画編集のカットのみの単価|公開募集の幅と時給換算(2026年10月時点)
時給換算は、大手クラウドソーシングの公式ヘルプにある受注者のシステム利用料(10万円以下の部分は20%)を引いた試算です。
| 素材の種類・作業範囲 | 1本単価(公開募集) | 作業時間の目安 | 時給換算(手数料20%後・試算) | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| ショートの切り抜き(切り抜く箇所は発注者が指定・前後カット済みの素材) | テスト500円→本採用1,000円(税込) | 30分〜1時間 | 約400〜1,600円 | 初めての1件を取りたい人 |
| 10〜20分の素材から無音・言い間違い・不要部分を切る | 1,000円(税込・手数料込)/1,000円(税抜) | 手作業1.5〜2時間、無音カットを自動化して約1時間 | 約400〜800円 | 自動化ツールを使える人、納期2日に対応できる人 |
| 約25分の素材の丁寧なカット+文字起こし | 3,000円(税抜) | 2.5〜3.5時間 | 約690〜960円 | 文字起こしツールを使い慣れている人 |
| 10〜20分の固定カメラ素材のジェットカット+挿絵・章タイトル・BGM | テスト500円→本契約1,000円(税別)→昇給で最大5,500円(税込) | 2〜3時間(募集文の目安) | 1,000円で約270〜400円/5,500円で約1,470〜2,200円 | 同じ発注者で長く続けたい人 |
出典:大手クラウドソーシングの公開募集(2025年12月〜2026年6月掲載・募集終了)。作業時間は募集文の記載か、弊社の編集ディレクターの解説(後述)から置いた前提で、案件・習熟度で差があります。
カットのみの公開募集は1本500〜3,000円が中心で、確認した範囲で3,000円を超える募集はありませんでした。同じ1,000円でも、30分で終わるショートの切り抜きなら時給1,600円、20分の素材に2時間かかれば400円です。最後の行は、500円のテストから最大5,500円まで11倍の幅が1つの募集の中に書かれた「同じ発注者の昇給」の例です。
外部の相場記事にある「カット編集のみで1本3,000〜8,000円」は、企業が制作会社やプロに頼む前提の帯です。どこから受けるかで、同じカットのみでも単価の帯が変わります。
10〜20分の素材のカットのみ・1本1,000円の募集には80人が応募しました。入口の案件ほど応募が集まるため、最初の1本で「速さ」と「直しの少なさ」を見せる必要があります。
カットの作業時間を決めるのは「素材の長さ」と「話者の数」|受ける前に聞く質問5つ
カットは素材を最初から最後まで確認して切る作業なので、時間は完成尺ではなく素材の長さに比例します。完成10分でも、素材が30分あれば30分ぶんを確認します。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・営業コンサルの例:「質の低い営業ノウハウを信じてしまって、成果で悩む営業マンが一人でも少なくなります」(@salesalive)
https://www.tiktok.com/@salesalive/video/7610732914065542418
・Vlogの例:「その人の日常がよりリアルに見えるため、興味をひきやすい。 自分以外の人生をのぞき」(@ksuxbrurhes)
https://www.tiktok.com/@ksuxbrurhes/video/7542270773327744264

もう1つの変数が話者の数です。1人が固定カメラで話す素材は、無音の部分が機械的に見つかるため、無音カットの自動化がよく効きます。弊社の編集ディレクター(2,000本以上を編集)は解説動画で、15分前後の動画のカットは手作業で1時間半〜2時間かかり、無音カットのプラグインを使うと30〜40分削れると話しています。2人以上の対談は、相づちや発言のかぶりを残すかを人が判断するため、確認の時間が増えます。
受ける前に次の5つを聞きます。
1. 素材は何分ですか(完成尺ではなく、受け取る素材の合計) 2. 話す人は何人ですか。固定カメラ1台ですか、複数カメラですか 3. カットの強さの指定はありますか(テンポ重視で間を詰める「ジェットカット」か、ゆったり残すか) 4. 修正は何回までこの単価に含まれますか 5. 納期は素材を受け取ってから何日ですか
3つ目は見落とされがちです。弊社の現場でも同じ「ジェットカット」の指示で、補助金申請支援の事業者の動画では代表が「全体的にジェットカットが甘い」と差し戻し、リラクゼーションサロンの動画では「御社のイメージに合う落ち着いたジェットカット」で進めました。参考動画を1本もらってから着手します。
目標時給から単価を逆算する式は動画編集の単価の決め方は「相場」から始めないで整理しています。
工程を足すと単価はどう変わるか|カットのみ→テロップ→BGM→台本の比較
工程を1つ足すと、公開募集の単価帯は1段上がります。
| 担当する工程 | 1本単価(公開募集・公開相場) | 足すために必要なこと |
|---|---|---|
| カットのみ(10〜25分の素材) | 1,000〜3,000円 | 編集ソフトの基本操作、無音カットの自動化 |
| カット+テロップ(完成10〜30分) | 2,000〜7,000円 | 文字起こしと字幕の同期、誤字の確認 |
| カット+テロップ+効果音・BGM(完成約10分) | 2,000〜3,000円の募集と、素材10〜20分・完成7分・簡単な演出込みで8,000〜10,000円(税込)の募集 | 効果音・BGMの選び方、音量のバランス |
| フル編集(完成10〜30分) | 5,000〜20,000円 | 演出、構成の組み替え |
| ショートの台本・構成 | 台本のみで1本3,000〜10,000円(個人への外注の公開相場) | 冒頭3秒の設計、構成力 |
出典:大手クラウドソーシングの公開募集(2026年5〜6月掲載・募集終了)、ショート動画の受注単価の公開記事(2026年8月)。同じ工程でも募集ごとに2倍以上の差があります。
ショート動画の工程別の単価はショート動画編集の副業単価は「尺」で決まらないで5層に整理しています(カット・テロップのみ1本250〜2,000円)。
足す工程は、テロップが最初です。カットの次に発注者が抱えている作業で、引き取ると手間がそのまま減り、カットと同じ確認の流れで作業できるからです。弊社の編集ディレクターは、文字起こし→AIで整形→字幕の同期という手順にすると、テロップ挿入の時間が1時間ほど減ると話しています(同じ解説動画)。
台本まで足すと編集の外側に出ます。弊社のショート動画170本の実測では、話者で再生数に2〜5倍、CTAの位置で6.5倍の差が出ました(業種・商材で差があります)。この差を左右するのが台本で、高い単価の理由になります。
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「カットのみは安いから早く卒業すべき」は半分だけ正しい考え方です。カットのみを続けても時給は上がりにくい一方、別の発注者を一から探すより、今の発注者に工程を足してもらうほうが単価は早く上がります。前章の表の最後の行(500円→最大5,500円)と、「カットの品質に問題がなければテロップも依頼し、単価を上げる」と書かれた1本1,000円の募集が、その実例です。
発注者が「この人に次の工程も任せよう」と判断する材料は、次の3つです。
1. ジェットカットの精度:切りすぎると不自然になり、残しすぎるとテンポが落ちます。弊社の現場でも、テンポを上げたい発注側に編集者が「すでにかなり間を詰めている。これ以上詰めると違和感が出る」と根拠を添えて返した例があります。切る・残すの判断を説明できる人に次の工程が任されます。 2. 納期の速さ:素材の受け取りから2日以内を条件にする募集があり、工程が短いぶん速さが比べられます。 3. 修正の少なさ:弊社ではカット箇所を「限定公開の動画の秒数」で指定しています。指定を一度で反映できる人は、確認の手間を減らせます。
弊社でも、美容室の案件で店舗側が撮影した一人称Vlogは、使う部分を文字で伝えにくいため、カットまで社内で済ませてテロップ以降を外部に頼む分担を取りました。カットは「使う場面を選ぶ判断」でもあり、その判断ができると示せれば次の工程につながります。
単価アップを切り出す時期はクラウドワークスの動画編集単価は経験年数で決まらないで手数料とあわせて整理しています。
カットのみで受け続ける人/工程を足す人の分岐|3か月の計画と税金・取引条件
分かれ目は時給と使える時間です。
| 判断の軸 | カットのみで受け続けてよい人 | 工程を足したほうがよい人 |
|---|---|---|
| 時給(手数料後) | 無音カットの自動化で1本1時間以内に終わり、時給800円以上が出ている | 1本2時間以上かかり、時給が500円を切っている |
| 使える時間 | 平日の夜に毎日決まった時間を取れ、本数で稼げる | 週末にまとめて作業し、本数を増やせない |
| 発注者との関係 | 継続の本数が安定し、修正がほぼない | 継続はしているが、単価が3か月変わっていない |
| 目指す収入 | 月1〜2万円の副収入で十分 | 月5万円以上を目指す |
※時給は前章までの試算に基づく目安です。案件・習熟度で差があり、収入を保証するものではありません。
工程を足す人の3か月です。
1. 1か月目:カットの精度と納期をそろえ、最初の3本は受け取りから納品までの時間を記録します。 2. 2か月目:無音カットの自動化と文字起こしツールで1本の時間を縮め、浮いた時間をテロップの練習に回します。 3. 3か月目:同じ発注者に、サンプル1本を添えて「テロップまで担当できます」と提案します。
確定申告:工程を足すと20万円の基準を超えやすい
| 項目 | カットのみ | 工程を足した後 |
|---|---|---|
| 1本の単価 | 1,000円 | 2,500円 |
| 本数 | 月20本 | 月20本 |
| 年間の報酬 | 24万円 | 60万円 |
| 手数料20%を引いた後 | 19.2万円 | 48万円 |
| 20万円の基準 | 20万円以下 (ほかに副業がなければ) | 20万円を超える |
会社員の副業なら、国税庁のタックスアンサーでは、給与を1か所から受けていて、その給与の全部が源泉徴収の対象となる人は、給与所得・退職所得以外の各種の所得金額の合計額が20万円を超えると確定申告が必要です。
カットのみ1本1,000円を月20本受けると、年間の報酬は24万円で、手数料20%(4.8万円)を引くと19.2万円です。ほかに副業がなければ20万円以下です。工程を足して1本2,500円になると、同じ月20本で年60万円、手数料を引いて48万円となり、20万円を超えます。単価を上げる時点で、報酬と経費の記録を始めてください。
フリーランス法:単価と作業範囲は文字で受け取る
2024年11月1日に施行されたフリーランス法では、発注事業者がフリーランスに業務を委託した場合、直ちに書面または電磁的方法(メール、SNSのメッセージ等)で取引条件を明示する義務があると、公正取引委員会の特設サイトで案内されています。明示する事項には、給付の内容・報酬の額・支払期日などが含まれます。
カットのみは「どこまでがカットか」が曖昧になりやすいため、質問5つの答えを給付の内容として文字で受け取ります。支払期日は、受け取った日から60日以内のできる限り短い期間内で定めると案内されています。
まとめ:動画編集のカットのみの単価は「素材の長さ×話者の数」で見て、工程を1つ足す
- カットのみの公開募集は1本500〜3,000円が中心
- 作業時間は完成尺ではなく素材の長さと話者の数で決まる。同じ1,000円でも時給は約400〜1,600円まで開く
- 受ける前に、素材の分数・話者の数・カットの強さ・修正回数・納期の5つを聞く
- 卒業より、同じ発注者から工程を足してもらうほうが単価は早く上がる。材料はジェットカットの精度・納期・修正の少なさ
- 単価が上がると確定申告の20万円の基準を超えやすい。取引条件は文字で受け取る
カットの先、「台本・運用」まで担える側に移りたい方へ
弊社はSNS運用代行を累計250社以上支援し、その現場のカリキュラムで、コンセプト設計・台本・分析改善まで含めた「運用」を教えるスクール「TikTokマネタイズ」を運営しています。有料の講座です。
週末プランは土日2日間でスキル習得+6か月のフィードバック。月額29,800円のところ期間限定14,800円(税別)です(オンライン受講可)。
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弊社代表も時給600円の動画編集から始め、企画・台本・分析まで担う運用側に移って時給5,600円になりました。成果には個人差があり、収入を保証するものではありません。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 動画編集のカットのみの単価は、1本いくらが相場ですか? 大手クラウドソーシングの公開募集(2025年12月〜2026年6月)では、1本500〜3,000円が中心でした。10〜20分の素材の無音・言い間違いカットで1本1,000円、約25分の素材のカット+文字起こしで3,000円(税抜)の例があります。
Q2. カットのみの案件は、未経験でも受けられますか? 編集ソフトの基本操作ができれば応募できる募集が多くあります。80人が応募した募集もあるため、サンプル1本と納品日数を添えて応募してください。
Q3. カットのみの作業時間は、どれくらいですか? 素材の長さと話者の数で変わります。弊社の編集ディレクターの解説では、15分前後の動画で手作業1時間半〜2時間、無音カットの自動化で30〜40分短縮できます。
Q4. カットのみから単価を上げるには、何をすればよいですか? ジェットカットの精度・納期・修正の少なさで信頼を得た後、同じ発注者にサンプル1本を添えてテロップなど次の工程を提案します。
Q5. スクールに入れば、カットのみより高い単価で受けられますか? 受講だけで単価や収入は決まりません。総額・添削の本数・受講後の案件と単価・解約条件を書面で確認してください。弊社の講座も有料で、成果には個人差があり、収入を保証するものではありません。
著者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役) SNS運用代行 累計250社以上。時給600円の動画編集から運用代行(時給5,600円)に移った経験と、100名以上の動画編集者の採用・育成の現場をもとに、副業で動画編集に取り組む人に向けて発信している。
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累計250社超の運用実績|お問い合わせから24時間以内に返信
この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。



