テレビ広告の費用は二層構造|15秒30万〜100万円+制作費とSNS広告のCPM比較|HolyTech
テレビ広告の費用は電波料(放映料)と制作費の二層構造です。キー局スポット15秒30万〜100万円、地方局1.5万〜5万円、制作費15万〜500万円という相場を出典付きで整理し、同額をSNS広告に投じた場合のCPM・到達数・検証回数と並べて比較します。
結論から言います。テレビ広告の費用は「電波料(放映料)+制作費」の二層構造で、キー局のスポットCM15秒が1本30万〜100万円、制作費が15万〜500万円。そして到達単価(CPM)だけを並べると、テレビはSNS広告に負けていません。
「テレビは高い、SNSは安い」という前提で比較を始めると判断を間違えます。弊社試算では関東キー局スポットCMの世帯CPMは数百円〜1,000円台で、SNS広告のCPM(300〜1,000円)とほぼ同レンジです。中小企業にとっての本当の差は到達単価ではなく、1回の意思決定に必要な最低ロットと、そこから得られる検証回数です。
SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechは、認知施策の可否を想定CPMで判断しています。本記事では2026年9月時点の費用相場を出典付きで幅のまま提示し、同額をSNS広告に投下した場合の到達数・検証回数と並べます。
本記事の続きと併せて、HolyTechのSNS運用代行サービス資料(無料)もご活用ください。
テレビ広告の費用は「電波料+制作費」の二層構造
| 層 | 名称 | 中身 | 支払先 |
|---|---|---|---|
| 第1層 | 電波料(放映料) | CM枠の購入費。局・エリア・時間帯・視聴率で変動 | テレビ局(代理店経由) |
| 第2層 | 制作費 | 企画・撮影・キャスティング・編集 | 制作会社 |
| 付帯 | 考査・素材搬入・手数料 | 素材審査、放送用素材の納品、代理店フィー | 代理店 |
SNS広告と決定的に違うのは、第2層(制作費)が先に丸ごと発生し、作り直しが効かない点です。SNS広告は素材を日単位で差し替えられますが、テレビCMの差し替えには制作費がもう一度かかります。
CM枠は2種類です。スポットCMは番組を指定せず、期間・エリア・時間帯区分(全日・逆L字など)・買付GRPを指定して買う方式で、1〜2週間の短期から出稿できます。タイムCMは特定番組のスポンサーとしてCMを流す方式で、レギュラー番組では2クール(6ヶ月)提供が原則・30秒枠が基本です。タイムCMは月額ではなく半年分の総予算で判断してください。
電波料の相場|キー局スポット15秒30万〜100万円、地方局1.5万〜5万円
2026年9月時点で複数の広告・映像制作系メディアが公開している相場を、ソース間の開きをそのまま並べます。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・webマーケターの例:「新しい情報であると冒頭で伝えることで「乗り遅れたくない」という人の心理を刺激する」(@osaru_tiktok1)
https://www.tiktok.com/@osaru_tiktok1/video/7578889104125889799
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| 放送エリア・局 | 15秒スポットCM1本 | 出典間の開き |
|---|---|---|
| 関東キー局(日テレ/TBS/フジ/テレ朝) | 30万〜100万円 | 別ソースは「75万〜100万円」「40万〜80万円」 |
| 関西・中京の準キー局 | 4万〜25万円 | 「15万〜25万円」の提示もあり |
| 地方ローカル局・独立局 | 1.5万〜5万円 | 「3万〜4万円」「5万〜25万円」 |
| 関東独立局/BS/CS | 1.8万〜10万円 | 独立局4万円前後、BS 5万〜10万円、CS 1.8万〜3.5万円 |
同じ「キー局15秒」でも下限が30万円と75万円で2.5倍ずれています。料金が個別交渉で決まり、時間帯・視聴率・出稿量・時期(改編期や年末は高騰)で動くためです。相場表は「見積もりを取る前の当たり」以上の意味を持ちません。
なおスポットCMは1本単位ではなくGRP(出稿期間中の世帯視聴率の合計値)で買い付け、GRP1%の獲得費用をパーコストと呼びます。目安はキー局(関東)で数十万円〜100万円超、地方局で数千円〜数万円。「認知を実感したい理想」として1,500GRP程度という目安があり、エリアによっては約300万円で1,500GRPを出せるとする解説もありますが、これは地方局前提です。
最低ロット|どこまで小さく始められるか
最低ラインは3水準です。地方局スポットの最小構成が30万円前後(撮影なし+3〜7回放映という限定条件)、制作費と放映期間を含む現実的な最小構成が200万〜300万円、そして運用型テレビCM(テレシー等)が100万円から。運用型は制作・効果測定込みで、CPM/CPA/CPIというネット広告と同じ指標で翌日にレポートを確認できます。「テレビCMは数千万円から」という前提は2026年9月時点ではすでに古いものです。
制作費の相場|撮影なし15万円〜、実写70万〜500万円
制作費は電波料以上にソース間の開きが大きい領域です。
| 制作タイプ | 相場 | 備考 |
|---|---|---|
| 撮影なし(静止画・素材合成) | 15万〜20万円 | 企画費3万円〜の提示もある |
| 実写撮影あり(15秒) | 70万〜500万円 | 「約70万円」と「100万〜500万円」の提示があり同条件で7倍の開き |
| タレント起用 | 3,000万円〜(出演料のみで1本1,000万円超の例) | 知名度・契約条件で変動 |
実写15秒の「70万円」と「500万円」の差は、撮影日数・ロケ地・出演者・美術の有無で説明がつきます。断定はしませんが、見積もりは金額ではなく撮影日数と出演者の条件で並べたほうが早いというのが弊社の実務感覚です。そして制作費は素材1本ごとに発生します。ここが次章の「検証回数」に直結します。
テレビ広告の費用をSNS広告とCPMで並べる|到達単価では差がつかない
| 枠の世帯視聴率 | 到達世帯数 | 30万円 | 70万円 | 100万円 |
|---|---|---|---|---|
| 3% | 59.1万世帯 | 508円 | 1,184円 | 1,692円 |
| 5% | 98.5万世帯 | 305円 | 711円 | 1,015円 |
| 10% | 197万世帯 | 152円 | 355円 | 508円 |
多くの比較記事は「テレビは数百万円、SNSは数万円から」と総額で並べます。それでは当然テレビが高く見えます。同じ土俵に乗せるなら1,000到達あたりの単価(CPM)で並べるべきです。試算の前提を開示します。
- 関東地区の自家用TV所有総世帯数は19,709千世帯=世帯視聴率1%が約19.7万世帯(ビデオリサーチ/2024年度。個人視聴率1%は約40.3万人)
- 電波料は15秒スポット1本30万/70万/100万円の3水準で計算し、制作費は含めない
【弊社試算】関東キー局・15秒スポット1本の世帯CPM
| 枠の世帯視聴率 | 到達世帯数 | 放映料30万円 | 放映料70万円 | 放映料100万円 |
|---|---|---|---|---|
| 3% | 59.1万世帯 | 508円 | 1,184円 | 1,692円 |
| 5% | 98.5万世帯 | 305円 | 711円 | 1,015円 |
| 10% | 197万世帯 | 152円 | 355円 | 508円 |
SNS広告の実勢CPMは、TikTok広告300〜1,000円、Instagram広告500〜1,000円、YouTube広告400〜600円です。関東キー局15秒スポットの世帯CPMは弊社試算で152〜1,692円なので、完全に同じレンジに収まります。
到達単価では、テレビとSNS広告に決定的な差はありません。 視聴率10%の枠を30万円で買えたなら、世帯CPM 152円はどのSNS媒体よりも安くなります。
ただし留保が3つあります。第一に単位が違う(テレビは「世帯」、SNSは「インプレッション」。1世帯に2人いればテレビの人数ベース単価はさらに下がり、SNSは1秒の表示でもカウントされます)。第二に買える枠を選べない(枠は交渉と在庫で決まる)。第三に到達の質が違う(SNSは年齢・地域・興味関心で狙い撃ちできますが、スポットCMは時間帯区分までしか指定できません)。
媒体別のCPM・CPCはSNS広告の費用を媒体別に比較|CPM・CPC相場と手数料の実額、同じマス広告比較のフレームではタクシー広告の費用一覧|サイネージ週250万円〜とSNS広告のCPM比較も併せてご確認ください。
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差がつくのは最低ロットと検証回数|300万円の使い道シミュレーション
差がつくのは1回の意思決定に必要な最低金額と、その予算で何回検証できるかです。同じ300万円を投じた場合を並べます(前提=テレビは実写15秒の制作費100万円+電波料200万円、SNSは弊社のショート動画1本7,500円(税込)+運用手数料20%)。
| 項目 | テレビCM(キー局スポット) | SNS広告(ショート動画) |
|---|---|---|
| 素材制作 | 実写15秒×1本=100万円 | 7,500円×40本=30万円 |
| 媒体費 | 200万円(15秒70万円の枠を約3本) | 広告費225万円+運用手数料45万円=270万円 |
| 到達(試算) | 視聴率5%枠×3本=延べ約295万世帯 | CPM500円で約450万インプレッション |
| 試せる訴求案の数 | 1案(作り直しに制作費が再発生) | 40案(当日〜翌日に差し替え可能) |
同じ300万円で、テレビは1案を延べ約295万世帯に、SNSは40案を約450万インプレッションに当てられます。 効果の見え方も、テレビはGRPや指名検索リフト、SNSは3秒継続率・CTR・CPAを投稿単位で追う形です。全国一斉に同じメッセージを届けたいならテレビ、何が刺さるか分からない段階ならSNSです。
弊社が認知施策で使う基準は、フォロワー数でも媒体の権威でもなく想定CPMとCPAです。体験型アトラクション施設の案件では、フォロワー4.8万人の起用者(想定CPM約7,000円)より、フォロワー2,566人の起用者(平均リーチ約8.7万・PR費0円)のほうがLINE登録248人・クーポン使用1,726回と全指標で上回りました。高価格帯飲食店の案件では想定CPM 779円の起用でLINE登録612人・登録CPA 212円、CPM 1,037円の起用で652人・CPA 138円。同店はオープン後6ヶ月でLINE登録6,000人・2ヶ月先まで満席を実現しています(成果は業種・商圏で差があります)。弊社の起用可否は想定CPM 500〜1,000円以内が分岐点です。
CPMの次に見るべきはCPAです。ある美容整体サロンとの商談では、既存の予約媒体で44,000円を投じて新規2人=CPA 22,000円という実績から「新規1人あたり2万円以内なら投資できる」という基準が導かれました。テレビCMも同じで、電波料の総額ではなく、その予算で獲得できる1件あたりのコストが許容CPAを下回るかで判断してください(店舗集客の方法6つをCPAで比較|月額でなく1来店の獲得コストで選ぶ)。
テレビが有利な条件・SNSが有利な条件
| 条件 | テレビCMが有利 | SNS広告が有利 |
|---|---|---|
| 商圏 | 全国/県単位の一斉認知 | 半径◯kmの狙い撃ち・特定属性への配信 |
| 訴求の確度 | メッセージが検証済みで固まっている | 何が刺さるか未検証・仮説が複数ある |
| 信頼補完 | 「テレビCMをやっている会社」という与信が効く(金融・不動産・医療・採用など) | 口コミ・保存・シェアによる横の信頼 |
| 予算の出し方 | 制作費込み300万円以上を1回で出せる | 月10万円台から段階的に積み上げたい |
テレビが最も効くのはSNSで訴求が固まった後です。何を言えば反応が取れるかを低コストで検証してから電波に乗せる。この順番なら制作費100万〜500万円は「当たるか分からない1案」ではなく「検証済みの1案」への投資に変わります。
なおWeb広告の運用代行手数料は広告費の20%が業界標準で、弊社も同じ20%です(リスティング広告代行の費用相場|手数料20%の内訳と選び方)。
まとめ:テレビ広告の費用は二層構造。CPMではなく最低ロットで比べる
- テレビ広告の費用は「電波料+制作費」の二層構造。電波料は関東キー局15秒スポットで1本30万〜100万円、地方局で1.5万〜5万円。制作費は撮影なし15万円〜・実写15秒70万〜500万円(実額は交渉で決まる)
- スポットCMはGRPで買い付け、パーコストはキー局で数十万円〜100万円超、地方局で数千円〜数万円。タイムCMは2クール=6ヶ月契約が原則
- 最低ロットは地方局の最小構成で30万円前後、現実的には200万〜300万円。運用型テレビCMなら100万円から出稿でき、CPM/CPA/CPIで計測できる
- 到達単価では差がつかない。キー局15秒スポットの世帯CPMは弊社試算で152〜1,692円、TikTok300〜1,000円・Instagram500〜1,000円・YouTube400〜600円と同レンジ
- 差がつくのは検証回数。同じ300万円でテレビは1案を延べ約295万世帯へ、SNSは40案を約450万インプレッションへ
テレビCMの制作費1本分で、検証済みの訴求を40案つくれます
「テレビCMを検討しているが、何を言えば反応が取れるか分からない」というご相談を多くいただきます。実写15秒の制作費100万円は、当たるか分からない1案に賭ける金額としては大きすぎます。
弊社のショート動画運用代行は動画1本あたり7,500円(税込)。企画・台本・撮影・編集・投稿・分析まで一気通貫で、初期費用0円キャンペーンを実施中です。発注側の作業は「撮影協力・納品確認・月1MTG」の3点のみ。広告配信まで行う場合の運用手数料は広告費の20%が弊社標準です。まずはショート動画1本の無料お試しで訴求の当たりを低コストで測り、勝ったメッセージをテレビCMに乗せてください。お問い合わせはhttps://holytech.jp/contact/から承ります。
よくある質問(FAQ)
Q1. テレビ広告の費用は最低いくらから出せますか? 地方局のスポットCMで、撮影なしの制作と3〜7回放映という限定条件なら30万円前後という提示があります。現実的な最小構成では200万〜300万円が目安です。運用型テレビCMなら100万円から出稿でき、CPMやCPAで効果を確認できます。
Q2. キー局と地方局で費用はどれくらい違いますか? 15秒スポットCM1本あたり、関東キー局30万〜100万円、関西・中京の準キー局4万〜25万円、地方ローカル局・独立局1.5万〜5万円が2026年9月時点の相場です。同じキー局15秒でも出典により下限が30万円と75万円に分かれ、実額は交渉と枠の在庫で決まります。
Q3. テレビCMとSNS広告では、どちらが安く多くの人に届きますか? 到達単価では大きな差がありません。関東地区の世帯視聴率1%は約19.7万世帯なので、15秒スポットを30万〜100万円で買った場合の世帯CPMは弊社試算で152〜1,692円。TikTok300〜1,000円、Instagram500〜1,000円、YouTube400〜600円と同レンジです。違うのは狙い撃ちの精度と差し替え速度、同じ予算で試せる訴求案の数です。
Q4. テレビCMを出す前にやっておくべきことはありますか? 訴求メッセージの検証です。制作費は素材1本ごとに発生するため、A案とB案を比べるだけで2倍かかります。先にショート動画で複数案を低コストで回し、反応が取れた訴求を確定させてから電波に乗せれば、制作費は検証済みの1案への投資になります。成果は業種・商圏で差があります。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




