楽天の広告運用はRPPの入札で勝たない|依頼先5つの費用相場と指名検索で選ぶ代行先|HolyTech
楽天の広告運用を、店舗運営代行/広告だけの代行/楽天のECコンサルタントと自社運用/内製/SNS運用代行の5つで比較。費用の形と対応範囲、RPPの仕組み、採算を決める指名検索の増やし方、契約前に聞く質問5つを整理。運用を任せる選択肢はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)で確認できます。
結論から言います。楽天の広告運用は、RPP(検索連動型広告)の入札で検索上位を取り合うだけでは採算が合いません。RPPは楽天の中の検索需要を他店と取り合う広告で、同じ単語に入札する店が増えるほどクリックの値段が上がるからです。採算を決めるのは、店名や商品名で探してくれる「指名検索」の量です。依頼先は5つあり、費用の形(月額固定/売上の○%/広告費の○%)と対応範囲で比べ、楽天の外で商品名を覚えてもらう手段まで含めて選びます。
楽天市場は楽天ID数が1億を超える国内の大規模ECモールで、出店料は月額25,000円(がんばれ!プラン)〜130,000円(メガショッププラン)(いずれも税別)です(楽天市場の出店案内・2026年10月1日更新。2027年2月1日から月額出店料を改定予定と公表)。集客の土台がある一方、同じ商品カテゴリの店と同じ検索結果の中で並びます。
本記事は代行会社の実名ランキングを作らず、SNS運用代行 累計250社以上の株式会社HolyTechが、公開相場と、ECを持つ物販事業者との商談・支援の記録(業種属性化)をもとに整理します。
本記事と併せて、『ショート動画の教科書』を資料ダウンロード(無料)もご活用ください。
楽天の広告運用の依頼先5つの比較表|費用の形×対応範囲×SNS外部流入×向く店舗
| 依頼先 | 費用の形(公開相場・2026年) | 対応範囲(RPP・クーポン・イベント・ページ改善) | SNSなど楽天の外からの流入 | 向く店舗 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天市場の店舗運営代行会社 | 月額固定 月1万〜50万円超、成果報酬 売上の3〜15%、複合型 月5万〜30万円+売上の3〜10% | 4つすべて+商品登録・ページ制作・問い合わせ対応まで含む会社が多い | 対応外か別料金が多い | 担当者がおらず、店舗運営ごと任せたい |
| 広告運用だけの代行会社・フリーランス | 広告費の15〜25%(20%前後が多い)か月3万〜20万円超の固定 | RPP・クーポン系広告が中心。ページ改善は別 | 対応外が多い | ページとイベント対応は自社で回せている |
| 楽天のECコンサルタントの助言+自社運用 | 楽天の専任ECコンサルタントによる支援(追加の代行費なし)。広告費は別 | 助言が中心。設定・実行は自社 | 対象外(楽天の中の施策) | 月の広告費が小さく、まず型を学びたい |
| 自社で内製 | 人件費のみ。広告費は別 | 社内の時間しだい | 社内の時間しだい | 担当者が毎日数字を見られる |
| SNS運用代行(ショート動画の本数型) | 運用代行は月3万〜15万円程度の公開相場。弊社は1本7,500円(税込)×月10本以上・初期費用0円 | 楽天内の広告は対象外 | 商品名を覚えてもらう動画を作り、指名検索を増やす | 商品の使い方や作り手を見せられ、数ヶ月待てる |
費用の幅は出典で揺れます。2026年の運用代行の解説では、月額固定は「月5万〜50万円超」とするものと「月1万〜10万円(10万円以上で広告運用・販促企画まで包括)」とするものがあり、成果報酬も「売上の3〜15%」「5〜15%」と幅があります。月商500万円未満の店舗では合計で月15万〜25万円程度に収まる例が多い、とする解説もあります。成果報酬型は売上が伸びるほど支払いも増える点に注意してください(月商3,000万円超で手数料が月100万円規模になる例も紹介されています)。必ず見積もりで「何が固定で、何が売上連動か」を分けて出してもらってください。費用の目安はショート動画運用代行の料金・事例(サービス詳細)でも公開しています。
広告の手数料の考え方はSNS広告代行の手数料相場は広告費の20%、運用の腕より検証の回し方で選ぶ考え方は広告コンサルは運用の腕で選ばないにまとめています。
「RPPで検索上位を取ればよい」は誤り|採算を決めるのは指名検索の量
本記事の訂正ポイントです。「楽天の広告はRPPに予算を入れて検索上位を取ればよい」は誤りです。RPPは楽天の中の検索需要を他店と取り合う広告で、同じ単語に入札する店が増えるほどクリックの値段が上がります。採算を決めるのは、店名や商品名で探してくれる「指名検索」の量です。楽天の外(SNSのショート動画)で商品名を覚えてもらい、指名で検索される状態をつくると、RPPの費用対効果も上がります。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・ショート動画分析の例:「バズっている動画やアカウントを引用しながらなぜこの動画がバズっているのか説明する」(@zuborashort)
https://www.tiktok.com/@zuborashort/video/7598123437726518548
・リンパマッサージの例:「眉間も筋肉ほぐすと結構変わりますよ! でも実は眉間だけのケアは あまり変わりませ」(@inouekonomi)
https://www.tiktok.com/@inouekonomi/video/7617786260152651015

まず、楽天公式が説明するRPPの仕組みです。RPPは、RMSに登録した商品の中から自動で選ばれた商品が、楽天市場の検索結果をはじめ楽天内外の掲載面に配信される広告で、クリックされたときだけ費用がかかります。原稿の入稿は不要で、楽天の購入・閲覧データを使って検索キーワードに合う商品が選ばれます。楽天の出店者向けコラムも「まずRPPから」を勧めています。始めやすい広告であることは確かです。
問題は、始めやすいので同じ単語に多くの店が入ってくることです。「水筒」「プロテイン」のような一般名詞の検索は、比較して最安を探す人が多く、クリックしても他店に流れます。一方、店名や商品名での検索は、すでにその商品を買うつもりの人です。
| 検索の種類 | 例 | 競合する店 | 購入との距離 | 増やす手段 |
|---|---|---|---|---|
| 一般名詞の検索 | 「水筒 子ども」「グルテンフリー お菓子」 | 多い(同カテゴリの店すべて) | 遠い(比較・最安探し) | RPPの入札・価格・レビュー数 |
| 指名検索 | 「店名」「商品名」「店名+商品名」 | 少ない(ほぼ自店のみ) | 近い(買う商品が決まっている) | 楽天の外で名前を覚えてもらう(SNS・インフルエンサー・同梱物) |
計算例で比べます(数値は仮置き)。一般名詞の単語でクリック1回50円、購入率2%なら、1件売るための広告費は2,500円です。指名検索の流入が増えると、同じ広告予算の中で購入率の高いクリックの割合が増え、店全体の売上に対する広告費の割合が下がります。逆に、指名検索が少ないまま一般名詞の入札だけを強めると、イベント期間のように入札が集中する時期ほど1件あたりの広告費が膨らみます。
なお、RPPのクリック単価の下限や最低予算について、2025年11月の自動最適化への完全移行で変わったとする解説記事は複数あります。ただし楽天公式の公開ページでは数値を確認できなかったため、本記事では記載しません。最新の単価・予算の条件は、RMSの広告メニューと楽天の担当コンサルタントに確認してください。
実例:取り寄せ商品は「再生数」より「指名検索」を指標に置いた 弊社が商談した食品メーカー(グルテンフリーの菓子ブランドを楽天・Amazon中心に販売)では、取り寄せ商品はショート動画のオーガニック再生だけで広げるのは効率が悪く、インフルエンサーの紹介を基本線に置く方針を伝えました。同じ商談で共有したウィッグ販売の事例は、SNSで商品を知ってもらい「指名検索の数」をKPIにしていました。動画の運用では最初の4ヶ月で平均1万回再生を最重要KPIとし、指名検索の数を認知の間接KPIとして追う設計を提案しています(商談時の提案内容で、成果は商材・価格帯で差があります)。
楽天の外で商品名を覚えてもらう|ショート動画とインフルエンサーの使い分け
指名検索を増やす手段は3つです。①自社アカウントのショート動画、②インフルエンサーの紹介、③購入者への同梱物(次回は店名で探してもらう案内)です。①と②は向く商材が違います。
実例:家具・インテリア専門店は「接客を動画で追体験」させ、ECの手前に置いた 弊社が内製化を支援した家具・インテリア専門店(全国約40店舗)では、店員が商品の特徴を説明し、ソファに座って組み合わせを変える「接客の追体験」リールを型にしました。リールの平均再生は約1万回で、同じ動画をTikTokにも投稿して追加の制作費をかけずに露出を増やしました。プロフィールには看板商品をまとめた「図鑑」のピン留め投稿を置き、公式ECへの遷移を最終の成果地点にしています。高単価の商品は、SNSが直接売る場所ではなく「ECの手前で検討を始めてもらう場所」になります(業種・価格帯で差があります)。
使い分けの目安は次のとおりです。
- ショート動画が向く商品:使い方・変化・作り手の説明で魅力が伝わる(調理器具・家具・美容機器・アパレル)。話者で再生数が変わり、弊社のショート動画170本の実測では話者の違いで再生数2〜5倍の差が出ました(台本は「誰が話すか」で決まる)
- インフルエンサーが向く商品:食品・日用品のように、見た目と一言の感想で選ばれる商品。紹介を依頼する場合は、2023年10月1日施行のステマ規制(景品表示法)に沿って広告であることを明示してもらいます
- どちらでも測るもの:動画の再生数に加え、楽天の店舗データで店名・商品名を含む検索からの流入が増えたか。楽天の外のSNSの数字だけで判断しない
楽天以外の販路として動画から直接売る形も選べます。TikTok Shop日本は2025年6月にローンチ済みで、販路の比較はTikTokショップの売上は出品数で決まらない、動画の費用を獲得単価でそろえる方法は動画広告の費用対効果は再生単価で測らないで扱っています。
依頼先を見極める質問5つ
| No. | 聞く質問 | 確認ポイント | 重要度 |
|---|---|---|---|
| 1 | 費用は固定・売上連動・広告費連動のどれで、いくらか | 成果報酬なら、売上が2倍になったときの支払額を試算してもらう | 確認 |
| 2 | RPPの成果を一般名詞の検索と指名検索に分けて報告できるか | 店全体のROASだけでは、伸びた理由が分からない | 最重要 |
| 3 | イベント期間と通常期の予算配分をどう決めるか | 楽天スーパーSALE・お買い物マラソンの前後で、入札と在庫・クーポンを一緒に設計するか | 確認 |
| 4 | 広告の前に、商品ページとレビューの何を直すか | クリックされても買われない原因(写真・価格・レビュー数)を先に指摘できるか | 確認 |
| 5 | 楽天の外からの流入(SNS・インフルエンサー)はどこまで扱うか | 扱わない会社なら、別の依頼先と指名検索の数字を共有する体制を決めておく | 最重要 |
1. 費用は「固定」「売上連動」「広告費連動」のどれで、いくらですか:成果報酬なら、売上が2倍になったときの支払額を試算してもらいます。 2. RPPの成果を、一般名詞の検索と指名検索に分けて報告できますか:店全体のROAS(広告費あたりの売上)だけでは、伸びた理由が分かりません。 3. 楽天スーパーSALE・お買い物マラソンなどのイベント期間の予算配分と、通常期の配分をどう決めますか:イベント前後の入札と在庫・クーポンを一緒に設計するかを聞きます。 4. 広告の前に、商品ページとレビューの何を直しますか:クリックされても買われない原因(写真・価格・レビュー数)を先に指摘できるかを見ます。 5. 楽天の外からの流入(SNS・インフルエンサー)はどこまで扱いますか:扱わない会社なら、別の依頼先と指名検索の数字を共有する体制を決めておきます。
質問2と5が最重要です。指名検索を分けて見ない代行先は、入札を上げる以外の打ち手を持ちにくいからです。
楽天の広告運用を外部に頼むべき店舗・自社で回せる店舗
頼むべき店舗
- RPPの広告費を増やしても売上が比例せず、どの検索から売れているか分からない
- イベントのたびに担当者がページ・クーポン・広告の設定で手一杯になる
- 商品に語れる特徴があるのに、楽天の検索結果の中だけで価格勝負をしている
自社で回せる店舗
- 担当者が毎日RMSの数字を見て、楽天のECコンサルタントの助言を実行できる
- リピート購入と指名検索が多く、広告費の割合が下がってきている
- 月の広告費が小さく、手数料を払うと採算が合わない(まずはRPPを少額で回して型を学びます)
まとめ:楽天の広告運用は「指名検索」が増える依頼先を選ぶ
- 依頼先は5つ。店舗運営代行は月額固定 月1万〜50万円超か売上の3〜15%、広告だけの代行は広告費の15〜25%(20%前後が多い)が公開相場の目安
- RPPはクリック課金で始めやすい分、同じ単語に店が集まりクリックの値段が上がる。採算を決めるのは指名検索の量
- RPPの単価・予算の条件は楽天公式の公開ページで数値を確認できないため、RMSと担当コンサルタントで最新を確認する
- 楽天の外で商品名を覚えてもらう手段は、ショート動画・インフルエンサー・同梱物。効果は楽天の店舗データの指名検索の流入で測る
- 最初に「成果を一般名詞と指名検索に分けて報告できますか」と聞く
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弊社のショート動画運用代行は、企画・台本・撮影ディレクション・編集・投稿・分析を動画1本あたり7,500円(税込)で一気通貫にし、初期費用0円キャンペーンを実施中です。契約は月10本以上・4ヶ月以上、発注側の作業は「撮影素材の提供・確認・承認」の3点のみ。楽天内のRPPやページ制作は対象外のため、店舗運営代行や広告代行と並行し、指名検索の数字を共有する形を提案します。動画をSNS広告に転用する場合の運用手数料は広告費の20%です。まずはショート動画1本の無料お試しで確かめてください(成果は業種・商材で差があります)。ご相談は公式LINEまたはオンライン相談の予約から承ります。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 楽天の広告運用を代行に頼むと、費用はいくらですか? 公開相場では、店舗運営代行は月額固定 月1万〜50万円超、成果報酬 売上の3〜15%、複合型 月5万〜30万円+売上の3〜10%です。広告だけの代行は広告費の15〜25%(20%前後が多い)が目安です。出典で幅があるため、見積もりで固定と売上連動を分けて確認してください。
Q2. RPPのクリック単価の下限や最低予算はいくらですか? 解説記事で数値が紹介されていますが、楽天公式の公開ページでは確認できなかったため本記事では記載していません。RMSの広告メニューと楽天の担当コンサルタントで最新の条件を確認してください。
Q3. RPPだけで売上は伸びますか? RPPはクリック課金で少額から始められますが、一般名詞の検索は他店との取り合いです。店名・商品名で探される指名検索が少ないままだと、入札を上げるほど1件あたりの広告費が膨らみます。
Q4. 楽天の店舗にSNSは必要ですか? 必須ではありません。商品の使い方や作り手で魅力が伝わる商品なら、ショート動画で商品名を覚えてもらうと指名検索が増えます。食品・日用品はインフルエンサーの紹介が向く場合があり、その際はステマ規制に沿って広告であることを明示します。
Q5. 楽天のECコンサルタントがいれば代行は要りませんか? 助言を自社で実行できる担当者がいれば、代行なしで回せます。設定や制作の手が足りない場合に、店舗運営代行や広告だけの代行を検討してください。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。




