動画編集の専門学校は「2年学べば近道」ではない|学び先5つの費用比較と就職か受託かの選び方|HolyTech
動画編集の専門学校は、制作会社・放送業界への就職ルートに強い一方、学費は都内の映像・放送系で初年度平均約143万円です。大学・スクール・職業訓練・独学+実案件の5つを総費用・期間・学べる範囲・仕事への接続で比べ、就職か受託かで選ぶ基準と使える公的制度を整理します。
結論から言います。動画編集の専門学校は「撮影・照明・音声まで含めた映像制作全体」と「制作会社・放送業界への就職ルート」が欲しい人には最短ルートです。一方、ショート動画の編集やSNS運用の案件で働きたい人には、2年間・約270万円より「いま募集が多い型の動画を作って納品する経験」のほうが近道です。なりたい働き方(就職か受託か)を先に決めてから、学び先を選んでください。
「動画編集を仕事にするなら、専門学校で2年しっかり学ぶのが確実」という考え方は、半分正しく、半分ずれています。専門学校のカリキュラムは、映像業界に社員として入るための設計です。フリーランスや副業で編集案件を受ける働き方とは、必要なものが一部違います。
本記事は学校名・スクール名を出さず、学び先5つを同じ物差しで比べます。弊社のスクールも同じ表に入れ、向かない人も書きます。
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「動画編集を仕事にするなら専門学校で2年」が半分だけ正しい理由
1. 専門学校の強みは「映像制作全体」と「就職ルート」 専門学校(専修学校の専門課程)は修業年限2年の学科が最も多く、修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上などの要件を満たすと「専門士」の称号が付きます(文部科学省)。さらに、企業などと連携して実務の最新知識を学べる課程は、文部科学大臣が「職業実践専門課程」として認定しています。令和7年度までの累計は1,144校・3,289学科です(2026年3月31日付)。
1,700時間あれば、編集ソフトだけでなく撮影・照明・音声・企画まで、チームで1本を作る経験を積めます。学校の就職支援を通じて制作会社・放送業界の新卒採用に応募できる点も、独学やオンラインスクールでは代わりにくい部分です。
弊社が商談したクリエイティブ制作会社の代表は、美大・専門学校を卒業したばかりの新人を毎年5〜10人採用して自社で育て、1〜2年で戦力にしていたと話していました。会社に入って現場で育つ働き方なら、専門学校はそのまま入口になります。
2. 受託で働くなら、求められるものが違う 一方、ショート動画の編集やSNS運用の案件で求められるのは、2年分の幅広い基礎よりも「いま募集が多い型の動画を、決まった納期で作れること」です。弊社がこれまで100名以上の動画編集者を採用してきた基準は、①自己紹介文の書き方(学歴・職歴を含む文章のていねいさ)、②Premiere Proでプロジェクトファイルを共有できること、③見やすいポートフォリオ、④返信の速さ、⑤月30時間以上稼働できること、などです。卒業した学校の名前は合否の決め手ではありません。
3. 時間とお金の差が大きい 都内の専門学校(昼間部)の「音楽、演劇、映像、放送」分野は、初年度納付金の平均が約143万円です(東京都専修学校各種学校協会・令和6年度調査)。2年目も入学金以外が同水準と仮定すると、2年間で約267万円になります。受託で働くことが目的なら、この時間とお金を「作って納品する経験」に回す選択肢もあります。
動画編集の専門学校と学び先5つ|総費用×期間×学べる範囲×仕事への接続で比べる
費用は2026年10月時点で、公的な調査・公式ページで確認できた範囲の幅です。
▼このコンセプトの「型」が分かる参考動画(弊社クライアントではない公開アカウント)
・webマーケターの例:「新しい情報であると冒頭で伝えることで「乗り遅れたくない」という人の心理を刺激する」(@osaru_tiktok1)
https://www.tiktok.com/@osaru_tiktok1/video/7578889104125889799
・Vlogの例:「その人の日常がよりリアルに見えるため、興味をひきやすい。 自分以外の人生をのぞき」(@ksuxbrurhes)
https://www.tiktok.com/@ksuxbrurhes/video/7542270773327744264

| 学び先 | 総費用の目安(公表値) | 期間 | 学べる範囲 | 就職・案件への接続 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1. 専門学校(専修学校の専門課程) | 都内・映像放送系の初年度平均約143万円(100万〜169万円)。2年で約267万円の試算 | 2年が中心(1〜4年) | 撮影・照明・音声・編集・企画。チーム制作 | 学校経由の就職(制作会社・放送業界)。専門士の称号 | 映像業界に社員として入りたい高校生・若手 |
| 2. 大学・短大の映像系学科 | 私立大学の初年度平均約151万円(全学部平均)。4年で約480万円の試算 | 4年(短大2年) | 映像理論・表現・制作+教養 | 大卒の就職ルート全般。映像以外の進路も残せる | 映像を軸にしつつ、進路の幅を残したい人 |
| 3. オンラインの動画編集スクール(弊社もこの型) | 15万〜80万円程度(弊社は月額14,800〜49,800円・税別) | 数か月 | 編集ソフト操作・カット・テロップ・構成。撮影は少ない | 案件獲得の支援・受講中の案件紹介がある所も | 副業・在宅で編集案件を受けたい社会人 |
| 4. 公的職業訓練(ハロートレーニング) | 原則受講料無料(テキスト代は自己負担) | 求職者支援訓練は2〜6か月 | デザイン分野にWEBクリエイター等のコース。操作〜制作 | ハローワークの就職支援 | 離職中で、就職・転職を目標に学ぶ人 |
| 5. 独学+実案件 | ソフト代程度(DaVinci Resolveは無償版あり) | 自分で決める | 必要な型だけ。抜けが出やすい | 自分で営業。最初の数本は低単価になりやすい | 自分で調べて手を動かせる人 |
この表で見てほしいのは、「学べる範囲が広い学び先ほど、期間と費用が大きい」ことです。専門学校と大学は撮影から企画まで広く学べる代わりに、2〜4年かかります。スクールと独学は期間が短い代わりに、学べるのは編集が中心です。どれが上ということではなく、ゴールとの距離で選びます。
スクールを含めた選び方は動画編集スクールの選び方5基準、独学の順番は動画編集の勉強は順番で決まるで整理しています。
動画編集の専門学校で使える公的制度3つ|対象を先に確認する
| 制度 | 条件A:学校・講座側 | 条件B:本人側 | 支援の内容 |
|---|---|---|---|
| 高等教育の修学支援新制度 文部科学省 | 国の確認を受けた学校に限る | 住民税非課税世帯・準ずる世帯の学生。令和7年度から多子世帯は所得制限なく授業料等減免の対象 | 授業料・入学金の減免+給付型奨学金。私立専門学校の減免上限は授業料年59万円・入学金16万円(非課税世帯) |
| 専門実践教育訓練給付金 厚生労働省 | 厚生労働大臣の指定講座。職業実践専門課程でも自動的に対象にはならない | 雇用保険の被保険者期間3年以上(初回は2年以上)。離職者は離職後1年以内など | 受講費用の50%(年間上限40万円)。資格取得等で就職+20%、賃金5%以上上昇で+10%(最大80%) |
| ハロートレーニング 公的職業訓練 | 公的職業訓練のコース | 主に離職中の求職者 | 原則受講料無料(テキスト代は自己負担)。求職者支援訓練は一定要件で月10万円の職業訓練受講給付金 |
専門学校の学費には、国の制度が使える場合があります。ただし、どれも「学校・講座が国の確認や指定を受けていること」と「本人の条件」の両方が必要です。
| 制度 | 対象(公式の表現の要旨) | 支援の内容 | 確認先 |
|---|---|---|---|
| 高等教育の修学支援新制度(文部科学省) | 住民税非課税世帯・準ずる世帯の学生。令和7年度から多子世帯は所得制限なく授業料等減免の対象。国の確認を受けた学校に限る | 授業料・入学金の減免+給付型奨学金。私立専門学校の減免上限は授業料年59万円・入学金16万円(非課税世帯) | 進学先が確認校か、日本学生支援機構の案内 |
| 専門実践教育訓練給付金(厚生労働省) | 雇用保険の被保険者期間3年以上(初回は2年以上)。離職者は離職後1年以内など。講座は厚生労働大臣の指定が必要(職業実践専門課程は類型の1つ) | 受講費用の50%(年間上限40万円)。資格取得等で就職すると+20%、賃金5%以上上昇で+10%(最大80%) | 教育訓練講座検索システム・ハローワーク |
| ハロートレーニング(公的職業訓練) | 主に離職中の求職者 | 原則受講料無料(テキスト代は自己負担)。求職者支援訓練は一定要件で月10万円の職業訓練受講給付金 | ハローワーク |
社会人が学び直しで専門学校に入る場合、専門実践教育訓練給付金は大きな支えになります。ただし、職業実践専門課程であれば自動的に対象になるわけではありません。入学前に「この学科は教育訓練給付の指定講座か」を学校に聞き、講座検索システムで指定番号を確認してください。 3制度の詳しい比較は動画編集スクールの補助金は3制度にまとめています。
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実案件発注保証つきスクールの詳細を見る ▶学び先を見極める質問5つ|オープンキャンパス・説明会でそのまま使える
学校・スクールの説明会では、次の5つを聞いてください。答えの具体性で、自分のゴールに合うかが分かります。
1. 「卒業生の就職先は、映像制作の職種で何割ですか」:「就職率◯%」だけでは職種が分かりません。映像・編集の職種に就いた割合を聞きます 2. 「2年間の総額は、入学金・実習費・設備費込みでいくらですか」:初年度だけでなく、卒業までの総額で比べます 3. 「在学中に、外部の企業から受けた制作物はありますか」:職業実践専門課程なら企業連携の中身、スクールなら受講中の有償案件の有無と単価を聞きます 4. 「ショート動画・縦型動画の授業は何時間ありますか」:受託で働きたい人は、いま募集が多い型をどれだけ扱うかを確認します 5. 「この学科は教育訓練給付・修学支援新制度の対象ですか」:対象かどうかは学科単位で変わります
答えが「人それぞれです」「頑張り次第です」だけで数字が出てこない場合は、比較の候補から外してかまいません。弊社の無料相談にも、同じ5つをそのまま聞いてください。
動画編集の専門学校が合う人・合わない人|就職か受託かで分ける
専門学校が合う人
- 制作会社・放送業界・映像プロダクションに社員として入りたい
- 撮影・照明・音声も含めて、チームで映像を作る仕事がしたい
- 高校卒業後の進路として、2年間しっかり時間を使える
専門学校以外が合う人
- 副業・在宅でショート動画の編集案件を受けたい社会人
- 会社員を続けながら学びたい(昼間部に2年通うのが難しい)
- すでに編集ソフトは触れていて、案件の取り方を知りたい
受託で働く場合、案件は「冒頭3秒で離脱させない構成」「テロップの読みやすさ」など、SNSで成果が出る型を求められます。弊社がショート動画170本を実測した中でも、誰が話すかで再生数に2〜5倍の差が出ました(業種・アカウントで差があります)。こうした型は、授業で学ぶより実案件で何本も作るほうが早く身につきます。
迷っている高校生は、オープンキャンパスで編集ソフトを触り、同時に無料の編集ソフトで1本作ってみてください。作るのが楽しく、撮影や照明まで興味が広がるなら専門学校が向いています。編集そのものより「稼ぎ方」に興味があるなら、受託のルートを調べる価値があります。フリーランスとして継続案件を取る学び方は動画編集フリーランスのスクールの選び方で比べています。
まとめ:動画編集の専門学校は「就職ルートの強さ」で選び、受託なら別の学び先も比べる
- 学び先は5つ=専門学校/大学・短大の映像系学科/オンラインスクール/ハロートレーニング/独学+実案件
- 専門学校の強みは撮影〜企画までの映像制作全体と、制作会社・放送業界への就職ルート。都内の映像・放送系は初年度平均約143万円
- ショート動画の編集・SNS運用の案件で働きたいなら、2年より「作って納品する経験」のほうが近い
- 公的制度は修学支援新制度・専門実践教育訓練給付金・ハロートレーニングの3つ。学科単位で対象か確認する
- 説明会では「映像職種の就職割合」「卒業までの総額」「在学中の外部案件」を数字で聞く
受託で働く学び方を選ぶ方へ(弊社の条件)
HolyTechの「TikTokマネタイズ」は、SNS運用代行 累計250社以上の現場のカリキュラムで、動画編集の先にある企画・台本・分析まで学ぶスクールです。撮影・照明・音声の授業や、制作会社・放送業界への就職ルートはありません。就職を目指す方には専門学校をおすすめします。
週末プランは土日の2日間でスキル習得+6か月のフィードバック。月額29,800円のところ期間限定14,800円(税別)です。
FCプランはオンデマンド動画とワーク、1on1フィードバック×3を経て有償の実案件発注保証があり、台本1本2,000〜3,000円(税別)から実案件に入れます。対象は課題提出と品質基準を満たした方です。月額49,800円のところ期間限定14,800円(税別)です。
弊社代表も、編集中心の時給600円から運用側に移って時給5,600円になりました。成果には個人差があり、収入を保証するものではありません。
詳細と申し込みはこちらです:https://holytech.jp/lp-btoc/
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よくある質問(FAQ)
Q1. 動画編集の専門学校の学費はいくらですか? 東京都専修学校各種学校協会の令和6年度調査では、都内の昼間部「音楽、演劇、映像、放送」分野の初年度納付金は平均約143万円(100万〜169万円)です。2年制なら、2年目の学費も合わせた総額で比べてください。
Q2. 社会人でも専門学校の学費に給付金を使えますか? 雇用保険の被保険者期間が3年以上(初回は2年以上)などの条件を満たし、学科が専門実践教育訓練の指定講座であれば、受講費用の50〜80%(年間上限40万〜64万円)の給付があります。指定の有無は教育訓練講座検索システムで確認してください。
Q3. 専門学校を出ないと動画編集の仕事に就けませんか? 就けます。制作会社や放送業界の新卒採用では専門学校のルートが強い一方、ショート動画の編集案件では、ポートフォリオ・納期・やりとりの速さで判断されることが多くなります。
Q4. 専門学校とオンラインスクールはどう選べばよいですか? 社員として映像業界に入りたいなら専門学校、副業や在宅で編集案件を受けたいならオンラインスクールや独学+実案件が向きます。総額・期間・就職や案件への接続を同じ表で比べてください。
Q5. 職業実践専門課程とは何が違うのですか? 企業などと連携して教育課程を作り、実務の最新知識を学べるとして文部科学大臣が認定した課程です。認定の有無は学科単位なので、志望する学科が認定されているかを確認してください。
執筆者:林健斗(株式会社HolyTech 代表取締役)/SNS運用代行 累計250社以上 ショート動画を軸に店舗・企業のSNSマーケティングを支援。「顧客のその先へ」をミッションに、企画から分析まで一気通貫の運用代行を提供している。
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この記事を書いた人
林 健斗(はやし けんと)
株式会社HolyTech 代表取締役
2000年生まれ。大学在学中の2020年にSNSマーケティング事業を起業。再現性の高い運用ノウハウで、1人法人ながら34名の業務委託体制を構築し、累計250社以上へ継続率90%超で支援。漢方ヘッドスパで月間1,100万再生、動画編集スクールで初月640万再生など、業種横断で売上直結の成果を量産。「再生数ではなく売上で見る」を信条に、AI検索時代のSNS運用を提唱している。



